ともに支え合い、安心して生活できる社会へ
駅の券売機、エレベーターのボタン、手すり、よく見てみるとあるのが「点字」です。
これはいったい何のためにあるものなのだろうか。そういった疑問から始まったのが、4年生の「障がいのある方から学ぶ」授業です。
最初は、実際に点字を打つという活動を行いました。点字の仕組み、読み方について学びました。自分の名前や単語を打つことにも挑戦しました。
次に行ったのが、二人一組での「ブラインドウォーク」です。
「目の不自由な方が困る場面はどういったところなのだろう。」
「私たちにも、できることはあるのかな。」
一人がアイマスクをして、もう一人がガイドを務めて学校内を歩きます。ブラインドウオークの活動は普段歩いている場所でしたが、実際に知らない場所で同じような体験をしたら・・・。様々思いを巡らせたことでしょう。
そして最後に、これまでの授業のまとめとして、盲導犬と生活されている澤田さんをお招きし、お話を聞きました。澤田さんに自分の名前を打ったカードを読んでいただき、一つ一つの質問にも丁寧に答えてくださいました。澤田さんがお話をされている間ずっと横におとなしく付き添う盲導犬の姿も、印象に残りました。
人と人との距離を保つことや、公共の場での大きな声での会話は控えることが呼びかけられている昨今ですが、こうした状況下でもできることがあると、改めて学ぶ機会となりました。