桐朋学園小学校

桐朋だより

みんなで跳ぼう 大縄大会 児童会朝礼

2月最後の児童会朝礼は大縄大会でした。

クラスごとに行ういつもの大縄大会ではなく、この日は学級委員の子どもたちが工夫をこらした大縄大会となりました。

それは、2つの学年いっしょにひとつの大縄をとぶのです。

1年生は3年生と、2年生は5年生と、4年生は6年生と、それぞれチームを作って、指定の跳び方をします。

「がんばれー!」

「だいじょうぶ、ほら、もう一度!」

「すごーい!」

いろんな声がかかります。

これが2019年度最後の、全校のみんなが集まる機会となりました。

笑顔の児童会朝礼 大縄大会でした。(2/27)

みんなへ

突然の3学期の修了日から、明日で1週間になります。

みんなは、この1週間をどんな気持ちで、どんなふうに過ごしていたのでしょうか。

私たち教員は、突然の休校への対応で、みんながばたばたとあわただしく忙しく働いていた1週間でした。

もしかしたら、わざと忙しくふるまっていたのかもしれません。

そうでもないと、強い気持ちが押し寄せてくるからです。

週のはじめの朝、いつも通りにチャイムが鳴りました。

それを聞いたある先生が、言いました。

「このチャイムが聞こえたら、外に出て、『体操だよ。並びましょう。』って子どもたちに声をかけるんですよね。」

その先生は、みんなのいないグラウンドを見て、寂しそうに言いました。

「チャイム、切りませんか?子どもたちのことを考えてしまいます。」

私はわざとチャイムのスイッチを切っていませんでした。

なるべく、いつもの通りの学校にしていたかったからです。

でも、チャイムのスイッチを切ることにしました。

チャイムのスイッチを切るときに、みんなのことを思いました。

みんなはこの1週間をどう過ごしましたか。

思いがけず、長い春休みになりました。

ぜひ、普段は手にとらなかった本に手を伸ばしてみてください。

会いたい友だちとは会えなくても、本のなかの登場人物との出会いを楽しんでください。

課題が出ている学年もあるかもしれません。

分からない問題はもちろん、すぐにできそうな問題でも、いつもより遠回りして解いてみてください。

じっくりのんびり考え、寄り道することで見えてくる景色があるかもしれません。

それから、家族や身近な人との会話をいつもよりたくさんしてみてください。

近くに居すぎると、よく見えるようで、実は見えなくなることもあります。

身近な人ほど、たくさん会話することで新しい発見ができることでしょう。

人だけではありません。

心の中に発見のメガネをかければ、身近な場所でも、新しい発見があるはずです。

私もそうやって、発見のメガネをかけて過ごそうと思います。

実はこの1週間で、もう大きな発見がありました。

それは、きっと私たちは離れていても、お互いのことを考えているんだという発見です。

あの先生が、8時30分のチャイムを聞いたとき、みんなのことを思ったように、きっと同じ時間に「体操の時間だ」と考えた誰かがいたことでしょう。

時計の針が10時20分を指せば、「本当は今から20分休みだったのにな。みんなとサッカーしたいな。」と思う人が、きっといっぱいいるのだと思います。

あなたが誰か友だちのことを思い浮かべているときは、きっと誰かがあなたのことを思い浮かべています。

私たちもいつもみんなのことを考えています。

学校は休みでも、私たちはきっとお互いを思い合っています。

それがこの1週間での私の発見です。

ぜひ、この長い春休みが明けたら、みんなの発見を聞かせてください。

私はそれを楽しみに過ごしたいと思います。

桐朋学園小学校の子どもたちには笑顔が似合います。

どうか笑顔で過ごしてください。

演じ、伝えること 発表会 後編

発表会、いよいよ5年生の出番です。

5年生は、両クラスとも創作劇。

自分たちで台本を書きました。

それだけでなく、演出、照明、音響も自ら行います。

 

1組は「不思議な裁判~鬼と四人の子どもたち~」。

彼らの演じる先生たちの恐いこと恐いこと。

あんな先生にはなりたくないと心から思いました。

力でおさえつけてくる先生たちに、力でやり返すのではない方法を考えるシーンが印象的でした。

先生と鬼、子どもたちとの裁判に、最後に現れた桃太郎に、会場は興奮に包まれました。

鬼と桃太郎は素敵な関係を築いていたのですね。

そういえば、もとの先生はどこへ行ってしまったんだろう。

 

2組は「忘れ去られた君とぼく~大切なもの~」。

不思議な話のはじまりから、中盤で話が急展開を見せます。

まさか主人公が、周りの友人だけでなく、家族からも見えない存在になるなんて。

見ていた低学年から悲鳴が聞こえてきました。

実は私も舞台袖で悲鳴をあげました。だって怖かったんですもの。

でも、舞台上の子どもたちは怖さに立ち向かっていきます。

そして最後には心が温められました。

なんて怖くて、なんて優しい話だったでしょうか。

 

保護者のみなさまには、急なお願いにご協力いただきました。

ありがとうございました。

「桐朋だより」について

学校が突然の休校となり、あれだけにぎやかだった学校が静まりかえっています。

私は今、とても寂しい気持ちでいます。

みんなは今、どんな気持ちで過ごしているのでしょうか。

ずっと気になって考えています。

何をどう伝えるか迷いました。

何も伝えないことも考えました。

でも、このページでは、これまで通り、みんなの日々を紹介していきたいと思います。

伝えたいみんなの姿がまだまだたくさんあるのです。

みんなとのこれからの日々がまた始まることを心待ちに、これまでの日々を伝えていきたいと思います。

 

