先週の1年生のポップコーンづくりに続き、調理室からなんともよい香りがしてきました。
そっと入ってみると、そこには焼きたてのクッキーが!
のどから手が出るほど食べたい気持ちでいっぱいになりました。
すごくよい香りだったんですもの。
それは2年生が生活科の授業で作ったクッキーでした。
パンをはじめとして、多くの主食を生み出す小麦。
この授業の前には殻付きの小麦から、小麦専用のミルを使って粉にひきました。
それを使って、今日はクッキーづくり。
かたい殻に包まれていた小麦が、こんなにおいしいクッキーになるなんて。
ぜひ、おうちでも作ってみましょう。
それから、小麦からできるほかの食べ物にも、おうちの人と挑戦してみることもいいかもしれません。(11月28日・29日)
今日は待ちに待ったポップコーン作りの授業です。
調理室で行う授業は楽しくておいしいことばかり。
今日もお気に入りの三角巾とエプロンをつけて調理室に入ると、それだけで心がはずみました。
鍋に油をひいて、そこにおおさじですくったコーンを入れます。
鍋を火にかけると、
「ポンッ!」
取っ手を持つ手に初めての感触がありました。
「ポンッ!ポンッ!ポンッ!!」
次々にはじけるコーンに、笑顔もはじけていきます。
1学期から心をこめて育ててきたとうもろこしから作ったポップコーン。
おいしさも格別だったでしょう。
種を植え、心をこめて水をやり、ぐんぐん伸びていく様子を観察し、夏を経て実ったとうもろこしを収穫し、乾燥させ一粒ずつ実をとって、それを調理して食べる。
普段食べているものも、それぞれ口に入るまでの道のりがあります。
そのことを楽しくおいしい経験を通じて学ぶことができました。
(11月21日・22日)
部屋の外にも笑い声が漏れていました。
ドアを開けると、そこではE.C.の交流会が開かれていました。
1学期もおこなった交流会。
今日は、ネイティブの方からも、子どもたちも、お互いにアクティビティを持ち合う時間です。
講師の方が用意してくださったCrocodaile Game。
「Turn right!Right!」
目隠しをした友だちに声がかかります。
おそるおそる踏み出していく様子に、思わず笑い声があがります。
次は講師の方がチャレンジする漢字ゲーム。
「Draw a straight line!」
子どもたちが講師の方に教えます。
果たしてうまく書けたのでしょうか。
笑顔があふれる交流会となりました。(11月19日)
この日の3年生は「理科読」の授業です。
理科読とは読み聞かせと実験を融合させた授業です。
2人の先生が来てくれました。
今日は磁石の実験から。
配られたものの中から、磁石がくっつくものを探し出します。
予想とは違うものがくっついたときには驚きの声があがりました。
次は方位磁針づくり。
磁石の力をクリップにうつし、水に浮かべると、ばらばらのほうを向いていたクリップが…
実験ではたくさんの驚きがありました。
驚きでほぐれた頭に、今度は理科的な本の読み聞かせ。
いつも以上に一生懸命に耳を傾ける子どもたちの姿がありました。
本を読むこと、実際に体験すること、どちらかではなく、そのどちらにもたっぷり浸ってほしいと思います。(11月19日)
この日は5年生の生活科の大きな学習である野焼きが行われました。
1万年以上の時を越え、縄文人と同じ方法で土器を焼き上げます。
火をつけることも、自らの手で行います。
紐をうまく使い、木の棒と板を摩擦し、火種を生み出します。
これが現代の私たちにはとても難しい。
煙が出てくるところまではいくものの、火が起きません。
焦げ臭いにおいに「あと少し、あと少し」と何度も挑戦しました。
最後は火打石も使い、自分たちで火を起こしました。
身体で起こした小さな火を木に移し、大きな焚火を起こします。
そこに少しずつ土器を近づけていきます。
土器をじっくり温め、土を乾燥させ堅くしていきます。
土器を近づけるために焚火に寄ると、燃える火の熱さを頬やひたいに感じます。
炎のにおいが鼻を通ります。
常に形を変え続ける炎の姿、まぶしさは何に形容できるでしょうか。
軍手越しにも土器が熱くなっていることが伝わってきます。
この土器を焼き上げる野焼きを通じ、私たち人間にもともと備わっている感覚が、刺激され、磨かれていきます。
1日をかけ、土器を焼き上げることができました。
見事に焼きあがった土器も、思うように焼きあがらなかった土器もあります。
土器の数だけ、子どもたちの感情もあったことでしょう。
この気持ち、感情もまた、縄文人のころから私たちに備わっていたものです。
原始的な体験を通じ、私たちが持つ身体・感覚が刺激され、豊かな感情が生まれた時間でした。(11月19日)
この日は4年生の谷保天満宮スケッチの日でした。
朝早くの冷たい雨に、一度は延期を考えたものの、朝礼が終わるころにはやわらかであたたかな陽の光が空からさしこんできました。
急いで出発の準備を整えて、谷保天満宮に出かけました。
関東三大天神にも数えられる谷保天満宮の歴史は古く、1000年以上前から谷保の地にあったといわれています。
今日は、その谷保天満宮の秋の風景を心に映るまま描く日です。
境内や梅園の色づき始めた木々、歴史を感じさせる社殿、そして谷保天満宮といえばチャボ。
思い思いの風景を描こうと、どの子も一生懸命に画用紙に向かい合いました。
みんなの作品を見ることを楽しみにしています。(11月18日)
今年もどうぶつしょうぎの生みの親の北尾まどか女流棋士が学校に来てくれました。
まずは将棋の歴史や特徴についての話。
そして、北尾女流棋士が力を入れている世界への普及についての話がありました。
中国説明のスライドには、中国の小学生と将棋を指すみんなが知っている先生の姿が。
将棋は、国を越え、年齢を越えて、お互いが真剣になれるものなのです。
そして後半はいよいよどうぶつしょうぎ大会。
休み時間が終わったら大会の始まり…のはずが、休み時間から全員がどうぶつしょうぎに夢中になっていました。
「お願いします」「まけました」「ありがとうございました」
習った3つのあいさつをしながら、対局を続けます。
負けを認めることも、大切なことです。
「楽しかったー!」
そんな声があちらこちらから聞こえてきました。
頭をうんと使って考えることって、すごく楽しいのです。
今度は私ともやりましょう。
金曜日の朝は全校の子どもたちが集まって、児童会朝礼が行われます。
まずは桐朋体操。
音楽に合わせ、様々なスポーツの動きをとりいれて全身を動かす、伝統の体操です。
体育委員が前で見せる模範に合わせ、子どもたち全員で体操をします。
400人をこす子どもたち、それから教員が秋晴れの気持ちのよい空の下、いっしょに体を動かし、金曜日が始まります。
清々しい朝の陽に、校内の緑も照らされていました。
色づき始めたイチョウの木。
そのイチョウの木が見守る桐の庭には、稲が刈り取られたあとの水田があり、水面が輝いています。
その奥に、この数日でなぞの穴が現れました。
さて、何のための穴なのでしょうか。
来週、きっとわかりますよ。