作り上げたもの 音楽会後半 2・4・6年生
PTAリコーダー・サークルのみなさんは、大小さまざまなリコーダーを使い、豊かなハーモニーを奏でました。
曲目は「ホール・ニュー・ワールド」と「ママがサンタにキッスした」。
2曲目はみんなで手拍子もしました。音に身体を委ねましたね。
私たち教員の合奏は吹奏楽アンサンブル「すべての山に登れ」。
なかなか険しい山だったのです。見事に登りきることはできたでしょうか。
PTAコーラス・サークルのみなさんは、荘厳に「流浪の民」を歌い上げました。
そして、子どもたちが待ちに待っていた「パプリカ」。
講堂が歌声でいっぱいになりました。
いよいよ6年生の出番です。
まずは2部合唱、「瑠璃色の地球」。
静かな歌いだしに、そこに子どもたちの気持ちがこもっているように感じられ、歌の世界に心をひきこまれていきます。
高い声と低い声が混ざり合い、音に奥行きが生まれ、気が付くと目の前に情景が立ち上がっていました。
そして器楽合奏「新世界より」。
演奏の準備が終わり、指揮者が指揮台に立ちます。
1学期から練習を繰り返してきた子どもたちの真剣なまなざしが、指揮者の指先に向けられます。
静謐で美しい緊張が講堂にいきわたったそのとき、振り下ろされた指揮と同時に、短く強く重い音が奏でられました。
そのとき、初めてのことが起きました。
子どもたちが奏でたその最初の音、それが見えた気がしたのです。
情熱によって作り上げられた音が、たしかにそこに在ることを感じたのです。
感動を文章で表そうとしましたが、どうしても表現できませんでした。
6年生、ありがとう。