ブラインドウォーク 4年生
「もう少しで階段があります。あっ、くだりの階段です。」
今日は4年生の生活科の授業、ブラインドウォークです。
2人一組になり、ひとりは目隠しをつけて目が見えない世界を体験し、もうひとりはその道案内をするガイドを体験します。
歩く場所は普段から慣れ親しんでいる場所。
そのはずが、目隠しをすると、一気に不安が増します。
急に知らない世界におとずれた気持ちになります。
少しの段差が気になり、それから物音にとても敏感になります。
何気なく置かれた自転車が、目の見えない世界では、得体のしれない障害物へと姿を変えます。
「階段は残り3段です。」
ガイド役のかける言葉がどれだけ頼りになることか。
相手の肘をつかむことも、心強さを感じます。
誰にとっても暮らしやすい社会は、ひょっとしたら誰もが誰かと少しずつ支え合う社会なのかもしれません。
困っている人を助けることは、ときに勇気を必要としますが、今日のこの授業が、その勇気を出すための一歩になればいいと思います。(1/21)