
「私はおにごっこで、つかまったときに学園小の子と話せて、仲良くなれました」
桐朋小から来てくれた6年生が、そんな感想を伝えてくれました。
今日は交歓会。
仙川にある桐朋小の6年生が遊びに来てくれました。
まずはみんなで遊んで、それからグループに分かれてさらにいっしょに楽しみました。
グループではバスケットボールにいす取りゲーム、ボードゲームにドッヂボールにおにごっこを楽しみました。
この日のために係の子たちが、遊びに来てくれた子たちみんなが楽しめるように、そして何より仲良くなれるように考えた種目は、どれも工夫がこらされていて、みんなの笑顔が見られました。
10カ月後は同じ教室でひょっとしたら机を並べているかもしれません。
近い未来の友だちと、一足早く顔を合わせることができました。
羊の毛を見たり触ったりしたことがあるでしょうか。
実は羊の毛には、土や小さな石や、体から出される油に、ときには自分のふんまで、さまざまなものがからまっています。
そりゃそうです。考えようによっては羊は自由に動くモップのようなもの。
どうしてもいろいろなものがからまってしまうのです。
からまると言えば活発に動く羊ですから、その毛自体もずいぶんからまってしまっています。
4年生はこれから西湖湖畔学校でかってきたチョコビちゃんの毛を糸にして織物にしていく長い旅に出かけます。
その旅は羊の毛を洗うことから始まります。。
チョコビちゃんはみんなと同じく元気だったのでしょうか。
その毛にはいっぱいからまっているものがあって、それをていねいにぬるま湯で洗ってとっていきます。
よくかわかしたあとはカーディング。
専用の道具を使って、からまった毛をまっすぐにといていきます。
カーディングができました。
たくさんのものがついて、からまっていた毛が、ふわふわの白い雲のように姿をかえました。
これからも4年生の羊の毛の旅は続いていきます。
雨の季節がやってきました。
みんなは雨の日が好きですか。
ぼくはちょっと…
でも、雨の日の楽しみがあります。
それはみんなが書く雨の日の日記を読むことです。
ぼくがあまり得意ではない雨の日を、自分なりに楽しんでいる人がいて、その楽しみ方を知ることが、ぼくの雨の日の楽しみなのです。
そうそう、ぼくも今日、雨ならでは楽しいことがありました。
それはみんなの登校の様子を見ること。
色とりどりの傘をさし、かっぱを着て、ふだんははかない長ぐつをはくみんなの姿はちょっといつもと違って、いつも以上にかわいく見えました。
そして傘を持っているのに、それをささずに友だちとあいあいがさをしている姿はとてもあいらしかったです。
みんなの雨の日の楽しみをぜひ教えてください。
ひいおじいさんの戦争体験を語り継いでいる鈴木眞織先生から6年生はお話をうかがいました。
眞織先生からはじめに投げかけられた問いは
「軍人と聞いてどんなイメージを思いうかべますか?」
子どもたちからは「強い」「こわい」「厳しい」などという答えがあがりました。
「私のひいおじいさんは軍人でした」
眞織先生のひいおじいさんは広島の海軍兵学校を卒業後に軍人となり、そして戦艦の艦長となったのち、アメリカ軍との壮絶な戦いのなかで亡くなります。
眞織先生の口からは軍人としてではないひいおじいさんの姿が語られます。
方言で話し、あいきょうがあり、周りの人をひきつけたこと。
夕食後に和服にステッキで本屋さんに散歩に行っていたこと。
子どもを留守番させ、奥様と映画に行き、次の日には主題歌のレコードを買って聞いていたこと。
バラのお世話が好きで、軍人を退官したあとはバラ園を作りたいと思っていたこと。
話を聞いているうちに「軍人」という言葉からはイメージされない、ひとりの人としての姿が浮かび上がってきます。
ひいおじいさんは亡くなる3日前に船の上に友人を招き、そこでお茶をたてたそうです。
「このときひいおじいさんはどんな気持ちだったでしょうか」
そう。戦争に行ったひとりひとりに気持ちがあり、毎日の生活があったのです。
そのことに思いをはせる時間になりました。
実は眞織先生はまだ高校生。
自分と年の近い人が、自分の言葉で戦争を伝える姿に子どもたちはどんなことを感じたでしょうか。
眞織先生、ありがとうございました。
「お願いします」
習ったばかりのあいさつから、どうぶつしょうぎの対局が始まりました。
どちらも真剣な表情で、一手一手を考えて指していきます。
「負けました」
くやしそうな表情で言います。
このあいさつも将棋では大切だと先生から習いました。
自分から負けを認めることも、将棋では大切なことなのです。
「ありがとうございました」
3つのあいさつの最後は、相手へのお礼。大事だよね。
組み合わせをかえて、また次の対局が始まります。
ひょっとしたら初めて話す友だちとしょうぎを指した人もいたんじゃないかな。
今日は北尾まどか女流棋士から「将棋の世界」のこと、「どうぶつしょうぎ」について習いました。
何を隠そう、まどか先生はどうぶつしょうぎを作った人なのです。
後半はどうぶつしょうぎ大会。
3つのあいさつ・自分で考えること・やりなおしはしないこと
まどか先生から伝えられた約束ごとを守りながら、組み合わせを変えて、何度も対局をしました。
みんなが真剣に考えるその表情がかっこうよかったな。
雨が増える季節です。休み時間に身体を動かせない分、大いに頭を動かしましょう。
まどか先生、ありがとうございまいした。