
今日は入学式でした。
桐朋学園小学校にいるみんなが1年生に会えることを待っていました。
特に、明日から始まる1年生送りでペアになる5年生の思いは特別です。
昨日は1年生の教室をかざりつけました。
花飾りに輪飾り、花で文字を形づくり、気持ちをこめて黒板を彩ります。
1年生の道具箱や教科書の準備もしました。
でも、一番大変だった準備は、1年生送りのための心の準備です。
今日は、顔合わせに打ち合わせ。
緊張しながらも、頼れる5年生でいようとがんばる姿が、とても恰好よく見えました。
そしていよいよ入学式。
担任の先生が名前を呼んで、返事をするみんなの顔を見ていたら、とてもうれしくなりました。
だって、ずっと待っていたんですから。
「今名前を呼んだ71名は、今日から桐朋学園小学校の1年生です。」
そう、みんなは今日から桐朋学園小学校の1年生。
困ったことがあったら、学校の誰にでもたよってね。
それから、うれしいことがあったら教えてね。
いっしょにたくさん喜びましょう。
この日は、卒業していく6年生が、2年生にサンドウィッチを作ってふるまう日でした。
作ってあげる相手は、昨年度、1年生送りでペアを組んだ相手です。
この日より前に、好きなものや苦手なものを聞いておきました。
相手を思う気持ちの大きさを表すかのように、たくさんのサンドウィッチができました。
いっしょにいただきます。
2年生と6年生がいっしょにゆっくりすごすのは、とてもひさしぶり。
そして、すぐあとに、6年生は卒業していってしまうのです。
サンドウィッチはおいしいし、おしゃべりはとっても楽しいけれど、どこかさびしいお別れ会食でした。
(3月6日・7日)
6年生だった君たちをここにのせようと、写真を選んでいたら、少しばかり感傷的になってしまいました。
みんなももう少しで中学校の入学式ですね。
新しい場所を楽しんでほしいと思います。
小学校ももう少しで入学式。新しい1年生が入ってきます。
私も、感傷は胸にしまって、新しい出会いを心待ちにしようと思います。
こんにちは。
10日の入学式を待つ、桐朋学園小学校の1年生たち。
ぼくは学校に咲くさくらの花です。
みんなが入学する日に合わせて、うんとたくさん花をさかせるつもりでした。
でも、みんなと会えることが待ち遠しくて、はりきりすぎて、気がついたら、もうたくさんの花をさかせてしまいました。
満開のぼくのすがたをみんなには見てほしかったんだけど…
あわてんぼうでごめんなさい。
入学式の日には、もう黄緑色の葉っぱがついているかもしれません。
みんなをさわやかですがすがしい元気な気持ちにできるよう、あざやかにつけるから、楽しみにしていてね。
みんなは今、どんな気持ちでいるのかな?
入学式にわくわくしていますか?
きっと、ちょっと不安な人もいると思います。
今までいた場所をはなれ、新しい場所に行くときは、誰だって胸がドキドキ、ちょっぴりこわくなるもの。
でも、だいじょうぶ。
学校の花も緑も生き物たちも、それからお兄さんお姉さんも先生たちも、みんなを待っています。
安心して学校に来てくださいね。
みんなと会えることを楽しみにしています。
学校のさくらより
(1年生の保護者のみなさま、ぜひ読んであげてください。)
4月の終わりに1年生と5年生は昭和記念公園に遠足へでかけました。
1年生送りをしたペアでいっしょに遊びます。
いつもは元気いっぱいに遊ぶ5年生が、今日は自分が遊ぶより、1年生を見守ることを優先しています。
ブランコを後ろから押してあげる姿は、まるで本当の兄弟姉妹のように見えました。
「うれしかった。1年生が楽しそうだったから。」
はにかみながら、5年生がそんな感想を述べました。
「みや林では木々の枝先からみずみずしい若葉がいっせいに芽吹き、ハナミズキは華やかに街を彩っています。歩きながら気をつけて見れば、もう藤の花も咲き始めていますね。11日の入学式まで桜が咲いてくれたら良かったのにと思う一方で、あらゆる色彩が花籠からあふれ出すような春の風景も、何だか新学期にとてもふさわしく思えます。」(始業式 校長の話より)
喜び、興奮、緊張、安心と不安…あらゆる感情が表情からあふれ出すような、そんな1年のはじまりの校舎の風景です。
ひとつひとつの感情を包み込むよう、子どもたちと接していきたいと思います。
今年度もよろしくお願いします。
「新学期 さっそく朝から うふふふふ」(片岡 哲郎)