桐朋学園小学校

桐朋だより

1年間の感謝をこめて 大学通り清掃

終業式の前日には、毎学期末に行う大学通り清掃がありました。

4年生以上は、通学路である大学通りのごみをひろいます。

毎日登下校で歩く大学通りや地域の人たちへの感謝の気持ちをこめてごみをひろいました。

朝一番に大学通りに出ると、まだ空気がひんやりとしていました。

腰をかがめ、いちょうの落ち葉をかき分けながら地面に落ちたごみを探すと、軍手越しにも地面のつめたさが伝わってきました。

 

学校に集められたごみは、美化委員が分別します。

今年は例年の冬よりも、たばこのすいがらが多く見られた気がします。

私たちおとなが街の美化への意識を持たねばならないと反省しました。

様々な人とともに暮らす場の環境について、子どもたちと考えていきたいと思います。

 

ほくほくのやきいも ほくほくのえがお 1年生

終業式の前日に、1年生は中庭やグラウンドに落ちていた葉で落ち葉たきをしました。

ただのたき火ではありません。

このたき火を使って、やきいもを作るのです。

まずはおき火をつくるために、木に火をつけます。

良く晴れた日だったこともあり、勢いよく炎があがりました。

驚きの歓声があがります。

火が落ち着いたところで、銀紙をまいたおいもを並べていきます。

次に、おいもの上に落ち葉をかけます。

すると、白いけむりがもくもく出てきました。

きっと、子どもたちのわくわくの気持ちや食欲も、心の中にもくもくふくらんでいたことでしょう。

 

やきあがるまでは火を見つめる時間です。

どこからだれともなく、クリスマスソングを歌う声が聞こえてきました。

それがどんどんにぎやかになっていきました。

「オーケストラみたいだね。」

 

さあ、やきあがりました。

おいしいおいしいやきいもをみんなで食べることができました。

冬至 終業式

今日は冬至です。1年で最も陽の短くなる日です。

朝の正門広場の緑には、霜がおりていました。

冷えた手に息を吹きかけながら登校する子どもたちの姿がありました。

今日は2学期終業式の日でもあります。

「元気な顔してるかな。」

と、朝の下駄箱での子どもたちの表情を見ることもしばしお休みです。

「明日から冬休みだよ。」

そう話しかけると「イエーイ!」という元気な返事が。

冬休みは楽しいことが多いですものね。

でも、「ええー、学校が無いのいやだ。」というつぶやきもありました。

 

あるクラスの黒板には、子どもが書いたこんなメッセージが書かれていました。

「二学期は楽しかったかな」

その返事がいいものでありますように。

良い冬休みになりますように。

学期末の風景

今週金曜日が2学期の終業式になります。

冬休みがせまってきていますが、校内はいつもの様子です。

高学年のフロアでは、算数の課題に取り組んでいるクラスがありました。

解き方を教えてもらうのではなく、自分たちで話し合いながら課題を解きすすめていました。

どうやら力強い助っ人も登場していたようです。

中学年のフロアでは、EC(英語)の授業をしているクラスから笑い声が聞こえてきました。

英語のユーモアが充分理解できているのでしょう。

調理室では5年生がご飯とおみそ汁をつくっていました。

このごはんに使っているお米は自分たちが育てた稲からとったお米です。

だっこくや精米を経て、こうしておちゃわんに盛ることができました。

おすそ分けもありました。おいしいおいしいご飯でした。

低学年のクラスでは、ファイル整理をしているクラスが目立ちました。

授業で使用したプリントを科目ごとにファイルしていきます。

このファイルは学習の足跡としてのポートフォリオになります。

いつもと変わらない風景に思いましたが、学習を振り返る子どもたちの姿から、たしかに学期末が近づいていることを感じました。

あと少しの2学期。しっかりと、ほがらかに過ごしていきましょう。

おいしく学ぶ 焼きそばづくり 4年生

調理室から、いいにおいがただよってきます。

扉のガラス越しに中をのぞくと、4年生が焼きそばづくりをしていました。

事前の授業で、「体を動かすエネルギーになる」「じょうぶな体をつくる」「体の調子をととのえる」の3種の役割の栄養素を学びました。

目の前のホットプレートのうえで、食欲をそそるにおいをこれでもかと出している焼きそばには、3種の役割の栄養素がすべて含まれています。

頭で理解したことを、調理をしながら振り返ることが目的です。

そのはずだったのですが…

気が付くとおいしく食べることが目的に。

でも、それも大切なこと。

栄養をバランスよく、おいしくとることで、心身が成長していきます。

 

余った焼きそばが教員室に運ばれてくることを期待していました。

よほどおいしくつくることができたのでしょう。

お昼が終わるまで待っていましたが、ついに食べることはかないませんでした。

心 温まる 音楽会 後半

音楽会の後半は、教員合奏からです。

今年は「空も飛べるはず」に挑戦しました。

どうでしたか?空は飛べたはずなのですが。

 

