桐朋学園小学校

桐朋だより

青空を泳いで

鯉が青空をゆうゆうと泳いでいます。

世界から姿を消しつつあるキンランが今年もみやばやしで花をつけました。

学校のしるしである桐の花 青空に向かって咲いています。

初夏の力強さ、美しさの真ん中に、子どもがいます。

 

今日はこどもの日。

みんなが主役の日です。

桐朋学園小学校は毎日がこどもの日です。

頼もしい姿 1・2年生 学校案内

「ここにお手紙が入るからね」

教員室にいると、そんな声が聞こえてきました。

顔をあげるとそこには1年生と2年生の姿が。

そうだ、今日は学校案内の日です。

2年生が1年生に学校のすみずみまで案内する日です。

「ここには欠席を書くからね」

「けっせき?」

「おやすみのことだよ。おやすみの人の数を書いてね」

2人は手をつないだまま、次の部屋へと向かっていきました。

2年生の声はどこか誇らしげ。いつもよりその姿も頼もしく見えます。

 

2年生、実は4月になってから、案内のために学校の地図を片手に準備を重ねてきていました。

その成果が頼もしい姿に表れていましたよ。

 

4月の風景

2025年度の始まりの4月が過ぎていきます。

授業でのみんなの姿を撮ってみました。

1年生は学校に慣れたかな。

2年生から6年生のみんなも、新しいクラスには慣れたかな。

それぞれのペースで慣れていきましょう。

みんな、どんな4月でしたか。

みんなの笑顔も、真剣な表情も、どちらも好きだなあ。

動物たちのお世話 4年生 飼育活動

校舎の前に広がるみやばやし、その一画に飼育小屋があります。

そこでは、ヤギのさつきにウサギのきなこ、そして7羽のチャボが暮らしています。

動物たちのお世話をするのは4年生。

動物たちが元気に過ごせるよう、雨の日にも学校が休みの土曜日にも飼育を交替で担います。

今日も当番のグループが朝から飼育小屋のおそうじとエサやりです。

丁寧な作業に動物たちもうれしそう。

昼はさつきの散歩。

くいしんぼうのさつきは散歩の途中にもすぐに食事が始まります。

新緑の草や芽はやわらかくておいしいんだね。

「さつき、早く行こうよ。私たち授業が始まっちゃうから」

そんな子どもたちのお願いもどことやら、さつきはのんびりもぐもぐもぐもぐ。

 

4年生、これから1年間動物たちをよろしくお願いします。

作品と会話する 6年生 美術館見学

作品と向かい合う6年生。

息を呑む音まで聞こえてきそうな、そんな静謐のなかにいます。

 

今日は6年生の美術館見学。京橋にあるアーティゾン美術館に来ました。

ここでは洋の東西、時代を問わず、また絵画から彫刻まで、実に様々な作品たちに出会うことができます。

学芸員の方のギャラリートークに耳を傾け、作品をじっと見つめれば、作品の奥行きが増していくような気がするのです。

 

普段はにぎやかな子どもたちが、この日ばかりは作品の美しさに魅入られたのか、口数が減っています。

子どもたちのそのまなざしは、作品とそこにやどる作者の精神までも見出そうとしているようです。

作品もまた子どもたちに話しかけているようにも見えます。

 

それは豊かな豊かな静謐でした。

 

 

 

足のうらで感じる 3年生 土づくり

「いい湯だった!」

教員室のとびらを開けた3年生が元気よく言いました。

学校にはおふろはないはずだけれど…

そう思って顔をあげると、ひざの上までズボンをまくった3年生の姿。

手にはおふろあがりのようにタオルがにぎられています。

そうでした。

今日は土づくりの日。

学校の畑に、稲わらやとりのふんなどで作られたたい肥をまいて、土に栄養を与えるのです。

3年生は裸足になって畑に入りました。

今日の陽の光をたっぷりにあびた畑の土。

それはとてもあたたかく、やわらかかったことでしょう。まるでおふろのように。

「いい湯だった」その言葉に納得しました。

いろいろな学年が、栄養たっぷりになったこの畑で作物を育てます。

わくわくもぐもぐ 4年生 食堂

4年生になると週に1回の中学高校校舎の食堂での昼食利用が始まります。

この日はその初日。食堂での4年生の様子を見に行くと、たくさんの笑顔を見つけることができました。

人気はラーメンやうどんなどの麺類のようです。

普段のお弁当だとなかなか食べられないものね。

自分の食べたいものを自分で選ぶ。

当たり前のことのようですが、実はとても大切なこと。

なんて考えちゃうのは大人だからでしょう。

「おいしいもので笑顔になる」それをただただ楽しみましょう。

 

人を助ける喜び 6年生 委員会紹介

「人を助けることができることが、委員会の楽しいところです。」

今日は今年から児童会委員を始める5年生に、6年生がその役割について紹介する日です。

「委員会の楽しさってどんなとこですか?」

その問いに、「人を助けること」という返事があったのです。

胸があたたかくなりました。

そのほかにも「自分たちで考えた企画でみんなが喜んでくれること」という意見もありました。

誰かのために汗を流すことが自分の喜びになる、それを実感できるのが委員会活動なのかもしれません。

児童会委員のみなさん、今年もよろしくお願いします。

手のひらのあたたかさ 1年生送り 1・5年生

入学式の翌日から、1年生送りという行事が始まりました。

入学したての1年生の下校に5年生の子どもたちが付き添うのです。

1年生の最寄り駅まで、ときにはおうちや学童まで、2人で肩を寄せ合って歩きます。

 

初日の送りを終えた5年生がぽつりとつぶやきました。

「ちっちゃい手があったかかった。」

それは小さいけれど、とてもとても優しいつぶやきでした。

 

誰かのことを心から大切に思う気持ち。

それを「慈しみ(いつくしみ)」と言います。

人が持つ気持ちのうち、とても美しいもののひとつだなと、つぶやくあなたを見てしみじみ思いました。

図書室を案内します 2・6年生

2年生は今年から図書室の利用が始まります。

そのため、今日はパートナーの6年生が2年生に図書室の使い方を案内します。

「どんな本が好きなの?その本はね…」

「クイズです。図書室にいる先生の名前は次のうちどれでしょう。」

「ここには絵本が並んでいるよ。ぼくの好きな本はね…」

図書室との出会いがよいものになるように、6年生はたくさん工夫をこらしています。

気付くとあちらこちらで本の読み聞かせが始まりました。

2年生に読み聞かせる6年生の声のやさしさにうれしくなりました。

なかには、2年生が本を読み、それを6年生が聞いている、そんなペアもいました。

2年生、大すきなお兄さん、お姉さんに聞いてほしいんだね。

いっしょうけんめいに読む2年生を見る6年生のまなざしのあたたかなこと。

2年生はこれから、きっと図書室にたくさん通うことでしょう。

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