
6月初めに「桐朋だより」で紹介した田んぼで、今週5年生が田植えを行いました。
(6月初めの記事はこちらです)
社会科の授業でも、これまでに米づくりについて学んでいた5年生は、実際に手作業で田植えをしてみることで、感じることがあったと思います。苗をしっかり土の中に差し込んだときの感触、体をかがめて植えることの大変さ、体験してみることで気付くことがあります。
田植えが終わった田んぼを上から眺めてみると、苗がきれいに並んでいました。
これからは、苗の様子を見守ることが、5年生の生活の一部分となりそうです。
1学期も残すところ、1ヶ月を切りました。
今年の4月に入学した1年生も、小学校の生活に少しずつ慣れてきているようです。
今回は、1年生の図工の授業での様子を紹介します。
クレパスとティッシュを使って描いているのは、くるくるの○○○○。
写真でも、その○○○○をじっくりと見る1年生の様子をご覧いただけるかと思います。
一人ひとりが、どんなアジサイになるのか、わくわくしながら作品づくりに取り組んでいます。そして、できあがった作品を友達と見せ合うことで、また新たな発見があります。どの教科にも共通することですが、みんなで同じことに取り組むからこそ、学べることがあると思います。思い思いのアジサイを描きながら、1年生もまた一つ学びを深めていることでしょう。
普段の教室でも、集中して授業に臨む1年生。その後ろにも、図工の授業でつくった一人ひとりの顔が飾られています。様々な教科を通じて日に日に変わっていく様子を、またお伝えしたいと思います。
この一年間、画面越しでのやりとりをすることが、社会全体ですっかり定着しました。直接顔を見てのやりとりがいちばんですが、それが難しい今の世の中。そういったときに、オンラインでどのようなことができるか、今年の6年生も新たなことをやってみました。
先週の水曜日に、本校の6年生が、仙川にある桐朋小学校の6年生とオンラインで交流の場をもちました。これまでは「交歓会」として、本校の6年生と桐朋小学校の6年生が、隔年でお互いの学校を訪ね、スポーツ等を通して交流を深めてきました。今年は対面での交流の場はもてなかったものの、オンラインでできることをやってみようと、今回の交歓会が設定されました。
内容としては、お互いの学校のことやクラスのことなどを、クイズ形式で紹介しました。
クイズの一部を紹介します。
・いつも待ち合わせをしている木の名前は?
・何月うまれがいちばん多い?
・みや林にある珍しいものは?
・登ることのできる木はどれ?
短い時間でしたが、お互いの反応を見ながら楽しめるひとときとなりました。
本館校舎のすぐ横に堂々と立つイチョウの木。
これまでも多くの桐朋生が、木登りに挑戦してきた木です。
このイチョウに登るためには、大切な約束があります。
それは、「自分の力で登る」ことです。
最初にして最大の難関であるところを、どのようにして登りきるか。初めて木登りに挑戦する子どもたちは、既に登ることができる仲間の様子を見て研究します。
しかしながら、いざやってみようとすると、これが最初からは上手くいかない場合があります。何度か挑戦してみるものの、思うように登れないのです。
それでも、あきらめずに挑戦する子どもたち。初めて登ることができた子どもたちの表情は、達成感で満ち溢れています。先週も、その初めての場面に立ち会うことができました。木に登ることができ、自分の力で下りてきた子の喜ぶ様子に、こちらも嬉しさでいっぱいになりました。まわりで見守り、励まし続けていた仲間たちの姿も印象的でした。
できたときの喜びは何物にも代えたがたいものであることを、あらためて感じたひとときでした。多くのチャレンジを受け入れてくれるイチョウの木、これからも大切にしていきたいと思います。