桐朋学園小学校

桐朋だより

願いごとは空へ向かって 1・2年生 笹燃やし

7月、1・2年生のそれぞれの教室の軒下に笹が出ていました。

もちろん、七夕のためです。

手作りのもので飾られた笹には、子どもたちの分だけ短冊がかけられていて、そこにはとびきりの願いごとが書かれていました。

「でんしゃのうんてんしになりたいです」

「みんながげんきにすごせますように」

「まほうつかいになれますように」

「せんそうがなくなりますように」

「なまずがとれますように」

この日はその願いごとを空に届ける日です。

笹燃やしの日。

直前までふっていた雨が、すっと止みました。

おりひめとひこぼしの二人も、みんなの願いが届けられることを待っていてくれたのでしょう。

笹が燃え、炎とみんなの歌声もいっしょにお願いごとが天に向かってのぼっていきました。

いつもの笑顔 1学期終業日

7月15日が1学期の終業日でした。

朝、ひとつずつ教室をのぞくと、いつものみんなの笑顔がありました。

次にみんなと会えるのは1カ月半後の9月1日。

きっとその日のみんなの笑顔はぐっと成長したように見えるのでしょう。

成長していくことはもちろんうれしいけれど、今のみんなの笑顔も大好きだから、今日はそれを見ることができてよかったです。

 

どんな1学期でしたか。

明日からの夏休み、何かに時間をかけてじっくりと取り組んでみてください、と校長先生が言っていましたね。

僕もそう思います。

僕からもひとこと。どうぞめいっぱい楽しんでください。

そしてたまには暑さにやられながらだらだらする日も作ってください。たまには、だよ。

 

6年生は海、5年生は山が待っていますね。

いっしょに挑戦しましょう。

では、行ってきます!

暑さのなかでも思い切り

学校では熱中症のリスクを測る暑さ指数が「危険」とされるときは外遊びを見合わせています。

6月の終わりから暑い日が続き、雨が降っていないのに外で遊べない日がちらほらありました。

「今日は外で遊べる?」

その言葉に首を横にふることがつらくて苦しくて。

思わず照り付ける太陽をにらみつけたくもなりました。

 

この日も暑い日になりましたが、それでも外遊びができる日になりました。

待ちわびていたように、外に出ていく子たち。

ドッジボールにサッカー、一輪車に虫取りにブランコ。

笑顔がうれしくて、思わずシャッターを切りました。

 

 

ご家庭での暑さ対策をありがとうございます。

夏休み明けも暑い日が続くかもしれません。

学校でも子どもたちの様子を見守り、対応を続けていきたいと思います。

図書室にようこそ 図書委員 しおり祭り

6月の終わり、昼休みの図書室は子どもたちでおおにぎわいでした。

この日、図書委員による恒例の「しおり祭り」が開かれていたからです。

本を借りるとくじがひけます。

そのくじは図書委員特製の手作りのしおりに交換できるのです。

少しでも本に親しんでほしいという図書委員の思いのこもったこのお祭り。

今では学校中のみんなが楽しみにしているお祭りになりました。

本を借りるための行列のなかにはとある先生の姿も。

 

「あた~り~」

かけ声が聞こえました。どうやら特等のしおりが当たった子がいるようです。

かたわらでうらやましそうな顔をうかべる子がいました。

ぼくは1等、2等のしおりもすごくすてきだと思っています。

どれも心をこめて作られたものだからね。

 

もうすぐ夏休み。いつもより長いお話にチャレンジするにはぴったりの時期です。

用の美に触れる 5年生 日本民藝館見学

6月最後の日、暑さのなか、5年生は日本民藝館見学にでかけました。

日本民藝館はその名の通り、民芸品を展示した美術館です。

民藝とは人々の生活のなかで使われていた手工芸のこと。

その美しさを見出したのが、この民藝館を作った柳宗悦さんでした。

「用の美」という言葉にその考えがあらわれていると言えます。

 

