桐朋学園小学校

桐朋だより

本の世界にようこそ 図書委員 しおり祭り

先週1週間は、いつも以上に図書室が盛況でした。

人だかりの中心には、むらさき色のはっぴを着た図書委員の5・6年生の姿がありました。

図書委員の子どもたちによる、しおり祭りが開かれていました。

本を借りると、図書委員お手製のしおりを手に入れることができます。

さすが図書委員の子どもたち。

大人よりもずっと素敵に、子どもたちの心を捉えるようなしおりを作るのです。

これが欲しくて、図書室のカウンターには長蛇の列が生まれました。

「本に親しんでほしい。図書室に足を運んでほしい。」

そんな図書委員の思いがこめられたお祭りです。

子どもたちは、この日手にした本を、特製のしおりを使って、少しずつ読み進んでいくのでしょう。

そして、本の世界に迷い込んで抜けられなくなった子が、次の図書委員になるのでしょう。

 

本の世界へようこそ。

ささのは さらさら

「えー!今日も赤なの?」
玄関の表示が赤のときにはグラウンドで遊ぶことができません。
このところ梅雨空が続き、グラウンドが水浸しになることが多く、子どもたちの残念な声を聞くことが増えてきました。

晴れをのぞんでいるのは、桐朋学園小学校の子どもたちだけではないはずです。
「えー、今日も天の川がかからないの?」
きっと天空では、織姫と彦星がため息交じりにそんなことをこぼしているころでしょう。

低学年の軒端に笹の葉が揺れています。
7月7日の七夕に向け、笹に笹飾りとそれぞれのお願い事がかけられています。
どうか7月7日の夜は、夜空にきれいな天の川がかかりますように。
織姫と彦星が1年ぶりの再会に心をときめかすことができますように。
子どもたちの願いごとがかないますように。
「桐朋学園小学校の子どもたちが、心身ともに健やかに幸せにすごせますように」という私の願いもかないますように。

(「おいしいお肉と桃を思いっきりほおばりたい」という願いごとは後回しで構いません。)

裳裾ぬらして 玉苗植うる 5年生 田植え

桐の庭の水田に今年も稲の苗が植えられました。

社会で日本の農業について学んでいる5年生が、実際に田植えをしたのです。

裸足になって水田に入っていきます。

つめたそうに見えた水田の水は、ぬるく、その下の土に足が沈んでいきます。

ぬるりとしたその感触に、思わず声が出てしまいます。

腰をかがめてひとつまみごと、苗を植えていきます。

足の裏と指先で土の感触を味わいながら、緑の列を水田にえがいていきます。

これから暑い夏をむかえます。

夏休みの間も、5年生が交代で、稲当番として生長を観察します。

秋の実りにむけ、しっかりと世話をしていきましょう。

(6月20日)

6月の音 (桐朋スカイビュー)

6月には、6月の花や生き物が見られるだけでなく、6月の音も聞こえてくる、そのような学校です。

空から見る私たちの学校の姿を、ぜひご覧ください。

下のリンクから見ることができます。

http://tohogakuen-e.ed.jp/info/13245.html

近い未来の友だちと 6年生 交歓会

調布市仙川にある桐朋小学校との交歓会が開かれました。

年に1度、6年生同士が出会います。

今年は、桐朋小におじゃましました。

鬼ごっこ、リレー、バスケットボール、大縄、ドッジボール。

桐朋小の6年生が工夫をこらした種目を考え、用意してくれました。

 

「チーム分けをして、試合に入ろうとした時に、早速友だちができた。

その子は、すごくやさしかった。

ぼくは、桐朋小に来るまでは仲良くできるか心配だったけれど、その「Y君」のおかげで、不安は一気にかき消された。

<中略>

代表の人が話した「最後の感想」だって、途中からぼくが言いたくなるくらい、桐朋小での時間は楽しかった。

「また四月に会いたいな」と、あらためて思った。」

(児童の日記より一部抜粋)

 

10か月後は、桐朋中学校、桐朋女子中学校でともに学ぶ仲間になります。

ひょっとしたら、この日に会った人のなかに、未来の親友がいたかもしれません。

再会する日が今から楽しみです。(6月13日)

