桐朋学園小学校

桐朋だより

高尾山のさらにその奥へ 中学年遠足

お出かけが続く秋の桐朋学園小学校。

修学旅行、低学年スケッチ遠足と続き、次は3・4年生の中学年遠足です。

 

高尾駅で集合し、電車で一駅、高尾山口駅で下ります。

「来たことあるよ。高尾山には何度も来たことあるもの。」

そんな声が聞こえてきます。

高尾山に登ったことのある子は大勢いるようです。

でも、今日は高尾山のてっぺんが目的地ではありません。

さらにその奥を目指していきます。

 

登山道は3年生と4年生の別々の入り口から入りましたが、途中でうまく合流しました。

高尾山の山頂をまく道を歩き、ついに奥高尾と呼ばれる場所へ足を踏み入れていきます。

3年生の目的地、一丁平に着くころには、「疲れたよー。」という声がたくさん聞こえてきました。

でも、4年生はそこからさらに奥の小仏城山を目指します。

 

それぞれの学年にあったコースを選びながら、山道を歩く体力と楽しみ方を身につけていきます。

 

さて、残るお出かけは5年生。来月、社会科見学が予定されていますよ。(10月26日)

スケッチ遠足 1年生

桐朋学園小学校の秋は、お出かけの秋です。

修学旅行に出かけた6年生の次は、1・2年生のスケッチ遠足です。

目指すは多摩動物公園。

みんなでモノレールに乗って出かけました。

 

「動かないでよー。かわいく描くから。お願い!」

必死でお願いします。

そのお願いが届いたのか、ピタッと動きの止まるチーター。

種をこえて、気持ちが伝わった一瞬でした。

 

苦労してかきあげたスケッチをもとに、学校で版画の作品を作っていきます。

動物たちにも見せたいですね。(10月23日)

秋と笑顔に包まれて 6年生 修学旅行

修学旅行3日目は奥飛騨から安房トンネルを抜け、信州あずみのへ。

まずは いわさきちひろさん の作品が多く飾られた安曇野ちひろ美術館へ。

あずみのの美しい緑のなかの美術館は、建物自体がひとつの作品のようなたたずまいです。

いつも活発な子どもたちも、ちひろさんの水彩画のタッチのような、そんなやさしい横顔を見せていました。

 

お昼からはアルプスあずみの公園へ。

落ち着いた午前中からうって変わり、活動的な午後です。

まずは係の子たちが提案したどろけいで学年全員で遊びます。

やわらかな芝生のうえを、みんなが思いっきり駆け回りました。

その後も、多少の雨に降られましたが、子どもたちはお構いなしに思い思いの遊びに没頭しました。

 

修学旅行最後の夜はお楽しみ会。

子どもたちが考えた遊びで大盛り上がり。

お宿の広間は笑顔でいっぱいになりました。

 

最終日は、松本城と旧開智学校の見学。

前日の雨で天気が心配でしたが、雨もあがり、勇壮な松本城をながめることができました。

 

最後の宿泊行事、秋の美しさのなかで、みんなはどんな思い出ができましたか。

秋を味わい、秋に浸る 6年生 修学旅行

6年生が秋の奥飛騨、信州に修学旅行にでかけました。

立川駅に集合し、特急に乗ります。

3年生から宿泊行事を重ねてきましたが、特急で出かけるのは初めてです。

4人のボックス席にできることが特急旅行のだいごみ。

旅の始まりに心が躍ります。

 

塩尻でバスに乗り換え、まずは恒例のりんご狩り。

太陽の光をいっぱいに浴びて、赤く染まったりんごを、ひとつずつ吟味して、これぞというりんごを見つけてもぎます。

口の中に酸味と甘みが広がって、思わずみんな笑顔になりました。

 

今日の宿泊は平湯温泉。

なんと、学年全員で入ることのできる大きな露天風呂があるのです。

紅葉し始めた山々の景色と奥飛騨のやわらかなお湯に身も心も包まれました。

 

翌日は上高地へ出かけました。

大正池の水面に焼岳や穂高連峰、周りの山々の姿が映り込み、それはそれは美しい風景がありました。

しばし腰かけスケッチを楽しみ、昼食後は散策です。

1年生から遠足などで自然のなかに出かけてきました。

みんなで自然を味わう機会は、修学旅行が最後です。

グループごとにポイントをまわりました。

どんな話をしていたのかな。

みんながひとつのながーい列車に 児童会朝礼

毎週金曜日の朝は児童会朝礼です。

運営と司会は学級委員の5・6年生が務めます。

この日の児童会朝礼は、6年生が修学旅行中のため、5年生が司会をします。

「みんなでじゃんけん列車をします。」

司会の子どもが朝礼台の上からみんなに伝えました。

「音楽がなったら歩き出して、止まったら近くの人とじゃんけんをしてください。

勝った人が先頭で、負けた人はその後ろに肩に手を置いてくっついてください。

先頭の人はじゃんけんを続けることができます。」

はじめは近くにいる同じクラスの人とじゃんけんをしていた子どもたちも、気が付くと、クラスや学年が混じった長い列車がところどころにできていました。

おやおや、ひときわ大きな車両も途中に見えます。先生たちも楽しんでいました。

楽しい金曜日の朝でした。

自然と学ぶ 2年生

良く晴れた朝のグラウンドで、2年生の子どもたちがしゃがみこんで何かを拾っています。

そばに寄ってみると、それはどんぐりでした。

秋をむかえた校内には、どんぐりがたくさん落ちています。

ひとくちにどんぐりと言っても、その姿かたちは様々で、分類表を片手に、どんぐり拾いに一生懸命。

 

