桐朋学園小学校

桐朋だより

笹の葉 さら さら

明日は特別な1日。七夕です。

織姫と彦星が1年で一回だけ会える日です。

きっと2人は今ごろたくさんおめかしをしていることでしょう。

どうか2人がとっておきの時間を過ごせますように。

 

それから、みんなが願い事をする日でもあります。

低学年の4クラスの軒下には、笹の葉が揺れています。

もちろんそこには短冊がかかっています。

 

わたしも2つお願い事をしました。

1つは「桐朋学園小学校に通う子どもたちが健康で幸せでありますように」。

もう1つは…とってもよくばりなお願いなのでないしょにします。

 

みんなはどんなお願い事をしましたか?

どうか、明日は2人が会えますように。

田植え 5年生

6月の終わりに桐の庭にある水田で5年生が田植えを行いました。

裸足になって、近くの農家の方から分けていただいた稲の苗を手にとり、水田に足を踏み入れます。

「ひゃあ!」

やわらかい土の感触に、思わず声がもれます。

「くすぐったい。」

沈み込んでいく土が足のうらをくすぐります。

 

陽の光にあたためられ、ぬるくなった水田の水に手を入れて、慎重に苗を植えていきます。

思うようには苗が立たず、もう一度やってみます。

 

まっすぐに植えていくために立てた竿の先にシオカラトンボが止まりました。

水田に苗が並びました。

桐の庭の夏の風景です。

大きく育ちますように。

7月最初の朝

7月に入りました。

7月最初の登校日の朝は、夏が子どもたちに会うのが待ちきれなかったかのような、そんなまぶしく暑い朝でした。

月曜朝礼の校長の話ははやぶさ2など宇宙にまつわること。

思わず空を見上げます。

雲一つない青い青い空です。

この青の先の先の先に広大な宇宙が広がっているのです。

青い海に飛び込むように、青い空に飛び出してみたいと思いました。

いつか子どもたちのなかに宇宙に飛び出していく人がいるかもしれません。

 

青空から始まった7月。

夏休みがもうそこで待っています。

手作りしおりをはさんでみれば 文化のほのかな香りする しおり祭り

図書委員による恒例のしおり祭りが開かれました。

図書委員の子どもたちの想いと工夫がたっぷりこめられた催しです。

前半は、日替わりで出し物があります。

紙芝居に人形劇、マジックに折り紙教室。

どの回も大盛況。

紙芝居を見る子どもたちの表情からは、文化の香りが醸し出されます。

出し物の後には、本を借りる人に向け、手作りのしおりがプレゼントされます。

図書室や本に親しんでほしいという委員の想いがしっかりと伝わってきました。

ふわふわは一日にしてならず 4年生 羊の毛

5月の西湖湖畔学校で刈ってきた羊のトマトの毛

4年生の生活科では、それを使って様々な活動を行い、最終的には織物を作ることを目指します。

羊の毛と言えば、あのふわふわの手触り…

なのですが、実は刈ってきたままの羊の毛の手触りはそうではありません。

「うわあ、ごわごわする!」

「なんだかベタベタだ。」

子どもたちの想像とも違っていたようです。

 

最初の活動は羊の毛を洗うこと。

毛にからみついた細かい汚れや土ぼこり。

それを、毛を傷つけないように優しくとっていきます。

毛についた油、ラノリンオイルは独特の手触りがします。

これはぬるま湯につけて落としていきます。

 

今は、カーダーという道具を使って、さらに細かいごみを落としながら、毛の繊維をそろえています。

これがうまくいくと、ふわっふわのあの羊の毛の感触がようやくうまれます。

「きもちいいー!」

そんな声が聞こえてきました。

 

羊の毛を使った学習はまだまだ続きます。

未来の同級生といっしょに 6年生 交歓会

仙川にある桐朋小学校の6年生を招き、6年生同士の交歓会が開かれました。

この日に向け、係の子たちが、どうしたら短い時間のなかで仲良くなれるか、知恵をしぼりました。

まずは体育館で顔合わせ。

全員でじゃんけん列車をしました。

じゃんけんをして列車を長くしていく遊びですが、初めは同じ学校の子同士のじゃんけんしか行われず…

どうなるか、はらはらしていましたが、そのうち、学校混じってのじゃんけんが始まりました。

気が付くと、ちがう種類の体育着がまだらになった長い車両が、体育館を走っていました。

うれしい光景です。

その後、グループに分かれ、それぞれのアクティビティを楽しみました。これも係の子たちの発案です。

それぞれの場所でアクティビティを終えたあとは、ホールに集まっておやつの時間。

このころには打ち解けていたのか、そこかしこに笑顔が見られました。

最後は手でアーチを作り、お見送り。あっという間の時間で名残惜しさがありました。

来春に再会する未来の同級生たちと、一足早く仲が深まった1日となりました。(6月4日)

梅雨空の居ぬ間に

このところ梅雨らしいぐずついたお天気が続いていました。

しかし、この日は久しぶりに気持ちのよい青空をおがむことができました。

20分休みの子どもたちの様子です。

ああ、それにしても、どうしてこんなにも 子どもたちは青空に映えるんでしょうか。

また、梅雨空の居ぬ間に思い切り遊びましょう。(6月19日)

 

おめでとう! お誕生会 2年生

2年生では、月ごとにお誕生会が行われます。

子どもたちがかざりつけた教室に、その月に生まれた子の保護者もお招きします。

保護者の方からは、生まれたときや赤ちゃんのころの話をうかがいます。

心のこもった話を聞くと、ひとりひとりが大切な存在だということに、あらためて気づくことができます。

そう考えると、誕生日以外の日だって、今日みんなでただここにいること自体が素敵なことに思えます。

毎日「おめでとう!」と言いたくなります。

が、なかなかそうもできないので、特別なこの機会にみんなで大きな声で言うのです。

「おめでとう!」

 

後半は、係の子たちが中心になって考えたお楽しみの時間があります。

みんなで工夫しながら、お互いが今ここにいることを、楽しく温かく笑顔で讃えあっています。

クラブ活動 5・6年生

毎週水曜日は、5・6年生のクラブ活動の時間があります。

が、今年は水曜日に雨が降ることが多く、外での活動のクラブに所属する子はうずうずしていました。

この日は、しっかり晴れて、やっと思いっきり体を動かすことができました。

 

桐朋学園小学校のクラブ活動は、6年生の子どもたちが考え、5年生に声をかけ、立ち上げます。

今年度は15のクラブが立ち上がりました。

料理・サイエンス・手芸・読書・ボードゲーム・イラスト・バスケットボール・卓球・バドミントン・遊部・一輪車・野球・ダンス・サッカー・体操。

自分たちで充実した時間を作っていってほしいと考えています。

汲めども尽きぬ知の泉 図書室

普段はしっとりとおだやかな雰囲気の図書室が、今日はにぎやかな活気にあふれていました。

授業中だというのに、どうしたことでしょう。

入ってみると、そこでは、4年生と5年生の2つのクラスの子どもたちが話し合いながら、それぞれの課題に取り組んでいました。

4年生はごみの処理について、5年生は農作物について、資料を選び、まとめていきます。

図書室には物語の本だけでなく、資料的な読み物も多くあります。

図書室の扉を開ければ、未知の物語の世界へ飛び立つこともできますし、自分が知りたいことを深めていくための知の泉にもぐっていくこともできるのです。

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