
私たちに大きな力を与えてくれるもの、その一つが音楽である。
先週の音楽鑑賞会は、そのことを実感するひとときとなりました。
この一年、生演奏を聴く機会が減ってしまった人は、多かったのではないでしょうか。
バイオリン奏者の川畠成通さんの演奏が始まると、その音色にすぐに引き込まれてしまいました。静かな雰囲気の曲から、思わず体が弾んでしまうような曲まで、様々な曲を聴くことができました。
演奏の間には、楽器についての説明や、川畠さんが音楽を始められたきっかけなどについてのお話がありました。子どもたちの質問にも丁寧に答えてくださった川畠さん、そのお人柄が音色や言葉にも表れていたように思います。
学年ごとでの開催ということで、6回ものステージ演奏をしてくださいました。
川畠さん、素敵な時間を本当にありがとうございました。
5年生の社会科では2学期、情報について学習をしました。
私たちがどのようにして情報を得ているのか、その情報はどのようにして発信されているのか、様々な角度から学びを深めるために、先日記者の牧内昇平さんからお話を伺いました。
記者とはどのような仕事なのか、記者としてのやりがい、伝えたいと思っていることを、詳しくお話してくださいました。
私たちが普段目にしている記事がどのようにして書き上げられたものなのか、新聞の見方がこれまでとは変わった5年生もいたようです。
「今を記すことは未来に歴史を残すこと」として、責任をもって仕事をされる牧内さんの思いに心を打たれた人も多かったことでしょう。
牧内さん、貴重なお話をありがとうございました。
大寒の日、
「見て見て」
と教員室の前まで子どもたちが持ってきたものは、
厚さ1㎝以上はある氷。
田んぼのところで見つけたものを、教えてくれました。
このところの寒さで、飼育小屋の横にある「こころの泉」でも、氷が張っていることがあります。そうっと指で水面をふれている子どもたちの様子が、いつも印象に残ります。
暦の上では、少しずつ春へと近づいていきますが、まだまだ寒さの厳しい日が続きます。冷え込んだ日はどうしても外に出るのがつらくなりがちです。しかし、こうして今の時季ならではのものを見つけられると、冬を楽しむことができそうです。
さあ、来週はまたどのような発見があるでしょうか。子どもたちと楽しみたいと思います。
世界の国々との往来が難しくなって、まもなく1年が経とうとしています。
しかし、私たちは今まで以上に世界の様子に目を向け、身近に感じている部分もあるのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症という目に見えないものに対して、私たちはどのように過ごしていけばよいのか。日々考えている中、海外から情報が入ってこない日はありません。互いに助け合う中で今の状況を何とか乗り越えたい、そう思わずにはいられません。
生活科の授業の一環で、4~6年生を対象にした国際理解教室を行いました。本校では毎年、様々な国や地域の方をお迎えして、お話を聞いています。今回は、台湾の呉さんが来てくださいました。台湾の地理的なお話から、歴史、言語、交通、学校生活等について、お話をうかがいました。歴史の中で、日本とのつながりを感じる部分も多くありました。
呉さんがスライドで見せてくださった写真を見ながら、行ってみたいと思った人も多かったことでしょう。今は我慢のときですが、また海外との行き来ができる日を楽しみに思う気持ちがより強くなりました。