ごはんとおみそ汁 5年生
いつもは体操に出る朝の時間、5年生の姿が調理室にありました。
のぞいてみると、ご飯をたくために米とぎをしているところでした。
「冷たい!」
そう、冬の米とぎは冷たいのです。
早めに米をといでおいて、たっぷりお米につけることで、ふんわりしたごはんがたきあがります。
といだお米のなかには、子どもたちが収穫し、精米したお米も含まれています。
春の田植えから、夏の稲当番、秋の稲刈りや脱穀・精米を経て、ようやくごはんに炊いて食べるのです。
ごはんと言えば、おみそ汁。
今日はおみそ汁も作ります。
まずはにぼしからだしをとります。
はらわたと頭をきちんととって、苦みが入らないようにします。
油揚げ、大根、ねぎ、そして真崎わかめといった具も用意し、火を通したら、みそをといていきます。
おたまのなかでうまくとかすことができるでしょうか。
手慣れている子の姿もありました。
おうちでお手伝いしているのかな。
主食であるお米について、種や苗、田植えから食卓までのすべての行程を実体験として学ぶこと、
ごはんとおみそ汁という基本の食事の調理を無洗米や顆粒だしを使わず丁寧に経験すること、
炭水化物やたんぱく質、ビタミンが含まれた食事の栄養素を知ること、
楽しいおいしい調理実習ですが、様々な視点での学習が含まれていました。
(12月9日・10日)