校舎から一歩外に出ると、4年生がいつもと違う様子で歩いています。
ちょうど、ブラインドウォークをしているところでした。
毎年、4年生の生活科では、「障がいのある方から学ぶ」授業に取り組んでいます。
点字が何のためにあるのか、目の不自由な方に私たちができることは何なのか、一人
ひとりがじっくり考えます。
ブラインドウォークをする前に、盲導犬と生活されている澤田さんにお出でいただき、
直接お話も伺いました。4年生に話をしている澤田さんの横で、ずっと静かに寄り添う
盲導犬の姿からも、子どもたちはいろいろなことを感じたことと思います。
ブラインドウォークをしながら、段差の怖さや、道端にある自転車を避けることの難しさ
を実感し、誰もが暮らしやすい社会にするために、自分たちができることについて考える
機会となりました。
毎年4、5、6年生を対象に行われる「国際理解教室」。
世界の国々の方をお迎えしてお話を伺ったり、外国で活動されている日本人の方からお話を聞いたりしています。
お話を聞くことで、世界の国々の文化や歴史、日本との関係などについての理解を深めたり、自分の生活や日本の社会・文化などを見つめ直したりする貴重な機会となっています。
今年は、本校卒業生でもいらっしゃるNPO法人ACE代表の岩附由香さんから児童労働についてのお話を伺いました。
児童労働について考えるきっかけとなった子どもたちとの出会いや、NPO法人を立ち上げようとしたときの思いについて、4、5、6年生に熱くお話してくださいました。大先輩でもある岩附さんのお話から、子どもたちも様々なことを考え、家に帰ってからも家族の人たちにお話をしたことでしょう。
子どもたち一人ひとりの質問にも丁寧に答えてくださった岩附さん、どうもありがとうございました。