
今朝、1年生の教室のまどに、たくさんのてるてるぼうずがつけられていました。
そう、今日は1・5年生遠足の日。
でも、雨で中止になってしまったのです。
そのかわり、今日は1・5年生のパートナーと過ごす1日になりました。
まずは、ぶらり散歩。ふだんは行くことのない中学高校の校舎の奥の奥まで足を運びました。
最後はちょっとだけ外に出て、大学通りの歩道橋を渡りました。
ずっと手をつないで歩きました。
それから、教室に戻って、5年生から1年生に読み聞かせの時間。
いっしょにお絵かきをしました。
それに、お楽しみのレクも1・5年生のペアで挑戦しました。
最後はお昼をとって、手をつないで下校です。
遠足の中止は本当に残念だったけれど、なんだかあったかい1日でした。
たくさん、手をつないだね。
先週、6年生は都内見学に出かけました。
行先は上野の国立西洋美術館と国立科学博物館です。
美術館では、スクールガイドの方が班ごとについてくださり、ギャラリートークが行われました。
絵画や彫刻の前に立つと、その魅力が伝わってきます。
ガイドの方の説明が、その作品に奥行を加えていきます。
「あなたならこの作品にどんな題名をつけますか?」
問いかけに想像力がかきたてられます。
よりいっそう作品を味わうことができました。
スケッチをする表情が、いつも以上に一生懸命に見えました。
次は、科学博物館へ。
太古の生き物の巨大な化石に驚き、縄文時代・弥生時代といった人々の歴史に思いを馳せ、そして最先端の未来の技術を垣間見ました。
科学が明らかに、これから挑んでいく世界を知ることができました。
1年生の入学から1週間。
桐朋学園小学校では1年生送りという活動が行われます。
まだ通学に慣れていない1年生の下校に、5年生が付き添うのです。
今日も1年生が使う玄関の前で待ち合わせ。
1年生の小さな手を、5年生が包むようにつないで、出発です。
大学通りは、散らずに咲き続けてくれたさくらと、若々しい新緑が混ざり、それはもう美しい光景です。
そこを、手をつないだ1年生と5年生が歩いていきます。
1年生の手にはきれいな緑の葉っぱ。
5年生が何やら話しかけています。
葉脈を使った、通称ほねほねろっくを教えているのでしょう。
それはきっと、1年生のときに、そのときのペアに教えてもらったこと。
今度は1年生に教える番です。
つないだ手を通して、やさしさのバトンは、おだやかにつながれていきます。
今日は入学式でした。
桐朋学園小学校にいるみんなが1年生に会えることを待っていました。
特に、明日から始まる1年生送りでペアになる5年生の思いは特別です。
昨日は1年生の教室をかざりつけました。
花飾りに輪飾り、花で文字を形づくり、気持ちをこめて黒板を彩ります。
1年生の道具箱や教科書の準備もしました。
でも、一番大変だった準備は、1年生送りのための心の準備です。
今日は、顔合わせに打ち合わせ。
緊張しながらも、頼れる5年生でいようとがんばる姿が、とても恰好よく見えました。
そしていよいよ入学式。
担任の先生が名前を呼んで、返事をするみんなの顔を見ていたら、とてもうれしくなりました。
だって、ずっと待っていたんですから。
「今名前を呼んだ71名は、今日から桐朋学園小学校の1年生です。」
そう、みんなは今日から桐朋学園小学校の1年生。
困ったことがあったら、学校の誰にでもたよってね。
それから、うれしいことがあったら教えてね。
いっしょにたくさん喜びましょう。