修学旅行3日目は奥飛騨から安房トンネルを抜け、信州あずみのへ。
まずは いわさきちひろさん の作品が多く飾られた安曇野ちひろ美術館へ。
あずみのの美しい緑のなかの美術館は、建物自体がひとつの作品のようなたたずまいです。
いつも活発な子どもたちも、ちひろさんの水彩画のタッチのような、そんなやさしい横顔を見せていました。
お昼からはアルプスあずみの公園へ。
落ち着いた午前中からうって変わり、活動的な午後です。
まずは係の子たちが提案したどろけいで学年全員で遊びます。
やわらかな芝生のうえを、みんなが思いっきり駆け回りました。
その後も、多少の雨に降られましたが、子どもたちはお構いなしに思い思いの遊びに没頭しました。
修学旅行最後の夜はお楽しみ会。
子どもたちが考えた遊びで大盛り上がり。
お宿の広間は笑顔でいっぱいになりました。
最終日は、松本城と旧開智学校の見学。
前日の雨で天気が心配でしたが、雨もあがり、勇壮な松本城をながめることができました。
最後の宿泊行事、秋の美しさのなかで、みんなはどんな思い出ができましたか。
6年生が秋の奥飛騨、信州に修学旅行にでかけました。
立川駅に集合し、特急に乗ります。
3年生から宿泊行事を重ねてきましたが、特急で出かけるのは初めてです。
4人のボックス席にできることが特急旅行のだいごみ。
旅の始まりに心が躍ります。
塩尻でバスに乗り換え、まずは恒例のりんご狩り。
太陽の光をいっぱいに浴びて、赤く染まったりんごを、ひとつずつ吟味して、これぞというりんごを見つけてもぎます。
口の中に酸味と甘みが広がって、思わずみんな笑顔になりました。
今日の宿泊は平湯温泉。
なんと、学年全員で入ることのできる大きな露天風呂があるのです。
紅葉し始めた山々の景色と奥飛騨のやわらかなお湯に身も心も包まれました。
翌日は上高地へ出かけました。
大正池の水面に焼岳や穂高連峰、周りの山々の姿が映り込み、それはそれは美しい風景がありました。
しばし腰かけスケッチを楽しみ、昼食後は散策です。
1年生から遠足などで自然のなかに出かけてきました。
みんなで自然を味わう機会は、修学旅行が最後です。
グループごとにポイントをまわりました。
どんな話をしていたのかな。
毎週金曜日の朝は児童会朝礼です。
運営と司会は学級委員の5・6年生が務めます。
この日の児童会朝礼は、6年生が修学旅行中のため、5年生が司会をします。
「みんなでじゃんけん列車をします。」
司会の子どもが朝礼台の上からみんなに伝えました。
「音楽がなったら歩き出して、止まったら近くの人とじゃんけんをしてください。
勝った人が先頭で、負けた人はその後ろに肩に手を置いてくっついてください。
先頭の人はじゃんけんを続けることができます。」
はじめは近くにいる同じクラスの人とじゃんけんをしていた子どもたちも、気が付くと、クラスや学年が混じった長い列車がところどころにできていました。
おやおや、ひときわ大きな車両も途中に見えます。先生たちも楽しんでいました。
楽しい金曜日の朝でした。
良く晴れた朝のグラウンドで、2年生の子どもたちがしゃがみこんで何かを拾っています。
そばに寄ってみると、それはどんぐりでした。
秋をむかえた校内には、どんぐりがたくさん落ちています。
ひとくちにどんぐりと言っても、その姿かたちは様々で、分類表を片手に、どんぐり拾いに一生懸命。
たくさん拾ったどんぐりが、なんと算数の時間に活躍しました。
いちあたりの量という学習で、どんぐりを使って、実際に机の上にいちあたりの量を作っていきます。
テキストで学ぶよりも、実際に自分の手を動かし、指先で触りながら学ぶほうが、理解が深まる子どもも多くいることでしょう。
何より自分で拾ってきたどんぐりです。
いつも以上に集中して授業を楽しんでいました。
次は工作です。
どんぐりを専用の台にセットして、きりで穴を空け、ようじや竹串をさしていきます。
あっという間に、コマややじろべえ、トトロなどに、どんぐりは姿を変えていきました。
秋ならではの豊かな学びがありました。
今年の運動会は白組の優勝で幕を閉じました。
学校では、普段は競い合うことを積極的には行っていません。
でも、この日は、それぞれの競技で思い切り競い合いました。
その結果、勝ち負けという結果が生まれました。
勝った人たちはうれしかったことでしょう。
逆に負けてしまった人たちはとってもくやしかったことでしょう。
私は、一生懸命に戦ったみんなの姿から、勝ち負けを越えた、とても尊いものを感じました。
味方だけでなく相手も大きな声で応援する姿であったり、
自分がゴールした後に、まだ走っている人へ声援を届ける姿であったり、
転んでしまった友だちに手を貸して励まし、もう一度みんなで走り始める姿であったり、
馬跳びをひとりとばして跳んだことに気づいて跳び直す姿であったり、
誰も見ていないそのときも、自分の役目をきちんと務めるその横顔だったり、
後ろを振り返らず、手に渡されたバトンの重みと思いを受け取って走り出すその瞬間であったり、
いくつもの場面で、それらが感じられ、心を動かされました。
10月7日、青空の下、運動会が行われました。
1・2年生、3・4年生、5・6年生がそれぞれ演技種目を披露しました。
1・2年生はお気に入りのTシャツを着て、「ココロのちず」を踊りました。
歌を口ずさみながら踊る子もいて、楽しい雰囲気に会場が包まれました。
指を天に向かって指すポーズ、みんな、とってもかっこうよかったです。
3・4年生は「花笠おどり」。
山形の伝統的な民舞です。
練習のはじめには、4年生が3年生に踊りを教えました。
曲とはねる太鼓の音に合わせて、花笠があざやかに咲きました。
みんなの心がひとつになっていましたね。
5・6年生は「TOHOソーラン」。
前半は伝統的な北海道のソーラン節。
圧巻でした。
ニシン漁の漁師たちの力強さとしなやかさが、子どもたちの踊りで表現されていきます。
威勢の良さに、圧倒され、心が震えました。
後半は、高知の鳴子を使ったよさこいソーラン。
4つのクラスの子どもたちが全員で、波の動きのように、鳴子を頭の上で鳴らしていく流れの見事さに息をのみました。
すばらしい「TOHOソーラン」でした。
暑い8月、台風の9月を乗りこえ、桐の庭にある水田の稲が実りました。
6月の終わりの田植えから、5年生がずっと世話をしてきた稲。
当番を組み、暑い夏休みも毎日学校で水やりをかかさずに行いました。
今日はその稲刈りです。
田んぼに入るのは田植え以来。
裸足になった足の裏を、台風の雨のせいでぬかるんだ土がくすぐります。
ぐっとふんばって、腰をかがめ、稲の根元をしっかりとつかんで刈っていきます。
毎日食べるお米の姿に変えていくには、まだまだ作業が必要です。
まずは刈った稲穂をしっかり干します。
陽の光にしっかりあてたいのですが、あいにくの天気が続いているので室内干しです。
早くゆうやけに照らされる稲穂の姿が見たいと思います。