安全・安心なくらしのために、欠かせないこととは何だろう。
4年生社会科の授業での一コマです。子どもたちからの意見の中で、消防署で働く人たちのことが取り上げられました。
そこで、実際に現場で働いている人の声を聞くために、先日学校の近くにある消防署に見学に行ってきました。
消防士の方からは、火災や救急の出場件数、消防車に積んでいる設備についての説明に加え、消防士を目指したきっかけについて、直接お話を聞くことができました。
日頃から訓練を何度も行い、現場へ出場する際には1分以内に出られるようにしていることも、教えていただきました。実際に、50秒以内に防火服に着替える消防士の方を目の前で見て、安全・安心なくらしができるように働いてくださっている人たちの存在の大きさを、4年生一人ひとりが感じる1日となりました。
立川消防署国立出張所の皆様、クラスごとでの見学を受け入れていただき、ありがとうございました。
本校では、子どもたちが住んでいる地域ごとにグループを編成しています。
学期ごとに地域別グループでの集まりがあり、先日2学期の集まりを行いました。「大学通りや通学路で気を付けること」、「電車やバスの中、駅で気を付けること」について話し合いをし、最寄り駅や通学路の変化についても情報交換を行いました。
話し合いの場では、これまでの経験をもとに高学年の子どもたちが積極的に発言をし、話し合いをリードする様子が見られました。多くの人たちが利用する電車やバス、通学路においてお互いが気持ちよく過ごせるように、これからも地域別グループの集まりの場で、子どもたちとともに考えていきたいと思います。
グループでの集まりの後は、4年生以下による集団下校です。列の先頭と最後尾に4年生が並び、下級生を見守る姿が頼もしく感じられました。
桐朋学園小学校の運動会は、高学年の力によって成り立っているといっても過言ではありません。5年生は毎年、グラウンドに飾る旗の取り付け準備をし、6年生は、必ず一人一役を担って運動会に臨みます。
今年は、以下の係で、6年生が力を発揮してくれました。
応援、選手団長、マスコット、新聞・報道、放送、審判、記録、児童世話、道具、大縄、救護
運動会当日の活躍はもちろん、その日に至るまでの様々な積み重ねによって、本番の日を迎えることができました。
運動会後、一人ひとりの気持ちの中には、全学年での行事を終えた達成感とともに、寂しさを感じている人たちもいるかもしれません。
運動会は終わってしまいましたが、これからは学年ごとでの行事が予定されています。
一つ一つの行事で同じ時間を共有することで、仲間とのつながりを深める機会にしていければと思います。
10月5日(日)、早朝に小雨が降る時間もあり心配しましたが、無事に運動会を行うことができました。
開会式での、赤組・白組選手団長からのメッセージを紹介します。
「選手団長のことば」
今年は、新型コロナウイルスの影響で、運動会が開催できるかわからない状況が続きました。でも、今日、こうしてここに立てたことを、本当にうれしく思います。
どうしてここに立てたのかを考えてみました。すると、どうにか開催したいという思いで、競技時間や三密をさけるための工夫といった知恵を出し合い、先生方、保護者の方をはじめ、桐朋学園小学校のみなさんの協力があったからだという結論にたどりつきました。
わたしたちは、その思いや期待にこたえられるよう、これまで心の距離が離れないことを大切に、精いっぱい練習してきました。
1・2年生のかけっこ・リングリレーの一生懸命走る姿や、3・4年生の花笠おどり、5・6年生のTOHOソーランなど、これまで受け継がれてきたバトンがつないでいけることを誇りに思います。
第62回、桐朋学園小学校の特別な運動会をみんなで力を合わせ、全力でいどみます。