桐朋学園小学校

桐朋だより

お兄さんと一緒に落ち葉かき

この季節は、校内の木々が葉を落とします。

木の多い学校ですから、そのままにしておくと落ち葉で学校が埋まってしまいます。

そうならないように、事務の方が日々落ち葉を集めてくれます。

それから、毎年、中学・高校の野球部のお兄さんたちが、落ち葉かきをしてくれます。

寒い朝に、校内だけでなく学校の周りの落ち葉かきもするのです。

なんと頼りになるお兄さんたちでしょうか。

でも頼って甘えてばかりではいけません。

自分たちもやろうと、今年は美化委員と生き物委員の子も加わりました。

中高生と力を合わせ、みんなの学校を整える活動ができました。

同じ学園にいるお兄さんたちと、これからも仲良く力を合わせていきたいです。

野球部のお兄さん、美化・生き物委員のみんな、ありがとう。(12月20日)

2学期終業日

昨日が2学期終業日でした。

おとといは学期末恒例の大学通り清掃を行いました。

早朝まで続いた冷たい雨にそこかしこが濡れていて、冷たかったですが、いつもの通学路で感謝の気持ちをこめてゴミ拾いをしました。

長かった2学期ですが、どんな2学期でしたか。

全校のみんなが汗を流した運動会があり、2・4・6年生の心のこもった音楽会がありました。

どんなことが思い出に残っていますか?

がんばった自分に拍手を送ってください。

今日から冬休みです。

楽しい計画がある人もいることでしょう。

でも、寒さが厳しく風邪がはやる季節です。

どうか体調には気をつけて過ごしてください。

3学期にみんなの笑顔を見ることを楽しみにしています。

音に包まれる 高学年音楽鑑賞教室

5・6年生は音楽鑑賞教室で、インドネシア バリ島の伝統音楽・舞踊であるガムランを鑑賞しました。

ふだん耳にしている西洋音楽とは違う独特の音色、音階に初めは少し戸惑いもありましたが、だんだんとそれが心地よく、音の世界に浸り、心が高揚していくことを感じました。

ガムランは、自然やそこにいる神様・精霊・生き物たちに捧げる祈りがこめられた音楽だそうです。

音楽にこめられた思いにも触れることができました。

鑑賞後には実際に楽器を鳴らす体験もしました。

触れたことのない楽器に、みんな興味津々でした。

音楽の素晴らしさはもちろん、文化、人の思いを知る時間にもなりました。(12/18)

ごはんとおみそ汁 5年生

いつもは体操に出る朝の時間、5年生の姿が調理室にありました。

のぞいてみると、ご飯をたくために米とぎをしているところでした。

「冷たい!」

そう、冬の米とぎは冷たいのです。

早めに米をといでおいて、たっぷりお米につけることで、ふんわりしたごはんがたきあがります。

といだお米のなかには、子どもたちが収穫し、精米したお米も含まれています。

春の田植えから、夏の稲当番、秋の稲刈りや脱穀・精米を経て、ようやくごはんに炊いて食べるのです。

ごはんと言えば、おみそ汁。

今日はおみそ汁も作ります。

まずはにぼしからだしをとります。

はらわたと頭をきちんととって、苦みが入らないようにします。

油揚げ、大根、ねぎ、そして真崎わかめといった具も用意し、火を通したら、みそをといていきます。

おたまのなかでうまくとかすことができるでしょうか。

手慣れている子の姿もありました。

おうちでお手伝いしているのかな。

主食であるお米について、種や苗、田植えから食卓までのすべての行程を実体験として学ぶこと、

ごはんとおみそ汁という基本の食事の調理を無洗米や顆粒だしを使わず丁寧に経験すること、

炭水化物やたんぱく質、ビタミンが含まれた食事の栄養素を知ること、

楽しいおいしい調理実習ですが、様々な視点での学習が含まれていました。

(12月9日・10日)

