火とともに過ごす一日
私たち人間の生活は、火を使うことで大きく変化しました。
調理や暖房、物づくりにいたるまで、現在の生活でも火は欠かすことができないものです。
2学期初めから、5年生は図工の授業で土器作りに取り組み始めました。自分が作りたいと思う土器のイメージ図を描き、それを実際に形にし、しばらく乾燥をさせた後、最後の作業として野焼きに挑戦します。
野焼き当日も、朝から一日の作業です。火起こしをすることから始めて、火床に火がついた後は土器を少しずつ温めながら中心に近づけていきます。火のもつ力の大きさを間近で感じながら、自分たちが作った土器が焼き上がるのを楽しみに待ちます。
これほど長い時間、火とともに過ごす時間はなかなかないことでしょう。高温で焼き上げた自分の土器を見て、5年生もこれまでの日々を振り返っていたことと思います。火に親しむことができた一日となりました。