桐朋学園小学校

桐朋だより

秋を描く 4年生 谷保天満宮スケッチ

この日は4年生の谷保天満宮スケッチの日でした。

朝早くの冷たい雨に、一度は延期を考えたものの、朝礼が終わるころにはやわらかであたたかな陽の光が空からさしこんできました。

急いで出発の準備を整えて、谷保天満宮に出かけました。

 

関東三大天神にも数えられる谷保天満宮の歴史は古く、1000年以上前から谷保の地にあったといわれています。

今日は、その谷保天満宮の秋の風景を心に映るまま描く日です。

境内や梅園の色づき始めた木々、歴史を感じさせる社殿、そして谷保天満宮といえばチャボ。

思い思いの風景を描こうと、どの子も一生懸命に画用紙に向かい合いました。

 

みんなの作品を見ることを楽しみにしています。(11月18日)

「お願いします!」 1年生 将棋の授業

今年もどうぶつしょうぎの生みの親の北尾まどか女流棋士が学校に来てくれました。

まずは将棋の歴史や特徴についての話。

そして、北尾女流棋士が力を入れている世界への普及についての話がありました。

中国説明のスライドには、中国の小学生と将棋を指すみんなが知っている先生の姿が。

将棋は、国を越え、年齢を越えて、お互いが真剣になれるものなのです。

そして後半はいよいよどうぶつしょうぎ大会。

休み時間が終わったら大会の始まり…のはずが、休み時間から全員がどうぶつしょうぎに夢中になっていました。

「お願いします」「まけました」「ありがとうございました」

習った3つのあいさつをしながら、対局を続けます。

負けを認めることも、大切なことです。

「楽しかったー!」

そんな声があちらこちらから聞こえてきました。

頭をうんと使って考えることって、すごく楽しいのです。

今度は私ともやりましょう。

金曜日の朝

金曜日の朝は全校の子どもたちが集まって、児童会朝礼が行われます。

まずは桐朋体操。

音楽に合わせ、様々なスポーツの動きをとりいれて全身を動かす、伝統の体操です。

体育委員が前で見せる模範に合わせ、子どもたち全員で体操をします。

 

400人をこす子どもたち、それから教員が秋晴れの気持ちのよい空の下、いっしょに体を動かし、金曜日が始まります。

 

清々しい朝の陽に、校内の緑も照らされていました。

色づき始めたイチョウの木。

そのイチョウの木が見守る桐の庭には、稲が刈り取られたあとの水田があり、水面が輝いています。

その奥に、この数日でなぞの穴が現れました。

さて、何のための穴なのでしょうか。

来週、きっとわかりますよ。

 

