
4月のはじめに1年生送りを行った1・5年生のパートナーで遠足に出かけました。
行先は昭和記念公園。
青いネモフィラの花が「ようこそ」と語りかけてくるように風にゆれていました。
たっぷりの自由時間、ふわふわドームにアスレチック、1年生は歓声をあげて遊びます。
5年生は自分の遊びは後回しで、1年生の遊ぶ姿をあたたかく見守っていました。
1年生を見守るまなざしは、1カ月前の彼らには見られなかったまなざしでした。
大切な人を守ろうとすることが5年生をぐっと大人にしたようです。
5年生のみんな、これからも1年生を見守ってください。
「パートナーの子は、私を「かりなさん」と最初は呼んでけれど、いつの間にか「かりなちゃん」にかわっていました。うれしかったです。
(5年生の日記より)
校舎の前に広がるみやばやし、その一画に飼育小屋があります。
そこでは、ヤギのさつきにウサギのきなこ、そして7羽のチャボが暮らしています。
動物たちのお世話をするのは4年生。
動物たちが元気に過ごせるよう、雨の日にも学校が休みの土曜日にも飼育を交替で担います。
今日も当番のグループが朝から飼育小屋のおそうじとエサやりです。
丁寧な作業に動物たちもうれしそう。
昼はさつきの散歩。
くいしんぼうのさつきは散歩の途中にもすぐに食事が始まります。
新緑の草や芽はやわらかくておいしいんだね。
「さつき、早く行こうよ。私たち授業が始まっちゃうから」
そんな子どもたちのお願いもどことやら、さつきはのんびりもぐもぐもぐもぐ。
4年生、これから1年間動物たちをよろしくお願いします。
作品と向かい合う6年生。
息を呑む音まで聞こえてきそうな、そんな静謐のなかにいます。
今日は6年生の美術館見学。京橋にあるアーティゾン美術館に来ました。
ここでは洋の東西、時代を問わず、また絵画から彫刻まで、実に様々な作品たちに出会うことができます。
学芸員の方のギャラリートークに耳を傾け、作品をじっと見つめれば、作品の奥行きが増していくような気がするのです。
普段はにぎやかな子どもたちが、この日ばかりは作品の美しさに魅入られたのか、口数が減っています。
子どもたちのそのまなざしは、作品とそこにやどる作者の精神までも見出そうとしているようです。
作品もまた子どもたちに話しかけているようにも見えます。
それは豊かな豊かな静謐でした。
「いい湯だった!」
教員室のとびらを開けた3年生が元気よく言いました。
学校にはおふろはないはずだけれど…
そう思って顔をあげると、ひざの上までズボンをまくった3年生の姿。
手にはおふろあがりのようにタオルがにぎられています。
そうでした。
今日は土づくりの日。
学校の畑に、稲わらやとりのふんなどで作られたたい肥をまいて、土に栄養を与えるのです。
3年生は裸足になって畑に入りました。
今日の陽の光をたっぷりにあびた畑の土。
それはとてもあたたかく、やわらかかったことでしょう。まるでおふろのように。
「いい湯だった」その言葉に納得しました。
いろいろな学年が、栄養たっぷりになったこの畑で作物を育てます。