西湖湖畔学校、3日目を迎えました。
今日もすがすがしい朝です。
ねぼすけの富士山は、薄い雲のふとんをまだかぶっていました。
今日はスケッチにでかけます。
スケッチを行うグラウンドに座り、顔をあげれば、木々の緑、空の青さが迫ってきます。
まぶしさに振り返ると、ようやく顔を出し始めた富士山の頭がちらちら見えます。
どうか、もっと顔を出しておくれ。
思い思いの場所から、美しい風景のスケッチが始まります。
美しさに筆がすすみます。
スケッチを終え、お昼ごはん。
食べ終わったら、この日もたっぷり遊びます。
思いっきり遊んで、小腹が減ったら、待ちに待ったソフトクリーム。
子どもたちが(私たち大人も)大好きなソフトクリーム。
みんなが笑顔になりました。
夕ご飯のあとの、最後の夜のお楽しみはキャンプファイヤー。
真っ暗な夜空にむかって、炎が燃え上がっていきます。
みんなの替え歌、それに笑い声、そして2頭のキングコングのおたけびが、あたりにこだましました。
楽しい最後の夜でした。
4日目、最終日は、牧場で羊の毛刈りです。
やわらかい羊の肌を傷つけないように、やさしく手の甲でおさえて、はさみで切ります。
この毛を使って、生活科では毛織物作りをするのです。
じっと待っていてくれてありがとう。羊のトマト。
楽しさと美しさの4日間が終わりました。
少し焼けた横顔が、充実の4日間を物語っています。
(5月30日・31日)
4年生は待ちに待った西湖湖畔学校に出かけました。
レク係が用意してくれた楽しいレクリエーションで盛り上がるバスの車内。
雨模様の空を吹き飛ばすように、みんな元気です。
着いた場所は、富士五湖のひとつ西湖の湖畔。
宿舎の目の前が西湖なのです。そしてその奥には富士山が…
見えるはずでしたが、どんよりとした雨雲がかかり富士山を見ることができませんでした。
外遊びの予定が部屋での遊びにかわり、残念がる子どもたち。
でも、5分後にはどの部屋からも楽しそうな大きな笑い声が聞こえてきました。
夕方には、雨があがり、西湖の湖畔を散歩することもできました。
2日目は誰が言ったか「山登りング」の日です。
西湖の湖畔から、富士の樹海に入っていきます。
昨日の雨が木々の葉と足元の苔を濡らしています。
それを、今日は姿を現した太陽が、まぶしく照らし、緑が輝くのです。
それは美しい光景でした。
なだらかな道のハイキングから、急に山登りのような登り道に。
息を切らして登った先には展望台がありました。
展望台に登り、顔を上げると、昨日は会えなかった雄大な富士山がみんなを待っいました。
青空と樹海の緑を、富士山のなめらかな稜線が、青空と樹海の緑を分けます。
それは、一枚の絵のような、吸い込まれてしまいそうな美しい光景でした。
山登りングのあとは、念願の外遊び。
サッカーに野球を思いっきり熱中し、裏山の探検隊はなんと鹿に出会い、夢中で足元を見ていた子どもたちは、たくさんの四葉のクローバーを見つけることができました。
たくさんかいた汗は、みんなでお風呂に入って流します。
この、みんなで入るお風呂も楽しいのです。
自然の中で楽しい時間に浸る西湖湖畔学校の前半です。
(5月28日・29日)
低学年と高学年の遠足、3年生の御岳林間学校、4年生の西湖湖畔学校があった5月が終わり、6月の始まりの日の朝です。
月曜日の朝はいつも、全校児童に向け、校長先生が語りかけます。
今日の話では、道端に咲く小さな花々のいくつかが紹介されました。
最後はこのような内容でした。
「子どもたちの生活を大切に見守っている数多くの大人が、この国にはいたのです。
だからこそ、子どもたちは家の外に出て地域のなかで生活し、道端の名もない小さな生命を発見する力も、それを慈しむ心も身につけていったのです。
誰かに見守られた体験があるからこそ、誰かを見守る気持ちが身についていくのです。
