4年生の生活科では、3学期に「障がいのある方から学ぶ」というテーマで授業を進めています。
いつも過ごしている学校の敷地内で、見ることから得られる情報が全くなくなったらどのように感じるのか。
ブラインドウォークを通して考えました。
少しの傾斜で怖く感じたり、道路を通る車の音が大きく聞こえたり、いつもだったら感じないことにも気付く
ことができました。点字ブロックや音の出る信号機の意味についても、考えるきっかけになったと思います。
後日、盲導犬と生活をされている澤田さんからも、お話を伺いました。信号の判断をするのは人間か盲導犬か
といった話や、澤田さんが感覚を研ぎ澄ませて生活されていることを知ることができました。
お話を伺った後は場所を体育館に移して、ブラインドテニスの体験もしました。ボールを打ち返すときのポイ
ントを澤田さんから聞きながら、一人ひとりがボールを打ち返そうと挑戦していました。
社会で多くの人たちと暮らしていく中で、お互いに豊かな生活ができるようにするために何が大切なのか。
すぐに答えが出る問いではないと思いますが、4年生一人ひとりがじっくり考える機会となりました。
2学期の5年生社会科では、「情報」について学習をしました。
先日、元新聞記者で現在はジャーナリストとしてご活躍されている牧内昇平さんが、
授業をしてくださいました。
前半は、今取材をしていることについての具体的な話。
福島県に住み、福島のことを伝えようとされている牧内さんの思いを聞きました。
後半は、記者の仕事の意義について、お話をしてくださいました。
誰かが今いる今日を丁寧に書き残しておくことの意味、みんなで話し合って物事を
決めていくことの大切さについて、子どもたち一人ひとりに伝えてくださいました。
多くの情報があふれる今、私たちが物事を考えていくために大切な情報をいかにして
得ていくか、じっくり考える時間ともなりました。
牧内さん、ありがとうございました。