桐朋学園小学校

桐朋だより

西湖最高さあ行こう② 4年生 西湖湖畔学校後半

3日目

3日目はスケッチの日です。

でも、前日の天気予報では午前中に雨マークもついていて、心配しながら朝をむかえました。

朝早くに鳥の鳴き声で目を覚ましました。

雨の音ではなく、ウグイスの鳴く声です。

ひょっとして!

期待して窓を開けると、雨は降っていません。

うれしくなって早朝の外に出てみると、今日も富士山が大きく見えました。

なんというスケッチ日和でしょう。

富士山をのぞむグラウンドの思い思いの場所にレジャーシートをしき、午前中のたっぷり3時間、スケッチに集中しました。

きっと近いうちにみんなの力作が学校を彩ることでしょう。

午後には原っぱ時間が再びあり、遊び疲れたころに待望のソフトクリームのおやつタイム。

そして、夜。

キャンファイアーの火の粉が暗い夜空に消えていくのをみんなでながめました。

 

4日目

最終日も早朝から元気に鳴く鳥の声で目覚めます。

朝ごはんまでの間にも部屋の整理をする子どもたちがいて、とても頼もしく思いました。

お世話になった魚眠荘に別れを告げ、向かったのは朝霧高原富士ミルクランド。

羊のチョコビちゃんの毛刈りをします。

はさみを使って、飼育員さんが寝かしてくれているチョコビちゃんの毛を刈ります。

皮膚を傷つけないように、チョキチョキチョキ。

羊は皮膚の防水のため、ラノリンという油を出します。

ふわふわに見えた毛をさわると油の感触があるのです。

たっぷり1時間以上をかけて、みんなでチョコビちゃんを「まるはだか♪」にしました。

チョコビちゃん、ありがとう。これから暑くなりそうだから、少しすずしくなったことでしょう。

この毛を使い、これからの生活科で糸つむぎに草木染、織物づくりをやっていきます。

最後に富士ハーネスで盲導犬の学習をしました。

 

たっぷり遊び、たっぷり歩き、しっかり学んだ西湖湖畔学校でした。

西湖、最高でした。

西湖最高さあ行こう① 4年生 西湖湖畔学校前半

1日目

「本当に原っぱだ!」

宿舎の裏にある広場に出たときに思わずそんな声が子どもたちから聞こえてきました。

今日から3泊4日の西湖湖畔学校。

初日の目標は…なんと…たっぷり遊ぶこと。

「では原っぱ時間を始めます!」

5月には強すぎる日差しに気温も高かったですが、周りの山々から西湖に向けて吹き降ろしてくる風がとってもさわやかで、気持ちのよい原っぱ時間になりました。

のんびりと子どもたちの遊ぶ姿をながめていました。

野球にサッカー、フリスビーに自然の落ち葉や枝を作った秘密基地づくり、それに木の枝にかけたロープを使ってブランコやツリークライミング。

大きな声をあげて思い切り遊び浸る子どもたちの姿を見て、なんだか懐かしい気持ちになりました。

どうしてだろう。

夜はぐっすり寝る吐息がどの部屋からも静かに聞こえてきました。

 

2日目

この日はハイキングの日です。

まずは緑深い樹海へと足を踏み入れます。

苔むした世界はまるで映画のなかのよう。

ときおり差し込む陽の光が緑を鮮やかに輝かせ、その美しさにため息が出そうです。

途中の竜宮洞穴の涼しさには驚かされました。

そしてたどり着いた紅葉台展望台。

もう目の前に富士山があるのです。

線対称のように長い稜線が、まるで両手を広げて子どもたちを抱きしめるように見えました。

子どもたちは富士山に抱かれ、とても満足げに見えました。

校舎見学会 予約開始

6月14日(土)に校舎見学会を行います。

現在、予約を受付中です。対象は、年中・年長児のお子様がいるご家庭となります。

詳細はこちらをご覧ください。

蛇口までの道のり 4年生 水道キャラバン

「うわあ、すごい!」

机の上のビーカーをのぞきこんだ子どもたちが声をあげます。

今日は水道キャラバン。

水道局の人たちが、浄水場の仕組みや水源林の働きなどを教えに来てくれたのです。

はじめはにごっていた水も、用意された粉を入れて混ぜてみる、みるみるうちに不純物がしずんでいきます。

その様子に思わず驚きの声があがったのです。

さらにこれをろ過して…できあがったのはすきとおる水でした。

 

蛇口をひねれば出てくる水が、実は大きな旅をしてやってくることを学ぶ時間になりました。

自分たちの当たり前の生活を支える仕組み、支えてくださる人々について、このあとも学んでいきたいと思います。

初めての宿泊行事② 3年生 御岳林間学校後半

2日目

朝が来ました。

目が覚めて、隣に友だちがいるこの気持ち、なんだか特別です。

御岳の朝は学校よりさらに鳥の声がたくさん聞こえます。

 

みんなでおいしい朝ごはんを食べたら、今日は日の出山に出かけます。

お宿の人が作ってくれたお弁当をリュックにつめて、さあ、出発。

木々がうっそうとしげる山道は少しひんやりしていましたが、次第に体がぽかぽかしてきて、汗が流れてきます。

そして頂上。なんと眺めのいいことか。

みんなで登る初めての頂上です。やったね。

 

