燃え上がる炎は縄文のゆらめき 5年生 野焼き
今日は5年生が野焼きをして土器を焼きあげる日です。
今日のこの日のために、様々な活動をしてきました。
はじめは、夏休みの林間学校で訪れた考古館での縄文土器のスケッチ。
夏休み明けには、そのスケッチをもとに、自分なりの土器を形づくりました。
粘土が乾いただけでは土器とはいえません。
これを焼き上げなければ、強度が保たれないのです。
縄文人と同じように、自らの手で火を起こせるように、火起こしの練習もしました。
さあ、火はつくでしょうか、
と手に汗を握っていましたが、なんと10分足らずで木の摩擦を使って火をつけることに成功しました。
すごい!
燃え上がる火の熱さを肌で感じながら、少しずつ土器を近づけていきます。
炎が踊るようにゆれるたび、パチッパチッと音がたちます。
燃える木のにおいがします。
軍手越しにも温められた土器の熱さが伝わってきます。
今から何千年も前の私たちの先祖も感じたことを、時を越えみんなも感じたのです。
最後の焼き上げ、この日一番の炎が上がりました。
原初的な体験を通じ、私たちの心身に本来備わっている豊かな力、感性が刺激される1日になりました。