演じる楽しさ 発表会 前編

先週金曜日と土曜日は、1・3・5年生の児童による劇の発表会でした。

1番手は1年1組「おめでとう 大さくせん?」。

場面となる学校は、どこか心当たりのある学校で…

そこに出てくるのは子どもたちが演じる生き物の数々。

この生き物たちも、日々のなかで見かけているような…。

劇の終わり、やっと出た木の芽にみんなのかけた言葉

「大きくなあれ 大きくなあれ」

それは学校みんなの願い事ですね。

1年2組は「よかったね」。

3匹のおおかみさん、なぜだか元気がありません。

ちょっといじけているようにも見えます。

そんなおおかみにおかまいなしに、ひよこやうさぎ、やぎがそれぞれ元気に話しかけていきます。

その様子がとてもほほえましく、会場のみなさんも笑顔になりました。

暗い顔なのはおおかみさんだけ。

でも、最後はそのおおかみさんにもとってもうれしい出来事がおとずれました。

「よかったね。」

3年生は学年合同で演じます。

舞台の前に一列に並んだツアーコンダクターが紹介してくれたのは、なんとも騒がしい世界でいちばんやかましい町でした。

まあ、なんと騒がしいことでしょう。

そのなかでも特に元気な王子様。

王子様の願い事は「世界でいちばんやかましい音」を聞くこと。

でも、ひとりの思いつきが広がっていって、それが思いもよらないことになります。

気がつくとそこは、世界でいちばん静かな町になっていました。

その変化には驚かされました。

みんなの演技のたまものです。

どちらの町にも行ってみたいと思いました。

命をバトンをつなぐ 3・4年生 飼育の引き継ぎ

1年間、ヤギのさつきやチャボの飼育活動を続けてきた4年生が、来年にそれを担う3年生に、引き継ぎを行いました。

まずは紙芝居やクイズ、劇と工夫をこらしたやり方で、飼育のやり方を説明をします。

劇のユーモアに、思わず笑い声があがります。

「飼育が楽しみになった人はいますか?」

問いかけてみると

「はーい!」

多くの手が挙がりました。

次に細かいやり方を書いた手作りのリーフレットを手渡しし、それを見ながら実際の場所を確認します。

 

印象に残った紙芝居のセリフを、もう一度3年生におくりたいと思います。

「きみたち3年生は、次に飼育を引き継ぐ。つまり命をあずかるんだよ。」

来週からは3年生が、実際に4年生といっしょに飼育を行う見習い期間が始まります。

命をあずかる責任と、命の温かさを実感することでしょう。

縄が回れば笑顔が跳ねる

2月のはじめのころ、体育の授業では、2つの学年が合同で授業を行いました。

6年生は3年生に、4年生は2年生に、5年生は1年生にそれぞれ縄跳びと大繩の跳び方を教えました。

いつも以上にやさしい表情になる上級生、うれしそうに教えられる下級生。

笑顔が跳ねる時間になりました。

さあ 発表会 1・3・5年生

今週の金曜日・土曜日は1・3・5年生による劇の発表会です。

先週の金曜日にはリハーサルも行われました。

本番に向けた大詰めの練習が重ねられています。

5年生は演技だけでなく、照明や音響も自分たちで担います。

「楽しみにしていてね!」

初めての発表会を迎える1年生の言葉です。

みなさん、楽しみにしていてください。

社会をより良くする人と出会う 4年生 社会科

4年生の社会科では、江戸時代に玉川上水をひき、江戸の水不足を解決した玉川兄弟について学びました。

その後、現代の玉川兄弟として、今まさに社会を良くしていくことに挑む3人の起業家の方の話を伺いました。

1人目は、おてつたびというサービスで地域の活性化を目指す永岡さん。

2人目は、将棋やJリーグ、ロボット事業を広めることを応援する西井さん。

3人目は、サンゴの飼育など、水槽に海を再現することで、海を守っていこうとしている高倉さん。

3人とも、事業の内容だけでなく、そこにいたるまでのご自身の思いについても語ってくれました。

ひとりひとりの情熱を帯びた話に、子どもたちがひきつけられていることを感じました。

社会を良くするのは、普通の人とは違う特別な人なのでしょうか。

私はそう考えません。

私たちと同じ普通の人の情熱によって、社会はより良くなっていくのだと思います。

子どもたちも私も社会をより良くするひとりになれるはずです。

3人の話を聞いて、そんなことを考えました。

悲鳴と歓声 1年生 生活科

今朝は今年一番の冷え込みでした。

登校してきた子どもたちは、肩をすくめて身を縮こませていました。

かくいう私も同じ姿勢に。寒さから必死で身を守りました。

「寒いよぅ。」

悲鳴にも聞こえる声があちこちから聞こえてきました。

でも、朝一番に、あるところから歓声が聞こえてきました。

「やったー!」

それは1年生。

氷づくりをしていたのです。

ようやく氷をつくることに成功しました。

「あれ、でも、同じ場所でも凍っているものとそうでないものがあるよ。」

たしかに。どうしてだろう。

氷に喜ぶ子どもたち。疑問が立ち上がる子どもたち。

生活のなかから理科が始まる場面を見ることができました。(2/7)

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