山から下りると、楽しみな時間。そうです。おみやげを買って、そして工作です。

二手に分かれて、1組は御岳神社におまいりしたあと、参道でおみやげ選び。

おこづかいを手に、頭をフル回転して、お目当てのものがたくさん買えるよう3けたの足し算と引き算を一生懸命に暗算です。

2組はビジターセンターで木の実のブローチづくり。

世界でひとつだけのおみやげができあがりました。

 

夜はお楽しみ会。

御岳山荘の大広間でみんなで一緒に笑い声をあげたあとは、先生たちがお話を読んでくれました。

今日も御岳の夜のとばりが下りていきました。

 

3日目

あっという間に帰る日になりました。

散らかっちゃったものを大騒ぎで荷物につめて、それから来たときよりも部屋をきれいにするぞと意気込んで…

宿の方にご挨拶をしたら御岳山荘とはお別れです。

下りのケーブルカーはちょっとこわかったかな。

多摩川が大きく蛇行するそのなかにある釜の淵公園でお弁当を食べたら、バスは国立に帰ります。

初めての宿泊行事が終わりました。おうちでどんな話をしたのかな。

 

 

初めての宿泊行事① 3年生 御岳林間学校前半

出発の前日、3年生の教室から、たからかな歌声がひびいていきました。

御岳林間学校でうたう歌を練習していたのです。

御岳林間学校を楽しみにしている気持ちが、うんと伝わってきました。

 

1日目

みんなそろって、さあ出発です。

バスは西へ。しばらくすると車窓から見える風景は、見慣れた街の様子から、里山、そして山へと変わっていきます。

バスからケーブルカーに乗り換えます。

急な坂をぐんぐん上って、ケーブルカーを降りると、そこは山の中でした。

 

お宿でお昼ご飯を食べたら、ロックガーデンに向かいます。

山の上流から流れてくる清流と岩がなんともすずしい、ここまで来たから見られる景色を楽しみました。

 

初めてみんなで入るお風呂にわくわくし、食事当番の子が準備してくれた夕ご飯をみんなで食べることも初めての経験。

もぐもぐ にこにこ もぐもぐ にこにこ

 

夜は日本に昔から伝わる雅楽の音色に耳をすませます。

ここ御岳山は神様のいる山。

お宿の方やここに住む方々は神主さんでもあり、雅楽をかなでてくださるのです。

初めて聞く音色。これも御岳林間学校ならではのこと。

 

気づくと窓の外には夜のとばりが下りていました。

みんなで過ごす初めての夜でした。

そして就寝。

みんなで寝ることのわくわくか、それともおうちを離れるどきどきか、その両方か。

みんなはどんな夜を迎えたのでしょうか。

(後半は明日、更新します。)

 

ぼくを見ていてね 1・2年生 ラジオ体操伝授

「ぼくを見ていてね」2年生が言いました。

前で座る1年生がうなずきます。

今日は2年生が1年生にラジオ体操を教える日。

張り切る2年生のほっぺたが少し桃色に色づいて見えます。

「次はいっしょにやろう」

「うん!」

 

「うまいうまい!もうできるようになっちゃった」

うまいのは、あなたの教え方だよ。心のなかでつぶやきました。

気が付くとがんばった1年生のほっぺも桃色に。

みんなの心もきっと色づいていたことでしょう。

声を掛け合って一歩一歩 5年生 倉岳山

5年生は倉岳山へ出かけました。

うっそうとしげる深緑のなかに子どもたちは入っていきます。

頂上に近づくにつれ、坂道が急になっていきます。

そこまでのゆかいなおしゃれべりも、息があがり途切れ途切れになっていきます。

それでも、一歩一歩頂上を目指します。

目指すは倉岳山の頂上。

そしてその先、夏の奥蓼科林間学校の天狗岳。

この遠足は2640mの天狗岳登頂に向けた練習でもあります。

みんなの足取りを見て、夏がいっそう楽しみになりました。

思いやりのリレー 3年生 桜守

お昼を食べ終わった3年生が玄関に並んでいます。

「あら、お出かけ?」

「これから私たち『さくらもり』に行くんだよ。」

ちょっと胸を張って3年生が答えました。

そうです。この日は桜守の日。みんなで大学通りの桜を守る活動に出かけるのです。

ずっと国立の桜を守ってきた大谷さんから桜の守り方を教えてもらいます。

今回は、昨年の3年生が作った自然から生まれた肥料をさくらのもとに巻きました。

そして、これもまた昨年の3年生が植えた花のタネをとりにきました。

そう、桜守の活動は自然への思いやりのリレー。毎年の3年生がこの活動に関わります。

たしかにこの日、67期の3年生がそのバトンを受け取りました。

友だちと出会い直す 6年生 自分新聞

「僕は一輪車が好きです。習っていました。」

友だちの知らなかった一面に触れたのか、それを聞いた子どもたちからどよめきが起きました。

6年生の生活の時間です。

この日は手作りの「自分新聞」を使った発表の日です。

いっしょに過ごすのは6年目。

もうお互いをたくさん知っているはずですが、それでもそれぞれ新しい発見があります。

友だちと出会い直す時間となりました。

後半も楽しみです。

 

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