入学式の翌日から、1年生送りという行事が始まりました。
入学したての1年生の下校に5年生の子どもたちが付き添うのです。
1年生の最寄り駅まで、ときにはおうちや学童まで、2人で肩を寄せ合って歩きます。
初日の送りを終えた5年生がぽつりとつぶやきました。
「ちっちゃい手があったかかった。」
それは小さいけれど、とてもとても優しいつぶやきでした。
誰かのことを心から大切に思う気持ち。
それを「慈しみ(いつくしみ)」と言います。
人が持つ気持ちのうち、とても美しいもののひとつだなと、つぶやくあなたを見てしみじみ思いました。