PTAのコーラスは「遠い日の歌」。

歌声が次々と重なっていき、ハーモニーの美しさを味わうことができました。

2曲目の「どんなときも」では会場の子どもたちも歌い、大合唱となりました。

 

さあ、いよいよ6年生です。

歌の1曲目は「ひろい世界へ」。

新しい世界へ踏み出す日が近づいてきている6年生の気持ちのこもった歌声に心を揺さぶられました。

そして2曲目「群青」。

歌詞に込められた作詞者たちの心の風景が、私たちの心の深いところへもしみこんでくるような響きでした。

うまく言い表すことができず、もどかしいですが、ただただ感動させられました。

最後の合奏は春から練習を重ねてきた「威風堂々」。

それぞれの楽器が力強く奏でられます。

勇壮な演奏はここまで創り上げてきた自信の賜物でしょうか。

曲の最後、クライマックスの昂り。

演奏を終えた子どもたちの表情には、やりきった達成感と終わってしまった寂しさの両方が見えたように思います。

心 温まる 音楽会 前半

週末は音楽会でした。

 

一番手は2年生。まずはクラスごとに笛と箏による合奏です。

笛と箏、隣合って2人一組で音楽を奏でます。

2つの音が重なり、美しいハーモニーになりました。

作曲者の木幡さんにも聞いていただくことができました。

歌は2曲歌います。

「モグモグ モグラ」では、曲の途中にボディパーカッションがありました。

一生懸命練習したのでしょう。見事にタイミングが合っていました。

2曲目は「きつねがいっぴき」。

子ぎつねが親から離れ、ひとり生きていく情景が、歌声にのって会場に広がっていきます。

思わずハンカチで目元をぬぐった方もいたのではないでしょうか。

 

4年生はリコーダー合奏。

「ホール・ニューワールド」のメロディーがのびやかに奏でられます。

その心地よい響きに身を任せ、目を閉じると、まるで魔法のじゅうたんに乗ったような気持ちに。

指揮者によるマリンバの演奏が音色に深みを加えました。

歌は「おはよう!」と「鳥になって」の2曲。

どちらの曲も清廉でしなやかな歌声が会場に響きました。

「おはよう!」ではあたたかさが、「鳥になって」では勇気が、それぞれ心に届いてきました。

 

次はPTAリコーダーサークルによる4種類のリコーダーアンサンブル。

「アメイジング・グレイス」に続いて演奏された「バロック・ホウダウン」では、曲の中にいくつもの別の曲が隠されていました。

素敵な工夫が曲をよりいっそう楽しく感じさせました。

今日は音楽会

冷え込みのはげしい寒い朝となりました。

手袋をはめた手で、霜のついた葉っぱを拾う子どもたちの姿がありました。

今日は音楽会です。

2年生・4年生・6年生がそれぞれ、歌と演奏を聞かせます。

子どもたちの表情が少しだけこわばって見えたのは、寒さのせいでしょうか。それとも…。

みんなの心のこもった歌や演奏が、きっと聞く人の心を温めることでしょう。

 

写真はリハーサルの様子です。

晩秋の青空の下の子どもたち

澄んだ青空の広がった今日、グラウンドから大きな歓声が聞こえてきました。

あるクラスは、みんなでSケンをしていました。

気温は高くありませんでしたが、陽の光のあたたかさ、ぶつけあう体のあたたかさ、2つのあたたかさで、身も心もぽかぽかになりました。

グラウンドの奥では1年生が落ち葉に包まれていました。

子どもたちのまねをして、落ち葉に寝そべってみると、今日の空の高いこと高いこと。

美しい晩秋の風景です。

将棋の授業 1年生

昨年に引き続き、女流棋士の北尾まどかさんが授業をしてくださいました。

まずは将棋の歴史についての説明。

最近の将棋の盛り上がりのせいか、北尾さんの質問に対し、とても積極的に手が挙がりました。

次に実際の対局の様子を見せてくださいました。

この日のために持ってこられた、玉手箱のような箱と巾着に包まれたとっておきの駒を使います。

駒を並べる所作がきれいでみとれてしまいました。

いよいよ子どもたち同士の対局です。

初めての子でもできる、どうぶつしょうぎでの対局です。

実はどうぶつしょうぎを考案したのは北尾さんなのです。

「お願いします!」

礼をして、対局開始。

みんな真剣な表情。

いくつもある選択肢の中から1つを選ぶこと。相手の手を予測すること。相手の手によって自分の手を修正していくこと。

一生懸命考えます。

「負けました。」「ありがとうございました。」

しっかり礼をすることが、将棋の大事な約束事と教わりました。

今度はぜひ僕とも将棋を指しましょう。

 

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