2年生から6年生までの子どもたちが、そして私たちが、待ちに待った入学式が行われました。
朝、本館玄関で1年生を待っていたのは5年生。
玄関で保護者に挨拶をしたら、1年生の手を取り、北館にある教室まで案内をします。
1年生と同じくらい(ひょっとしたらそれ以上に)5年生も緊張していました。
入学式では、担任の先生が新入生ひとりずつの名前を呼びます。
「今 名前を呼ばれた72名は 今日から桐朋学園小学校の1年生です。」
最後に校長先生が、講堂にいるみんなに、そう伝えました。
1年生の教室は、5年生が心をこめてかざりつけました。
5年生はもちろん、学校のみんなで1年生を助けていこうと思います。
ようこそ、よろしくね、1年生。
「みや林では木々の枝先からみずみずしい若葉がいっせいに芽吹き、ハナミズキは華やかに街を彩っています。歩きながら気をつけて見れば、もう藤の花も咲き始めていますね。11日の入学式まで桜が咲いてくれたら良かったのにと思う一方で、あらゆる色彩が花籠からあふれ出すような春の風景も、何だか新学期にとてもふさわしく思えます。」(始業式 校長の話より)
喜び、興奮、緊張、安心と不安…あらゆる感情が表情からあふれ出すような、そんな1年のはじまりの校舎の風景です。
ひとつひとつの感情を包み込むよう、子どもたちと接していきたいと思います。
今年度もよろしくお願いします。
「新学期 さっそく朝から うふふふふ」(片岡 哲郎)
3学期の3年生の社会の授業では、昔の暮らしを学びました。
おうちの方のインタビューでは、今では考えられないような遊びも…
ひとりひとつ担当を決め、民具のレポートを仕上げ、それを事典にもしました。
学習のまとめはくにたち郷土文化館の見学です。
まずはくにたちの暮らしを記録する会の地域のお年寄りから、灯りの歴史をうかがいました。
ぐるぐる回しても灯りの消えることのないがんどうの仕組みにはおどろきました。
背負子や大八車といった物を運ぶ道具や石うすを回してきな粉を作ることは実際に体験しました。
お年寄りにお話をうかがったり、館内に展示してある道具を見たりすることで、物から暮らしが浮かび上がってきました。
昔を知ることで、今に気づき、その先に思いをはせる時間になったと思います。
みんなが大人になるころには、どんな道具が、どんな暮らしを実現しているのでしょうか。
みんなも考えてみてください。