里山の風景 ハケ下散歩 3年生
国立市には「ハケ」と呼ばれる段丘崖があります。
7月の社会科の授業、地域について白地図の色分けをして学んだことを自分の目で確かめるために、3年生は散歩に出かけました。
学校から南にまっすぐ歩いて向かいます。
甲州街道を横切るための地下道をくぐると、入り口と出口の高さがずいぶん違うことに気が付きました。
地下道を出た谷保天満宮裏は、もうハケ下です。
湧水が用水となって流れています。
よく目をこらしてみると、サワガニの姿がありました。
道のつきあたりには田んぼが広がっています。
そこになんと白い鳥が飛んできました。さぎでしょうか。
右手には畑、左手には果樹園が見えます。
学校の周りの風景とはまったく違いますが、これも国立市の風景です。
「この辺りは、ずっと昔から人が住んでいました。人が暮らしやすかったのは、何がたくさんあったからだっけ?」
先生がたずねます。
「わき水!」
子どもたちが答えました。
たしかに子どもたちの目の前の用水路には、豊かな水の流れがありました。
天気の良い朝の時間。
里山と子どもたち。それはとてものどかな授業風景でした。