桐朋学園小学校

桐朋だより

ミステリーサークル?

ふとグラウンドへ目を向けて見ると、3年生がしゃがんで何かをしています。

体育着を着ていますが、体育の授業ではないようです。

外に出てみると、両手より広いくらいの不思議な丸印が、グラウンドのあちらこちらに書かれていました。

あわててたずねます。

「いったい何をしているの、みんなは?この丸いしるしはみんながやったの?」

目の前でしゃがみこんでいた子が立ち上がって答えます。

「いま、算数の時間。グループで半径2メートルの円をかいているの。」

「楽しくなってきて、いろんな大きさの円もかいているんだ。」

「道具は自分たちで考えて作ったんだよ。」

なるほど。見回すと、棒とひもを組み合わせたものが多いようですが、中にはストローをつなげたものもあります。

「あのさ、写真なんて撮っていないで、手伝ってよ。」

ごめんなさい。

 

ミステリーサークルではありませんでした。

教室で学んだ円、中心、半径などの知識を、活動を通してさらに理解していく時間でした。

夏休み作品展①

今日から夏休み作品展が始まりました。

さっそく、会場のホールには、大勢の子どもたち、それに保護者の姿がありました。

 

3年生以上の、夏の自由研究や工作の成果が展示されます。

今年もひとつずつの作品の質に驚かされます。

それとともに、私がこの作品展に強く惹かれる理由は、作品が一堂に会したときの、作品の幅です。

子どもたちの興味がひとりずつ違うこと、そのどれも味わい深いことに、人が持つ力を実感せずにはいられません。

 

今年も心を動かされる作品の数々が並んでいます。

ぜひ足を運んでみてください。

地域別保護者会・引き取り訓練

新学期の2日目の登校日の今日は、1年に1回の地域別保護者会と引き取り訓練の日でした。

全校の保護者に来校いただき、住んでいる場所ごとにグループで情報交換をします。

まず大事なのは、お互いに知り合うことです。

様々な地域から子どもが通っている本校だからこそ、同じ地域の保護者の方同士が知り合うことで、子どもたちの安心につながると考えています。

地域別保護者会のあとは、引き取り訓練を行いました。

天災などで交通網が不通となった場合は、子どもを学校に留めおき、保護者の迎えを待ちます。

引き取り訓練はその練習です。

担任が引き取りにきた保護者を確認して子どもを呼びます。

今日の帰り道は、万が一の場合について話し合いながら帰ります。

起こってほしくはないことにも、備えていきたいと考えています。

(保護者と手をつないで帰ることがうれしくて、思わず笑顔の子も大勢いましたね。)

うれしくなるさわがしさ 2学期 始業式

1か月半ぶりに学校にいつものさわがしさが戻ってきました。

朝8時が近づき、校舎のとびらが開くと、子どもたちの笑顔がとびこんできました。

やっぱり学校はこうでなくちゃいけません。

子どもたちの笑顔に、やる気とうれしさがお腹のそこの方からわきあがってきました。

さあ、2学期です。

友だちも自分も大切にして、楽しい日々をいっしょに送っていきましょう。

新しい校舎を使い始めて1年が経ちました。これからも大事にしましょう。

 

 

もうすぐ2学期 飼育・稲当番

気がつけば8月も終わりが近づいています。

夏休みもあと少し。

今週の金曜日は2学期の始業式です。

みんなはどのようにすごしているのでしょうか。

 

長い夏休みの間も、交替で4年生は飼育動物の世話に、5年生は稲の世話に来ています。

 

雨が続いた夏でしたが、チャボ、ウサギ、ヤギの動物たちは元気です。

毎日丁寧に世話をしたからでしょう。

 

稲はぐんぐんと育ち、穂が実りました。

今日は出穂の時期だけに見られるめずらしいものを目にすることができました。

稲の花です。

穂の先に小さく白いかわいらしい花が咲いていました。

 

最後まで楽しい夏休みを過ごしてください。

始業式、元気な顔に会えることを楽しみにしています。

あの時の気持ち 1年生と5年生

1学期も終わりに近づいたある日、渡り廊下を歩いていると、素敵な光景が目に入ってきました。

1年生の教室で、1年生と5年生がペアになって顔を近づけ、何かを読んでいます。

5年生が書いた1年生送りの作文を1年生に読み聞かせていたのです。

 

入学したての1年生の下校に5年生が付き添う1年生送り。

初めての場所に緊張していた1年生。

でも、緊張していたのは実は1年生だけじゃありません。

1年生を送る5年生もまた緊張していました。

 

