桐朋学園小学校

桐朋だより

図書室にようこそ 図書委員 しおり祭り

6月の終わり、昼休みの図書室は子どもたちでおおにぎわいでした。

この日、図書委員による恒例の「しおり祭り」が開かれていたからです。

本を借りるとくじがひけます。

そのくじは図書委員特製の手作りのしおりに交換できるのです。

少しでも本に親しんでほしいという図書委員の思いのこもったこのお祭り。

今では学校中のみんなが楽しみにしているお祭りになりました。

本を借りるための行列のなかにはとある先生の姿も。

 

「あた~り~」

かけ声が聞こえました。どうやら特等のしおりが当たった子がいるようです。

かたわらでうらやましそうな顔をうかべる子がいました。

ぼくは1等、2等のしおりもすごくすてきだと思っています。

どれも心をこめて作られたものだからね。

 

もうすぐ夏休み。いつもより長いお話にチャレンジするにはぴったりの時期です。

用の美に触れる 5年生 日本民藝館見学

6月最後の日、暑さのなか、5年生は日本民藝館見学にでかけました。

日本民藝館はその名の通り、民芸品を展示した美術館です。

民藝とは人々の生活のなかで使われていた手工芸のこと。

その美しさを見出したのが、この民藝館を作った柳宗悦さんでした。

「用の美」という言葉にその考えがあらわれていると言えます。

 

民藝館に入ると、まず感じるのが建物自体の美しさ。

感じた涼しさは、その建物の凛とした静謐さによるものかもしれません。

子どもたちも民芸品のスケッチに没頭できました。

飾られているものは、その時代、その場所で生活の中で人々が実際に使っていたもの。

ひょっとしたら私たちが今手にしているものにも、自らは主張しない優しい美しさがしとやかにあるのかもしれません。

その美しさに気づいていきたいと思いました。

真剣な横顔 2・6年生 ペアスタディ

大きな背中をまあるくかがめて、いつも以上に真剣な顔で6年生が課題に向かっています。

今日隣に座るのは、いつものクラスメイトではなく、パートナーの2年生。

2年生と6年生が机を並べていっしょに学習するペアスタディの日です。

2年生は2年生の、6年生は6年生の、それぞれの課題を解いています。

「できたよ」

2年生の声に、問題を解く手を止める6年生。

丸付けが始まります。

間違ってしまった問題があったみたい。

「ここをこうするとどうなるかな?」

答えを教えるのではなく、解き方に気づけるように声をかける6年生。

2年生は、自分だけの先生に教えてもらえてうれしそう。

いつも以上に真剣で、いつも以上にあたたかい算数の時間でした。

 

 

 

あまーいングリッシュ 6年生 E.C.ラングドシャ作り

“Add the sugar and mix them.”

今日のE.C.(英語)の授業はいつもの教室から場所を移動して、調理室で行われています。

そしてみんなが三角巾とエプロンをつけています。

なぜなら今日の授業はラングドシャ作り。

英語の指示を聞いて、おいしいおやつを作るのです。

いつも以上に先生の指示に耳を傾けます。

“Squeeze the batter thinly onto the baking paper.”

すべての英語は分からなくても、分かる言葉を頼りに、目の前の材料や道具から推測して調理を続けていきます。

 

“Please give me!”

私も心から言いました。

いただいたラングドシャ、とってもとってもおいしかったです。

“Very delicious!”

6月の授業風景

暑い暑い6月が過ぎていきました。

暑い暑いなかでも真剣に学習に向かう子どもたちの姿をごらんください。

「暑くてやる気なくなっちゃうよ…」

そんなつぶやきをしていた自分が恥ずかしくなるくらい、みんなはがんばっているね。

僕もがんばります。

1学期もあと2週間。

楽しい夏休みが待っています。

針仕事 3年生 針と糸を使って

「針仕事」という言葉を知っていますか。

主にぬいものを表す言葉です。

ほかにもたくさんの作業があるのに、ぬいものには特別にそんな言葉が用意されています。

それだけ私たちの生活にかかせないことなのです。

 

桐朋学園小学校では3年生からその針仕事を学びます。

その初めの授業がありました。

保護者のかたにも手伝ってもらって、玉むすびをしたらちくちくちくちくちく。

最後に玉止めです。

僕も手伝ったのですが、針に糸を通すときに母親が目を何度も目をまばたきしていた気もちがようやく分かりました。

 

針仕事はこれから6年生まで続いていきます。

ふれあい動物園 1・4年生

「下から手を通して、しっかりだっこしてね。」

4年生がチャボの抱き方を1年生に教えています。

今日はふれあい動物園。

飼育活動を担当する4年生が学校で飼っている動物たちとの関わり方を1年生に教えます。

「こうやってなでてあげて」

葉っぱを食べているやぎのさつきのせなかをやさしくなでます。

「きなこははずかしがりやだから、見るだけにしてあげて」

なるほど、うさぎのきなこははずかしがりやなんですね。

動物にも性格があるんだね。

4年生が育てているきゅうりも見せてもらいました。

動物たちのお世話をするまであと3年あります。

待ちきれないですね。

ずぷり 5年生 田植え

ずぷり

ずぶぶぶぶぶぶぶ

数日前に代かきを終えた水田の土は、やわらかいことやわらかいこと。

はだしで入った子どもたちの足を、そのまま地中へとしずみこませていきます。

「うひゃあ」

思わずさけびごえをあげる子どもたち。

なんとひざの上まで足がしずんでしまいました。

さけびごえのあとには、笑顔がうかびます。

土のやわらかさ、足の裏から伝わるくすぐったいようななんというか、その感触は人を笑顔にするのです。

 

今日は田植えの日。

これだけやわらかければ、苗の根がしっかりと張るはずです。

さあ、秋の実りに向け、しっかりと田んぼのお世話をしていきましょう。

近い未来の友だちと 6年生 交歓会

「私はおにごっこで、つかまったときに学園小の子と話せて、仲良くなれました」

桐朋小から来てくれた6年生が、そんな感想を伝えてくれました。

今日は交歓会。

仙川にある桐朋小の6年生が遊びに来てくれました。

まずはみんなで遊んで、それからグループに分かれてさらにいっしょに楽しみました。

グループではバスケットボールにいす取りゲーム、ボードゲームにドッヂボールにおにごっこを楽しみました。

この日のために係の子たちが、遊びに来てくれた子たちみんなが楽しめるように、そして何より仲良くなれるように考えた種目は、どれも工夫がこらされていて、みんなの笑顔が見られました。

 

10カ月後は同じ教室でひょっとしたら机を並べているかもしれません。

近い未来の友だちと、一足早く顔を合わせることができました。

本を開いて科学の世界へ 3年生 理科読

この日の3年生は土井先生を招いて「理科読」の授業です。

理科読とはその名の通り、理科と読書が出会った学習。

理科の実験とそれにまつわる本を読んでもらいます。

今日の内容は「音の伝わり方」。

子どもたちには紙コップとタコ糸が配られて…

「糸電話だ!」

そんな声が聞こえてきました。

その通り!今日はみんなで糸電話を作りました。

最後にはながーーーーい糸電話にみんなの糸電話をくっつけて…

さて声はどんなふうに聞こえたでしょうか。

 

梅雨に入りました。

外に出られない日は図書室に行ってみましょう。

物語でも科学でも、本の扉を開けば、たくさんの世界に出かけることができますよ。

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