桐朋学園小学校

桐朋だより

針仕事 3年生 針と糸を使って

「針仕事」という言葉を知っていますか。

主にぬいものを表す言葉です。

ほかにもたくさんの作業があるのに、ぬいものには特別にそんな言葉が用意されています。

それだけ私たちの生活にかかせないことなのです。

 

桐朋学園小学校では3年生からその針仕事を学びます。

その初めの授業がありました。

保護者のかたにも手伝ってもらって、玉むすびをしたらちくちくちくちくちく。

最後に玉止めです。

僕も手伝ったのですが、針に糸を通すときに母親が目を何度も目をまばたきしていた気もちがようやく分かりました。

 

針仕事はこれから6年生まで続いていきます。

ふれあい動物園 1・4年生

「下から手を通して、しっかりだっこしてね。」

4年生がチャボの抱き方を1年生に教えています。

今日はふれあい動物園。

飼育活動を担当する4年生が学校で飼っている動物たちとの関わり方を1年生に教えます。

「こうやってなでてあげて」

葉っぱを食べているやぎのさつきのせなかをやさしくなでます。

「きなこははずかしがりやだから、見るだけにしてあげて」

なるほど、うさぎのきなこははずかしがりやなんですね。

動物にも性格があるんだね。

4年生が育てているきゅうりも見せてもらいました。

動物たちのお世話をするまであと3年あります。

待ちきれないですね。

ずぷり 5年生 田植え

ずぷり

ずぶぶぶぶぶぶぶ

数日前に代かきを終えた水田の土は、やわらかいことやわらかいこと。

はだしで入った子どもたちの足を、そのまま地中へとしずみこませていきます。

「うひゃあ」

思わずさけびごえをあげる子どもたち。

なんとひざの上まで足がしずんでしまいました。

さけびごえのあとには、笑顔がうかびます。

土のやわらかさ、足の裏から伝わるくすぐったいようななんというか、その感触は人を笑顔にするのです。

 

今日は田植えの日。

これだけやわらかければ、苗の根がしっかりと張るはずです。

さあ、秋の実りに向け、しっかりと田んぼのお世話をしていきましょう。

近い未来の友だちと 6年生 交歓会

「私はおにごっこで、つかまったときに学園小の子と話せて、仲良くなれました」

桐朋小から来てくれた6年生が、そんな感想を伝えてくれました。

今日は交歓会。

仙川にある桐朋小の6年生が遊びに来てくれました。

まずはみんなで遊んで、それからグループに分かれてさらにいっしょに楽しみました。

グループではバスケットボールにいす取りゲーム、ボードゲームにドッヂボールにおにごっこを楽しみました。

この日のために係の子たちが、遊びに来てくれた子たちみんなが楽しめるように、そして何より仲良くなれるように考えた種目は、どれも工夫がこらされていて、みんなの笑顔が見られました。

 

10カ月後は同じ教室でひょっとしたら机を並べているかもしれません。

近い未来の友だちと、一足早く顔を合わせることができました。

本を開いて科学の世界へ 3年生 理科読

この日の3年生は土井先生を招いて「理科読」の授業です。

理科読とはその名の通り、理科と読書が出会った学習。

理科の実験とそれにまつわる本を読んでもらいます。

今日の内容は「音の伝わり方」。

子どもたちには紙コップとタコ糸が配られて…

「糸電話だ!」

そんな声が聞こえてきました。

その通り!今日はみんなで糸電話を作りました。

最後にはながーーーーい糸電話にみんなの糸電話をくっつけて…

さて声はどんなふうに聞こえたでしょうか。

 

梅雨に入りました。

外に出られない日は図書室に行ってみましょう。

物語でも科学でも、本の扉を開けば、たくさんの世界に出かけることができますよ。

ふわふわの雲のよう 4年生 羊の毛洗い・カーディング

羊の毛を見たり触ったりしたことがあるでしょうか。

実は羊の毛には、土や小さな石や、体から出される油に、ときには自分のふんまで、さまざまなものがからまっています。

そりゃそうです。考えようによっては羊は自由に動くモップのようなもの。

どうしてもいろいろなものがからまってしまうのです。

からまると言えば活発に動く羊ですから、その毛自体もずいぶんからまってしまっています。

 

4年生はこれから西湖湖畔学校でかってきたチョコビちゃんの毛を糸にして織物にしていく長い旅に出かけます。

その旅は羊の毛を洗うことから始まります。。

チョコビちゃんはみんなと同じく元気だったのでしょうか。

その毛にはいっぱいからまっているものがあって、それをていねいにぬるま湯で洗ってとっていきます。

よくかわかしたあとはカーディング。

専用の道具を使って、からまった毛をまっすぐにといていきます。

 