どうかそのことを忘れないで下さい。」
私たちは子どもたちを見守っていこうと思います。
子どもたちが誰かを見守ることのできる人間に育っていくことを願いながら。
鳥の声で目を覚ました人も多いのではないでしょうか。
みんなでむかえる初めての朝です。
ゆっくり寝られたかな。
御岳林間学校2日目はビジターセンターでクラフト。
自然の木の実の殻や種を使ってブローチを作ります。
お昼は日の出山の山頂でいただきます。
すばらしい景色にお昼がよりいっそうおいしく感じられました。
午後は楽しみにしていた神社の参道でのおみやげ選び。
おみやげを渡す相手の顔を思い浮かべます。
決められた金額におさまるように、必死に頭の中で計算です。
買い物名人になれたでしょうか。
夜はお楽しみ会。
みんなでレクリエーションを楽しみました。
陽の光で目を覚ました3日目の朝。
おうちで待つ家族が恋しい子、まだまだみんなといっしょにいたい子、どちらの気持ちも混ざった子、どの子も掃除をして、宿をあとにします。
初めての宿泊行事。
みんなで過ごした初めての2泊3日。
会わなかった3日間で、みんなの背がちょっぴり伸びたような、そんな気がしました。
(5月16日・17日)
3年生は初めての宿泊行事出かけました。
行先は御岳山。
山頂に近い、江戸時代からある御岳山荘に泊まります。
高い場所にある山荘へ、ケーブルカーで登ります。
急な坂道をぐんぐん登っていくケーブルカー。
さっきまでいた駅がどんどん小さくなっていきます。
着くとそこは緑の中。
東京都とは思えないような自然の中での2泊3日が始まりました。
初日はロックガーデンへハイキング。
流れるせせらぎの美しさ、涼しさに心が洗われるよう。
汗はお風呂で流します。
みんなでいっしょに入るお風呂はとっても楽しいけれど、宿泊行事の名物、体ふきチェックがあります。
お風呂でのマナーに始まり、食事の配膳、布団敷きなど、宿泊行事でやるべきことを、ひとつずつ身につけていきます。
夕食後は宿のご主人が雅楽を聞かせてくださいました。
初めて見る楽器が奏でる初めての音色。
拍のとり方も独特です。
神社の宿坊ならではの時間を過ごすことができました。
夜は宿の大広間で学年全員でいっしょに寝ます。
おやすみなさい。
ゆっくり寝られるかな。
今年もプール開きが行われました。
まずは体育館にみんなで集まって、校長先生の話を聞きます。
今年は人魚のお話。
みんなは人魚の正体はなんだと思いますか?
ジュゴン?リュウグウノツカイ?
もしかしたら、人間には分からない場所で、本物の人魚がいるのかもしれません。
みんなも人魚のように水に親しみ、自分の力で泳げるようになることを目指しましょう。
校長先生が、プール開きの鐘を鳴らしました。
6年生が掃除してくれたプールでの授業が、今年も始まります。
(5月20日)
低学年は高尾にある初沢山へ遠足に出かけました。
登りは1・2年生のペアで登ります。
去年も同じ場所を登った2年生が、1年生をはげましながら登っていきます。
そして頂上に着きました。
おいしいお昼の時間もペアで楽しみます。
「このアリ変だよ!クモみたいに糸を出してる!
先生、名前にアリって入ってるから、アリにくわしいでしょ?
教えてよ。」
「いや、アリは入っているけれど、ちょっと分からないよ。
誰か虫にくわしい人いない?」
「えっと、それはアリグモじゃない?
足の数が8本だったら、アリじゃなくてクモだよ。」
足を数えて見ると8本。
どこからどうみても、それはアリに見えましたが、彼の言うとおり、アリに擬態するクモでした。
子どもに教えられました。すごいなあ。
帰り道はジャングルのような木々のうっそうとした道を行きます。
ちょっとした探検のよう。
みんなで歩くと、楽しいね。(5月17日)