5年生が1学期から大切に育ててきたお米を、10月初旬に収穫することができました。
収穫するまでの間、台風等を心配することもありましたが、そうしたこと一つ一つも農業をされている方々の気持ちを知る機会となりました。
収穫したお米は、すぐにいつもの白米となるわけではありません。乾燥をさせ、脱穀・籾すりも手作業ですることで、時間をかけて私たちが普段食べている形になっていることを学びます。
最後は収穫したお米も入れてご飯を炊き、それと合わせる形で味噌汁を作りました。5年生にとっても久々の調理実習となりましたが、手順を確認しながらしっかり進めることができました。
田んぼのこの1年については、下記のページもぜひご覧ください。
私たち人間の生活は、火を使うことで大きく変化しました。
調理や暖房、物づくりにいたるまで、現在の生活でも火は欠かすことができないものです。
2学期初めから、5年生は図工の授業で土器作りに取り組み始めました。自分が作りたいと思う土器のイメージ図を描き、それを実際に形にし、しばらく乾燥をさせた後、最後の作業として野焼きに挑戦します。
野焼き当日も、朝から一日の作業です。火起こしをすることから始めて、火床に火がついた後は土器を少しずつ温めながら中心に近づけていきます。火のもつ力の大きさを間近で感じながら、自分たちが作った土器が焼き上がるのを楽しみに待ちます。
これほど長い時間、火とともに過ごす時間はなかなかないことでしょう。高温で焼き上げた自分の土器を見て、5年生もこれまでの日々を振り返っていたことと思います。火に親しむことができた一日となりました。
5、6年生になると、EC(English Communication)の授業で交流会を行っています。外国人の先生方をお招きし、毎年様々な活動を通して交流を深めます。
先月、5年生にとって初めての交流会がありました。どのような時間になるのか、冒頭では緊張している様子の5年生でしたが、先生方が聞きとりやすい早さの英語で、子どもたちを楽しませてくれる自己紹介をしてくださったことで、場の雰囲気が一気に和らぎました。
前半はグループごとでの自己紹介や質問のやりとり、先生方が考えてきてくださったゲームをし、後半は日本の遊びを5年生が先生に紹介した上で一緒に楽しみました。
日々あたりまえのように使っている日本語ではなく、英語でのやりとりを通して、伝わることや聞きとれることの喜びを感じた交流会となりました。