たくさん拾ったどんぐりが、なんと算数の時間に活躍しました。

いちあたりの量という学習で、どんぐりを使って、実際に机の上にいちあたりの量を作っていきます。

テキストで学ぶよりも、実際に自分の手を動かし、指先で触りながら学ぶほうが、理解が深まる子どもも多くいることでしょう。

何より自分で拾ってきたどんぐりです。

いつも以上に集中して授業を楽しんでいました。

 

次は工作です。

どんぐりを専用の台にセットして、きりで穴を空け、ようじや竹串をさしていきます。

あっという間に、コマややじろべえ、トトロなどに、どんぐりは姿を変えていきました。

 

秋ならではの豊かな学びがありました。

運動会④ 子どもたちがつくる運動会

1年生から6年生までが一堂に介し、1日をかけて行う行事は、桐朋学園小学校では運動会だけです。

もっとも大きな行事といえるでしょう。

この行事を支えるのは、私たち教員ではありません。

それは6年生を中心とした係の児童たちです。

 

様々な係の子たちが役割を果たす姿を、写真で載せたいと思います。

彼らの力があって、運動会は成り立ちました。

桐朋学園小学校の運動会は、子どもたちがつくるのです。

 

保護者のみなさま、たくさんの応援、ありがとうございました。

運動会③ 競技後半

今年の運動会は白組の優勝で幕を閉じました。

学校では、普段は競い合うことを積極的には行っていません。

でも、この日は、それぞれの競技で思い切り競い合いました。

その結果、勝ち負けという結果が生まれました。

勝った人たちはうれしかったことでしょう。

逆に負けてしまった人たちはとってもくやしかったことでしょう。

 

私は、一生懸命に戦ったみんなの姿から、勝ち負けを越えた、とても尊いものを感じました。

味方だけでなく相手も大きな声で応援する姿であったり、

自分がゴールした後に、まだ走っている人へ声援を届ける姿であったり、

転んでしまった友だちに手を貸して励まし、もう一度みんなで走り始める姿であったり、

馬跳びをひとりとばして跳んだことに気づいて跳び直す姿であったり、

誰も見ていないそのときも、自分の役目をきちんと務めるその横顔だったり、

後ろを振り返らず、手に渡されたバトンの重みと思いを受け取って走り出すその瞬間であったり、

いくつもの場面で、それらが感じられ、心を動かされました。

 

運動会② 競技前半

運動会から一週間が経ちました。

子どもたちの日焼けした顔を見ると、あの暑い日の熱戦が思い出されます。

今回、ホームページのために、運動会の日に撮られた写真を見返していると、あることに気が付きました。

みんなが一生懸命だった競技中の写真には、笑顔が多く写っているのです。

力を出し切ることは、もしかしたらうれしいことなのかもしれません。

一生懸命さから生まれる喜びの笑顔、それに気づけて、思わず私も笑顔になりました。

歯を食いしばった顔も、それから笑顔も、どちらもとても素敵な大好きな子どもたちの表情です。

運動会① それぞれの演技種目

10月7日、青空の下、運動会が行われました。

 

1・2年生、3・4年生、5・6年生がそれぞれ演技種目を披露しました。

 

1・2年生はお気に入りのTシャツを着て、「ココロのちず」を踊りました。

歌を口ずさみながら踊る子もいて、楽しい雰囲気に会場が包まれました。

指を天に向かって指すポーズ、みんな、とってもかっこうよかったです。

 

3・4年生は「花笠おどり」。

山形の伝統的な民舞です。

練習のはじめには、4年生が3年生に踊りを教えました。

曲とはねる太鼓の音に合わせて、花笠があざやかに咲きました。

みんなの心がひとつになっていましたね。

 

5・6年生は「TOHOソーラン」。

前半は伝統的な北海道のソーラン節。

圧巻でした。

ニシン漁の漁師たちの力強さとしなやかさが、子どもたちの踊りで表現されていきます。

威勢の良さに、圧倒され、心が震えました。

後半は、高知の鳴子を使ったよさこいソーラン。

4つのクラスの子どもたちが全員で、波の動きのように、鳴子を頭の上で鳴らしていく流れの見事さに息をのみました。

すばらしい「TOHOソーラン」でした。

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