桐朋学園小学校

桐朋だより

ささのは さらさら

「えー!今日も赤なの?」
玄関の表示が赤のときにはグラウンドで遊ぶことができません。
このところ梅雨空が続き、グラウンドが水浸しになることが多く、子どもたちの残念な声を聞くことが増えてきました。

晴れをのぞんでいるのは、桐朋学園小学校の子どもたちだけではないはずです。
「えー、今日も天の川がかからないの?」
きっと天空では、織姫と彦星がため息交じりにそんなことをこぼしているころでしょう。

低学年の軒端に笹の葉が揺れています。
7月7日の七夕に向け、笹に笹飾りとそれぞれのお願い事がかけられています。
どうか7月7日の夜は、夜空にきれいな天の川がかかりますように。
織姫と彦星が1年ぶりの再会に心をときめかすことができますように。
子どもたちの願いごとがかないますように。
「桐朋学園小学校の子どもたちが、心身ともに健やかに幸せにすごせますように」という私の願いもかないますように。

(「おいしいお肉と桃を思いっきりほおばりたい」という願いごとは後回しで構いません。)

裳裾ぬらして 玉苗植うる 5年生 田植え

桐の庭の水田に今年も稲の苗が植えられました。

社会で日本の農業について学んでいる5年生が、実際に田植えをしたのです。

裸足になって水田に入っていきます。

つめたそうに見えた水田の水は、ぬるく、その下の土に足が沈んでいきます。

ぬるりとしたその感触に、思わず声が出てしまいます。

腰をかがめてひとつまみごと、苗を植えていきます。

足の裏と指先で土の感触を味わいながら、緑の列を水田にえがいていきます。

これから暑い夏をむかえます。

夏休みの間も、5年生が交代で、稲当番として生長を観察します。

秋の実りにむけ、しっかりと世話をしていきましょう。

(6月20日)

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