桐朋学園小学校の運動会は、高学年の力によって成り立っているといっても過言ではありません。5年生は毎年、グラウンドに飾る旗の取り付け準備をし、6年生は、必ず一人一役を担って運動会に臨みます。
今年は、以下の係で、6年生が力を発揮してくれました。
応援、選手団長、マスコット、新聞・報道、放送、審判、記録、児童世話、道具、大縄、救護
運動会当日の活躍はもちろん、その日に至るまでの様々な積み重ねによって、本番の日を迎えることができました。
運動会後、一人ひとりの気持ちの中には、全学年での行事を終えた達成感とともに、寂しさを感じている人たちもいるかもしれません。
運動会は終わってしまいましたが、これからは学年ごとでの行事が予定されています。
一つ一つの行事で同じ時間を共有することで、仲間とのつながりを深める機会にしていければと思います。
10月5日(日)、早朝に小雨が降る時間もあり心配しましたが、無事に運動会を行うことができました。
開会式での、赤組・白組選手団長からのメッセージを紹介します。
「選手団長のことば」
今年は、新型コロナウイルスの影響で、運動会が開催できるかわからない状況が続きました。でも、今日、こうしてここに立てたことを、本当にうれしく思います。
どうしてここに立てたのかを考えてみました。すると、どうにか開催したいという思いで、競技時間や三密をさけるための工夫といった知恵を出し合い、先生方、保護者の方をはじめ、桐朋学園小学校のみなさんの協力があったからだという結論にたどりつきました。
わたしたちは、その思いや期待にこたえられるよう、これまで心の距離が離れないことを大切に、精いっぱい練習してきました。
1・2年生のかけっこ・リングリレーの一生懸命走る姿や、3・4年生の花笠おどり、5・6年生のTOHOソーランなど、これまで受け継がれてきたバトンがつないでいけることを誇りに思います。
第62回、桐朋学園小学校の特別な運動会をみんなで力を合わせ、全力でいどみます。
はやぶさ2で、星のかけらを採集するにはどうすればよいのか。
600人のチームで挑戦するプロジェクト。そのマネージャーである津田雄一さんが、
オンラインで、本校の4、5、6年生にお話をしてくださいました。津田さんは、桐朋高校の卒業生でもいらっしゃいます。
津田さんのお話の中で、プロジェクトを進めていくためには、「挑戦の心・あきらめない心を奨励する空気」が大切だという言葉が印象に残りました。
最後に、子どもたちからの質問にも丁寧に答えてくださり、宇宙への興味がより深まるきっかけになったと思います。
今年の12月、そのはやぶさ2で採集した小惑星「リュウグウ」のかけらが地球にやってきます。津田さんのお話を聞いたことで、その日を今まで以上に待ち遠しく感じている人もいることでしょう。どんな発見があるか、今後の研究からも目が離せません。
津田雄一さん、ありがとうございました。