作文にはそんな気持ちが書かれていました。

聞きながら、あの時のうれしい気持ち、つないだ手の感触を思い出したかもしれません。

自分が5年生になったときに、この文集を再び手にとることでしょう。

秋の実りに向かって

夏休みの間も、チャボ・うさぎ・やぎの飼育動物と、稲の世話のために、担当学年の子どもたちがかわりばんこに当番をしています。

夏休み前は、まだまだ背の低かった稲は、もうずいぶん大きくなっていました。広く見えた水田が、今は少し窮屈そうです。

このまま順調に育って、黄金色の秋を迎えてほしいと思います。

今は稲がすくすく育っている園庭で、夏休み直前には、3年生が枝豆の収穫をしていました。

心をこめて育ててきた枝豆です。おいしく食べたことでしょう。

他にもたくさんの夏の野菜が育っていました。

 

夏休みの子どもたちのいない静かな園庭には、赤トンボとシオカラトンボ、2種類のとんぼが行ったり来たり、悠々と飛んでいます。

 

遠い昔に思いをはせる 5年生 奥蓼科林間学校③

林間学校最終日は、尖石縄文考古館の見学です。

八ヶ岳山麓は、今から5000年前に縄文文化が栄えた場所です。

尖石縄文考古館には縄文土器を中心に、周辺の遺跡から出土した当時のものが多く展示されていました。

 

非常に精巧で、細かい模様ですみずみまで飾られ、独創的で複雑な造りの縄文土器に驚かずにはいられませんでした。

それをまさか、電気もガスも便利な機械も何一つ無い何千年前の人々が作ったなんて、想像ができません。

凝りに凝った形のひとつひとつの意味を想像しながら、丁寧にスケッチをしました。

 

このスケッチをアイデアの元として、2学期から自分たちでも土器を作っていきます。

縄文人と同じやり方で作ります。

11月の野焼きに向け、今からイメージをふくらませておきましょう。(7月28日)

 

2640メートルへの挑戦 5年生 奥蓼科林間学校②

この日は5時半に起床です。

寝ぼけ眼をこすりながら体を起こすと、窓の向こうから鳥のさえずりが聞こえてきます。

山の朝です。快晴とはいきませんでしたが、雨は降っていません。

宿の方が用意してくださったお昼ご飯をザックに詰め、準備体操を終えたら、出発です。

 

前日までの雨のせいで、山道に転がる岩が濡れ、すべりやすくなっていたので、慎重に足を置いていきます。

緑の木々や岩につく苔が、朝もやの向こうに浮かび上がっていて、とても幻想的です。

 

出発から3時間近く歩いて、ようやく中腹の山小屋につきました。

標高は2000メートルを越えました。

途中、岩場がありました。両手も使って、へばりつくように登っていきます。

岩場のてっぺんに立つと、周りの景色が がらっと変わりました。

私たちを囲んでいた背の高い木々はもうありません。

視線をあげてあたりを見渡すと、空と雲しか目に入ってきません。

目の前の分厚い雲が風に流されて、ほんのひと時向こうの山の峰が見えました。

雲を突き抜けるようなその姿に、驚きのため息が聞こえてきます。

自分の足で登ってきたからこそ見えた風景です。

 

登山が得意な子もいれば、そうでない子もいます。

「がんばろう。待っているから大丈夫だよ。」

友だちにそんな声をかける子も。

「だんだんと登るコツみたいなの、分かってきた。」

うれしそうな顔。

「もう限界だよ。疲れた。」

「いっしょに登ろうよ。ここまでがんばったんだから、頂上まで行こうよ。」

「うん。ありがとう!」

昨日のガイドの方の言葉が思い出されます。

 

頂上に着きました。

この時の気持ちはぜひ、5年生本人に聞いてみてください。

標高2640メートルの山頂で、子どもたちの「エーデルワイス」の歌声が清廉に響きました。(7月27日)

いざ山へ 5年生 奥蓼科林間学校①

先週の6年生の臨海学校に続いて、今週は5年生が山へと出発しました。

目的地は八ヶ岳。2640メートルの東天狗岳の登頂を目指します。

 

初日、バスの車内は、レク係が考えたゲームで盛り上がります。

よく練られた難解なクイズの答えが分かったことがうれしくて、思わず手を挙げて答えてしまいました。

「先生、おとなげなーい!」おっしゃる通りです。

 

3泊4日お世話になる唐澤鉱泉は、山の中腹にある一軒宿です。

昼食をとるために入った食堂には、いたるところにドライフラワーが飾られていました。

初日は山の気候に慣れるため、のんびり遊ぶ時間をとりました。

宿の前に流れる川に足をつけると、「ひゃっ!」冷たさに思わず声があがります。

 

2日目は足慣らしの日です。

ただし、この日は天候が不安定だったために、当初の計画より短いコースをとりました。

それでも途中で雨に降られました。

急いでレインスーツを着ます。これも大切な練習。

山の天気は変わりやすいですから、それに合わせて迅速に衣類を整えることが大切です。

 

夜は、明日の登山を助けてくれるガイドの方が山の魅力について話してくれました。

山の植物、生き物のこと、登山に向け気持ちが高まってきます。

「大切なことは、『ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために』だよ。」

子どもたちは大きくうなずきました。いよいよ明日は、天狗岳にいどみます。(7月25日・26日)

 

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