カーディングができました。

たくさんのものがついて、からまっていた毛が、ふわふわの白い雲のように姿をかえました。

これからも4年生の羊の毛の旅は続いていきます。

ええええ 枝 じゃない

「これ見て」

教員室のとびらが開いて、そんな声が聞こえてきました。

見ると葉っぱの上に白い木の枝がのせられています。

ブナでしょうか。

「きれいな木の枝だね」

するとにやっと男の子。

「枝じゃないんだよ。これ、虫だよ」

「え?」

みなさんは、分かるでしょうか。

ぜひよく見てください。

雨の日の楽しみ

雨の季節がやってきました。

みんなは雨の日が好きですか。

ぼくはちょっと…

でも、雨の日の楽しみがあります。

それはみんなが書く雨の日の日記を読むことです。

ぼくがあまり得意ではない雨の日を、自分なりに楽しんでいる人がいて、その楽しみ方を知ることが、ぼくの雨の日の楽しみなのです。

 

そうそう、ぼくも今日、雨ならでは楽しいことがありました。

それはみんなの登校の様子を見ること。

色とりどりの傘をさし、かっぱを着て、ふだんははかない長ぐつをはくみんなの姿はちょっといつもと違って、いつも以上にかわいく見えました。

そして傘を持っているのに、それをささずに友だちとあいあいがさをしている姿はとてもあいらしかったです。

 

みんなの雨の日の楽しみをぜひ教えてください。

ひとりの人だった 6年生 戦争体験を聞く

ひいおじいさんの戦争体験を語り継いでいる鈴木眞織先生から6年生はお話をうかがいました。

眞織先生からはじめに投げかけられた問いは

「軍人と聞いてどんなイメージを思いうかべますか?」

子どもたちからは「強い」「こわい」「厳しい」などという答えがあがりました。

「私のひいおじいさんは軍人でした」

眞織先生のひいおじいさんは広島の海軍兵学校を卒業後に軍人となり、そして戦艦の艦長となったのち、アメリカ軍との壮絶な戦いのなかで亡くなります。

眞織先生の口からは軍人としてではないひいおじいさんの姿が語られます。

方言で話し、あいきょうがあり、周りの人をひきつけたこと。

夕食後に和服にステッキで本屋さんに散歩に行っていたこと。

子どもを留守番させ、奥様と映画に行き、次の日には主題歌のレコードを買って聞いていたこと。

バラのお世話が好きで、軍人を退官したあとはバラ園を作りたいと思っていたこと。

話を聞いているうちに「軍人」という言葉からはイメージされない、ひとりの人としての姿が浮かび上がってきます。

ひいおじいさんは亡くなる3日前に船の上に友人を招き、そこでお茶をたてたそうです。

「このときひいおじいさんはどんな気持ちだったでしょうか」

そう。戦争に行ったひとりひとりに気持ちがあり、毎日の生活があったのです。

そのことに思いをはせる時間になりました。

実は眞織先生はまだ高校生。

自分と年の近い人が、自分の言葉で戦争を伝える姿に子どもたちはどんなことを感じたでしょうか。

眞織先生、ありがとうございました。

 

3つのあいさつ 1・2年生 将棋の授業

「お願いします」

習ったばかりのあいさつから、どうぶつしょうぎの対局が始まりました。

どちらも真剣な表情で、一手一手を考えて指していきます。

「負けました」

くやしそうな表情で言います。

このあいさつも将棋では大切だと先生から習いました。

自分から負けを認めることも、将棋では大切なことなのです。

「ありがとうございました」

3つのあいさつの最後は、相手へのお礼。大事だよね。

組み合わせをかえて、また次の対局が始まります。

ひょっとしたら初めて話す友だちとしょうぎを指した人もいたんじゃないかな。

 

今日は北尾まどか女流棋士から「将棋の世界」のこと、「どうぶつしょうぎ」について習いました。

何を隠そう、まどか先生はどうぶつしょうぎを作った人なのです。

後半はどうぶつしょうぎ大会。

3つのあいさつ・自分で考えること・やりなおしはしないこと

まどか先生から伝えられた約束ごとを守りながら、組み合わせを変えて、何度も対局をしました。

みんなが真剣に考えるその表情がかっこうよかったな。

雨が増える季節です。休み時間に身体を動かせない分、大いに頭を動かしましょう。

まどか先生、ありがとうございまいした。

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