学んだことを表現する 4年生 社会

今日の社会科の授業は、2学期前半をかけて学んできた「消防と警察」についてのまとめです。

今回の学習では、まとめ方が子どもたちに任されました。

目標は「学んだことが人に伝わるようにまとめる」こと。

これまでのまとめと同様に新聞の形でまとめる子ども、見せ方にこだわってポスターにしてまとめる子ども、そして紙芝居や劇。

まとめ方は様々です。

それぞれが工夫してまとめました。

劇では、てんぷら油が引火し、火事になる様子が初めに演じられました。

急いで119にかけると、かかるのは、消防署ではなく…

紙芝居では、消防士たちの装備が細かく解説されました。

絵と語りでより伝わりやすくなります。

ユーモアの混じった発表では笑い声があがり、よくまとめられた発表には感嘆のため息をつく音が聞こえました。

どのグループもそれぞれの工夫がありました。

自分が学んだことを、どのような形で伝えるか。

それを考えることも、大切な学びです。

学びの風景

入試期間も今日で終わりになります。

また明日から子どもたちの学ぶ姿が見られると思うと楽しみです。

どんな1週間を過ごしましたか。

それをみんなに聞くところから授業を始めようと思います。

秋の陽 遊ぶ子どもたち

入試期間に入る前日は、よく晴れた気持ちのいい秋の日でした。

休み時間に外に出てみると、いくつもの笑顔に出会うことができました。

子どもたちの遊びの輪の中に入ってみました。

そこには、様々な工夫、主張と折り合い、それから喜怒哀楽が混ざり合ったたくさんの感情がありました。

遊びの中で身についていくものを、これからも大切にしていきたいと思います。

2つの劇 劇部発表会

子どもたちが4月の初めに立ち上げたクラブの前期の活動が終わりました。

劇部は前期の活動の集大成として、講堂で劇の発表を行います。

今回はなんと、2日にわたって、2つの劇を発表しました。

1つ目は「ゲゲゲの鬼太郎」。

2つ目は「赤毛のアン」。

題材選びから始まり、舞台照明、音響まで、もちろん演技も子どもたちの試行錯誤の手作りです。

色合いの違う2つの劇を、見事に演じました。

いつもよりちょっとお昼を早く食べた子どもたちで満員となった講堂に、大きな拍手が起こりました。

たちこめるにおい 染まる色 4年生 草木染め

「なんなの?このにおいは?」

北館から本館に来た低学年の子どもたちが口々に言います。

「ああ、今日は4年生があの日だな。」

高学年階段から降りてきた5・6年生は、何かを思い出したふう。

本館いっぱいに、独特のにおいが立ち込めています。

今日は4年生の生活科、羊の毛の草木染めの日なのです。

春の西湖湖畔学校の際に刈ってきた羊の毛を、糸につむぎ、今日は学校の草木を使って色をつけていきます。

今回はびわや梅、すももにアカマツ、かきにやまもも、ざくろにつばきにあじさいにびわ、ねむの木、青桐。

集めてきた草木をちぎり、ホウロウなべにはった湯で煮詰めていきます。

すると、なべからけむりとともに苦みのあるにおいが立ち上がっていきます。

すぐに部屋いっぱいになったにおいは、学校中に広がっていきます。

草木を煎じてできた色の着いたお湯に羊の毛をしずめて、さらに煮立たせていきます。

さあ、できあがり。

事前に羊の毛に染み込ませていた色の接着剤である媒染剤と草木との組み合わせで、緑だけではなく、想像のつかない色にも羊の毛は染まっていました。

でも、どの色もどこか優しい色合いです。自然の持つ優しさかもしれません。

羊の毛の学習はまだまだ続きます。

秋を遊ぶ 1・2年生 どんぐりのおもちゃ作り

普段は思いきり駆け回るみやばやしやグラウンドで、1・2年生の子どもたちがしゃがんでいます。

のぞきこんでみると、どんぐりを拾っているところでした。

片手には、どんぐり図鑑。

ひとくちにどんぐりといっても、スマートなどんぐり、まるまると太ったどんぐり、ころころとしたどんぐり、様々などんぐりと出会うことができました。

あらためて探してみると、どんぐりもひとつずつ違いがあることに気が付きます。

どんぐりの背比べなんて失礼な言い方かもしれません。

違いをたしかめながら、お気に入りのどんぐりを集めていきます。

集めてながめて、それも楽しいですが、それだけでは終わりません。

次は、どんぐりを使ったおもちゃづくり。

色をつけてブローチに。

きりで穴を開けて竹串を通せば、やじろべえ。

秋のとっておきの時間となりました。

桜守の活動 3年生

3年生は生活科の授業で、桜守の活動をしました。

教えてくださるのは大谷さん。

大谷さんは、大学通りの桜並木を守り続けてきた人です。

春の大学通りの美しさを支えている人と言えるでしょう。

今日の活動はムラサキハナナの種まき。

夏のはじめにとっておいた種を、桜の木の根本にまきます。

芽を出したムラサキハナナは、子どもたちの腰の高さまで伸び、桜が咲くころに花をつけます。

桜の美しさに誘われた人が、木の根本に立ち入らないよう、そこにムラサキハナナの花畑を作るのです。

花畑があることで、根本が守られ、根がしっかりと伸び、桜が美しい花を咲かせられるようになります。

来年の春、大学通りは桜の花でいっぱいになることでしょう。

桜守の活動を経たことで、その美しさをより感じることができるかもしれませんね。

(10月24日)

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