 

おめでとう! 2年生 お誕生会

2年生の生活科では、月に1度、お誕生会を開きます。

その月に生まれた友だちを、クラスみんなでお祝いします。

お祝いされるのは、子どもだけでなく、保護者もです。

友だちに「おめでとう!」って言えるのは、支えてくれる人がいるからですもの。

子どもたちがかざりつけた教室に、保護者を招きます。

保護者の方からは、子どもが生まれたときや赤ちゃんのころの話をうかがいます。

どの子にもひとりひとりそれぞれに、大切な物語があるのだなと、あらためて気づきます。

「おめでとう!」の言葉にも、よりいっそうの心がこもります。

子どもたちの司会で、子どもたちの用意した出し物で、大切なクラスメイトが今ここにいることをお祝いします。

みんながいてくれて、うれしいです。

「おめでとう!」

重く温かく柔らかい 1・4年生 ふれあい動物園

今日は普段飼育活動をしている4年生が1年生に飼育動物を紹介するふれあい動物園がひらかれました。

自分たちが大切に育てている動物を紹介できることに、4年生はうれしそう。

1年生も、大好きな動物とたっぷりふれあえることにうれしそうです。

4年生がチャボのだきかたを丁寧に説明します。

勇気を出して手を伸ばします。

チャボがびっくりしないようにゆっくりと、そうっと抱き上げます。

思ったより重い…

それから、とっても温かくて、柔らかい。

それは命の重さ、温かさ、柔らかさです。

4年生が1年生に教えてくれました。(6月12日)

梅雨空の居ぬ間に

週の始まりの月曜日、すがすがしく晴れた1日でした。

体育の授業での相談、

陽をたくさんあびるなつみかん、

くるくる回る一輪車、

青い空に跳ねるボール、

あざやかな色のシオカラトンボ、

砂場に描かれるたくさんの水路、

空へ向かうブランコ、

ふくらむのを待つばかりの小さなきゅうり、

勢いよくすべりおちてくる笑い声、

カイコのための桑の葉の緑、

桐の庭の池のほとりにさく半夏生(ハンゲショウ)、

林をかけてくる子どもたち、

美しく咲く紫陽花。

梅雨空の居ぬ間に、たくさんの美しさを見つけることができました。

(6月17日)

針の穴を通す 3年生 針と糸

3年生の生活科で針と糸の学習をしています。

今日は玉留め、玉結びの練習…

ですが、まずは針の穴に糸を通すのが一苦労。

うんと集中して、息を止めて…

うまく通ったときはほっと一息。

「糸通しっていうものを使うと楽なんだけどね。」

と思わずつぶやいてしまったら

「自分の手を使って通すことが大事なんだよ。」

と子どもにたしなめられてしまいました。

そうです。

自分の手と目を使って、うんと集中することが大切ですね。

お母さんたちのお手伝いもあり、みんなで裁縫の学びの入り口をくぐることができました。(6月11日)

探究する子どもたち 4・5年生 社会科

4年生・5年生それぞれの社会科の学習の様子です。

 

4年生は水(上水道・下水道の仕組み)について調べています。

子どもたちには、「水はどのように届き、また使ったあとの水はどこへ行くのか」というテーマが与えられました。

教科書をはじめとする複数の資料を読み解き、自分なりにレポートにまとめていきます。

完成したレポートはお互いに読み合い、相手のレポートの優れた点を考えます。

 

5年生は、米をはじめとする農作物について調べています。

探究の出発点となるテーマ自体を、まずは自分たちで考えました。

立ちあがったテーマを、グループごとに、担当する農作物について、自分たちで用意した資料やインターネットを使い調べ上げていきます。

調べたことは、力を合わせて1枚のポスターにまとめ、それを発表をします。

 

探究のテーマの作り方、情報の集め方、発表の仕方といった学びの方法も、学年によって少しずつ深まっていきます。

 

どちらの学年の作品も、力作がそろいました。

子どもたちに備わった探究する好奇心には、いつも驚かされます。

COPYRIGHT © 2017 TOHO GAKUEN PRIMARY SCHOOL. ALL RIGHTS RESERVED. ページトップへ
テキストのコピーはできません。