桐朋学園小学校

桐朋だより

作品と会話する 6年生 美術館見学

作品と向かい合う6年生。

息を呑む音まで聞こえてきそうな、そんな静謐のなかにいます。

 

今日は6年生の美術館見学。京橋にあるアーティゾン美術館に来ました。

ここでは洋の東西、時代を問わず、また絵画から彫刻まで、実に様々な作品たちに出会うことができます。

学芸員の方のギャラリートークに耳を傾け、作品をじっと見つめれば、作品の奥行きが増していくような気がするのです。

 

普段はにぎやかな子どもたちが、この日ばかりは作品の美しさに魅入られたのか、口数が減っています。

子どもたちのそのまなざしは、作品とそこにやどる作者の精神までも見出そうとしているようです。

作品もまた子どもたちに話しかけているようにも見えます。

 

それは豊かな豊かな静謐でした。

 

 

 

足のうらで感じる 3年生 土づくり

「いい湯だった!」

教員室のとびらを開けた3年生が元気よく言いました。

学校にはおふろはないはずだけれど…

そう思って顔をあげると、ひざの上までズボンをまくった3年生の姿。

手にはおふろあがりのようにタオルがにぎられています。

そうでした。

今日は土づくりの日。

学校の畑に、稲わらやとりのふんなどで作られたたい肥をまいて、土に栄養を与えるのです。

3年生は裸足になって畑に入りました。

今日の陽の光をたっぷりにあびた畑の土。

それはとてもあたたかく、やわらかかったことでしょう。まるでおふろのように。

「いい湯だった」その言葉に納得しました。

いろいろな学年が、栄養たっぷりになったこの畑で作物を育てます。

わくわくもぐもぐ 4年生 食堂

4年生になると週に1回の中学高校校舎の食堂での昼食利用が始まります。

この日はその初日。食堂での4年生の様子を見に行くと、たくさんの笑顔を見つけることができました。

人気はラーメンやうどんなどの麺類のようです。

普段のお弁当だとなかなか食べられないものね。

自分の食べたいものを自分で選ぶ。

当たり前のことのようですが、実はとても大切なこと。

なんて考えちゃうのは大人だからでしょう。

「おいしいもので笑顔になる」それをただただ楽しみましょう。

 

人を助ける喜び 6年生 委員会紹介

「人を助けることができることが、委員会の楽しいところです。」

今日は今年から児童会委員を始める5年生に、6年生がその役割について紹介する日です。

「委員会の楽しさってどんなとこですか?」

その問いに、「人を助けること」という返事があったのです。

胸があたたかくなりました。

そのほかにも「自分たちで考えた企画でみんなが喜んでくれること」という意見もありました。

誰かのために汗を流すことが自分の喜びになる、それを実感できるのが委員会活動なのかもしれません。

児童会委員のみなさん、今年もよろしくお願いします。

手のひらのあたたかさ 1年生送り 1・5年生

入学式の翌日から、1年生送りという行事が始まりました。

入学したての1年生の下校に5年生の子どもたちが付き添うのです。

1年生の最寄り駅まで、ときにはおうちや学童まで、2人で肩を寄せ合って歩きます。

 

初日の送りを終えた5年生がぽつりとつぶやきました。

「ちっちゃい手があったかかった。」

それは小さいけれど、とてもとても優しいつぶやきでした。

 

誰かのことを心から大切に思う気持ち。

それを「慈しみ(いつくしみ)」と言います。

人が持つ気持ちのうち、とても美しいもののひとつだなと、つぶやくあなたを見てしみじみ思いました。

図書室を案内します 2・6年生

2年生は今年から図書室の利用が始まります。

そのため、今日はパートナーの6年生が2年生に図書室の使い方を案内します。

「どんな本が好きなの?その本はね…」

「クイズです。図書室にいる先生の名前は次のうちどれでしょう。」

「ここには絵本が並んでいるよ。ぼくの好きな本はね…」

図書室との出会いがよいものになるように、6年生はたくさん工夫をこらしています。

気付くとあちらこちらで本の読み聞かせが始まりました。

2年生に読み聞かせる6年生の声のやさしさにうれしくなりました。

なかには、2年生が本を読み、それを6年生が聞いている、そんなペアもいました。

2年生、大すきなお兄さん、お姉さんに聞いてほしいんだね。

いっしょうけんめいに読む2年生を見る6年生のまなざしのあたたかなこと。

2年生はこれから、きっと図書室にたくさん通うことでしょう。

今、名前を呼ばれた68名は 今日から桐朋学園小学校の1年生です

今日のこの日まで待っていたかのように桜の花が咲きほこるなか、本日、第67回の入学式が行われました。

講堂には、担任の先生から名前を呼ばれた1年生の「はい!」という返事の声が響きました。

そのひとりひとりの「はい!」を聞くたびに、私たちの胸はいっぱいになりました。

1年生の教室をかざりつけた5年生も、他の学年の子どもたちも1年生と会える日を楽しみにしていました。

 

「今、名前を呼ばれた68名は、今日から桐朋学園小学校の1年生です。」

原口校長先生が言いました。

そう、みんなは今日から桐朋学園小学校の1年生。

これからの日々が笑顔であふれますように。

私たちはあなたを待っていました。

国立に春がきました

国立の桜も咲き始めました。

今年はみなさんが登校するころも桜が見られそうです。

毎年3年生がお世話をしてくれている桜の木も、見ごろをむかえています。

 

いよいよ今週から新学期のスタートです。

新2、3、4、5、6年生のみなさん、今年度もよろしくお願いします。

あたらしく 1ねんせいとなる みなさん。みなさんと あえるひを たのしみに しています。

2024年度 修了日

今年度、最後の登校日。今の学年で過ごすのも最後となります。

修了式では1年間を振り返る時間になったと思います。

また離任式では、お世話になった先生とお別れをしました。

寂しさも感じながらの修了式となりましたが、4月からはまた新入生がやってきます。

2025年度の始業日には、新たな出会いを楽しみにしましょう。

第63回卒業式

3月14日、70名の6年生が本校をそれぞれの思いを胸に巣立っていきました。

卒業制作「四季の彩」も、在校生に愛される作品の一つになっていくことでしょう。

 

4月からは、中学校という新たなステージでの生活が始まる63期のみなさん。

これからの日々が、みなさんにとって素晴らしいのものとなることを心より願っています。

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