民藝館に入ると、まず感じるのが建物自体の美しさ。

感じた涼しさは、その建物の凛とした静謐さによるものかもしれません。

子どもたちも民芸品のスケッチに没頭できました。

飾られているものは、その時代、その場所で生活の中で人々が実際に使っていたもの。

ひょっとしたら私たちが今手にしているものにも、自らは主張しない優しい美しさがしとやかにあるのかもしれません。

その美しさに気づいていきたいと思いました。

真剣な横顔 2・6年生 ペアスタディ

大きな背中をまあるくかがめて、いつも以上に真剣な顔で6年生が課題に向かっています。

今日隣に座るのは、いつものクラスメイトではなく、パートナーの2年生。

2年生と6年生が机を並べていっしょに学習するペアスタディの日です。

2年生は2年生の、6年生は6年生の、それぞれの課題を解いています。

「できたよ」

2年生の声に、問題を解く手を止める6年生。

丸付けが始まります。

間違ってしまった問題があったみたい。

「ここをこうするとどうなるかな?」

答えを教えるのではなく、解き方に気づけるように声をかける6年生。

2年生は、自分だけの先生に教えてもらえてうれしそう。

いつも以上に真剣で、いつも以上にあたたかい算数の時間でした。

 

 

 

あまーいングリッシュ 6年生 E.C.ラングドシャ作り

“Add the sugar and mix them.”

今日のE.C.(英語)の授業はいつもの教室から場所を移動して、調理室で行われています。

そしてみんなが三角巾とエプロンをつけています。

なぜなら今日の授業はラングドシャ作り。

英語の指示を聞いて、おいしいおやつを作るのです。

いつも以上に先生の指示に耳を傾けます。

“Squeeze the batter thinly onto the baking paper.”

すべての英語は分からなくても、分かる言葉を頼りに、目の前の材料や道具から推測して調理を続けていきます。

 

“Please give me!”

私も心から言いました。

いただいたラングドシャ、とってもとってもおいしかったです。

“Very delicious!”

6月の授業風景

暑い暑い6月が過ぎていきました。

暑い暑いなかでも真剣に学習に向かう子どもたちの姿をごらんください。

「暑くてやる気なくなっちゃうよ…」

そんなつぶやきをしていた自分が恥ずかしくなるくらい、みんなはがんばっているね。

僕もがんばります。

1学期もあと2週間。

楽しい夏休みが待っています。

針仕事 3年生 針と糸を使って

「針仕事」という言葉を知っていますか。

主にぬいものを表す言葉です。

ほかにもたくさんの作業があるのに、ぬいものには特別にそんな言葉が用意されています。

それだけ私たちの生活にかかせないことなのです。

 

桐朋学園小学校では3年生からその針仕事を学びます。

その初めの授業がありました。

保護者のかたにも手伝ってもらって、玉むすびをしたらちくちくちくちくちく。

最後に玉止めです。

僕も手伝ったのですが、針に糸を通すときに母親が目を何度も目をまばたきしていた気もちがようやく分かりました。

 

針仕事はこれから6年生まで続いていきます。

ふれあい動物園 1・4年生

「下から手を通して、しっかりだっこしてね。」

4年生がチャボの抱き方を1年生に教えています。

今日はふれあい動物園。

飼育活動を担当する4年生が学校で飼っている動物たちとの関わり方を1年生に教えます。

「こうやってなでてあげて」

葉っぱを食べているやぎのさつきのせなかをやさしくなでます。

「きなこははずかしがりやだから、見るだけにしてあげて」

なるほど、うさぎのきなこははずかしがりやなんですね。

動物にも性格があるんだね。

4年生が育てているきゅうりも見せてもらいました。

動物たちのお世話をするまであと3年あります。

待ちきれないですね。

COPYRIGHT © 2017 TOHO GAKUEN PRIMARY SCHOOL. ALL RIGHTS RESERVED. ページトップへ
テキストのコピーはできません。