雨の日 1時間目の子どもたち

朝から冷たい冬の雨が降っていた火曜日の1時間目の子どもたちの姿です。

集中して静かに問題に向かっていたクラスでは、鉛筆を走らせる音と、雨の音だけが聞こえていました。

長かった2学期も、あと1週間となりました。

作り上げたもの 音楽会後半 2・4・6年生

PTAリコーダー・サークルのみなさんは、大小さまざまなリコーダーを使い、豊かなハーモニーを奏でました。

曲目は「ホール・ニュー・ワールド」と「ママがサンタにキッスした」。

2曲目はみんなで手拍子もしました。音に身体を委ねましたね。

私たち教員の合奏は吹奏楽アンサンブル「すべての山に登れ」。

なかなか険しい山だったのです。見事に登りきることはできたでしょうか。

PTAコーラス・サークルのみなさんは、荘厳に「流浪の民」を歌い上げました。

そして、子どもたちが待ちに待っていた「パプリカ」。

講堂が歌声でいっぱいになりました。

いよいよ6年生の出番です。

まずは2部合唱、「瑠璃色の地球」。

静かな歌いだしに、そこに子どもたちの気持ちがこもっているように感じられ、歌の世界に心をひきこまれていきます。

高い声と低い声が混ざり合い、音に奥行きが生まれ、気が付くと目の前に情景が立ち上がっていました。

そして器楽合奏「新世界より」。

演奏の準備が終わり、指揮者が指揮台に立ちます。

1学期から練習を繰り返してきた子どもたちの真剣なまなざしが、指揮者の指先に向けられます。

静謐で美しい緊張が講堂にいきわたったそのとき、振り下ろされた指揮と同時に、短く強く重い音が奏でられました。

そのとき、初めてのことが起きました。

子どもたちが奏でたその最初の音、それが見えた気がしたのです。

情熱によって作り上げられた音が、たしかにそこに在ることを感じたのです。

感動を文章で表そうとしましたが、どうしても表現できませんでした。

6年生、ありがとう。

響き合う音楽 音楽会前半 2・4・6年生

先週の金曜日と土曜日、2・4・6年生による音楽会が開かれました。

まずは2年生の箏とリコーダーによる合奏から始まります。

誰もが一度は聞いたことがあるわらべ歌を演奏します。

2人一組で箏を前にして座り、箏とリコーダーの異なる音色を響き合わせていきます。

違う音色も、ひとつの曲のなかで心地よく響くのは、相手の音も大切にしているからなのでしょう。

合唱は「音のつばさ」と「幸せのリズム」。

元気な歌声が会場中に響き渡りました。

「幸せが来るリズム~」

みんなの気持ちが歌声にのって運ばれてきました。

幸せな気持ちになりましたよ。

続いては4年生。

まずはリコーダーと木琴の合奏「カントリーロード」。

木琴のやわらかな音色で奏でられるリズムに、やさしく響くリコーダーのメロディーが重なります。

丁寧に響き合うハーモニーが心をいっぱいに満たしてくれました。

合唱は部分2部合唱「気球にのってどこまでも」。

高い歌声と低い歌声が重なりのびやかに響き合っていきます。

歌声に体が包まれ、まるで気球にのっているかのように、歌声とともに自分の身も心もどこまでも行けるような、そんな気持ちになりました。

金色の小さな鳥

金色の

ちひさき鳥の

かたちして

銀杏ちるなり

夕日の丘に

(与謝野晶子)

グラウンドのいちょうが美しく色づいています。

音楽会1日目の午後

先週金曜日、土曜日は2・4・6年生による音楽会でした。

子どもたちの努力の結晶が、心の琴線に触れる、そんな2日間でした。

1日目、金曜日の午後の子どもたちの姿です。

大きな感動を生み出したあと、普段通りに学びに向かう姿に、敬意を抱きました。

私は感動にとらわれて、しばらくぼうっとせずにはいられなかったのですから。

リハーサル後の6年生

写真は12月5日(木)音楽会リハーサル後の6年生の休み時間の姿。

最後の練習を終え、あとは本番を迎えるのみとなった6年生。

笑顔のなかに、どんな気持ちをいだいているのでしょうか。

この記事があがるころは、音楽会の真っ最中。

大丈夫、君たちの努力が作り上げるものは、きっと聴く人たちの心に届きます。

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