桐朋学園小学校

桐朋だより

火と土器がふれあう瞬間に何がおきるか

朝からたっぷりの日差しがふりそそぐ中、5年生の「野焼き」が行われました。

 

この日に向けて、5年生は2学期のはじめから、準備を進めてきました。

土器のデザインを考え、粘土をつくり、自分が思い描いた土器を形にしていきます。

そして、形になった土器をしばらく乾燥させ、いよいよ最後の仕上げとなる野焼きの日を迎えるのです。

 

野焼きをする上で欠かすことができないのは、「火」です。この火をどのように用意するかというと、ひもぎり法という方法で、5年生自身が火をおこします。事前に、生活科の授業で方法を学んだ後は、あとはひたすら練習にはげみます。

 

練習の成果もあり、今年も火起こしに成功しました。その後はクラスごとの火床で、自分たちの土器を少しずつ火に近づけていきます。

 

「火と土器がふれあう瞬間に何がおきるか。」

 

野焼き当日の朝、片岡校長先生から5年生に向けて語られた言葉です。

土器を温めながら、火の中心に近づけていき、最後は高温で一気に焼き上げます。

5年生一人ひとりが火や土器を見つめ、じっくりと過ごす一日となりました。(11/17)

 

「真崎わかめ・田老かりんとう」受注販売を行います

毎年、12月の音楽会・2月の発表会に合わせ、『田老フラワープロジェクト』の活動の一つとして、岩手県宮古市田老地区の名産品の一つである「真崎わかめ」と、地元の方々に古くから愛されている「うずまきかりんとう」の販売を行い、交流を続けている田老第一小学校に花の苗を送っています。

しかし、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、事前に注文希望を取り、後日、代金と品物を引き換える「受注販売方式」に変更します。

田老地区は、新型コロナ感染症による観光客の減少、昨年秋の台風19号による被災の影響で地元漁業の不漁が続いており、地域経済への影響が未だ大きくみられます。

今回の「受注販売」だけでなく、このプロジェクト全体を通して、田老第一小学校だけでなく、田老地区に住まう方々の力に少しでもなれれば、と願っています。

注文・購入の流れの詳細については、お子さんが持ち帰るプリントをご覧ください。

販売の形態こそ変わりますが、このプロジェクトの趣旨・願いはまったく変わりません。今年度も多くの皆さまのご協力をいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

ECの授業より

本校では、全学年でEC(English Communication)の授業を行っています。

1~4年生までが週1時間、5・6年生は週2時間、英語を通じてのコミュニケーションを楽しんでいます。最近のECの授業の様子から、今回は2、6年生での共同授業の様子について、お伝えします。

 

一年生送りのときからのつながりとなる、2年生と6年生。この2学年の関係を生かして、今回は6年生から2年生に英語での読み聞かせを行いました。2年生に楽しんでもらえるようにとの思いをもって6年生は練習に取り組み、読み聞かせの当日を迎えました。

 

2年生は、パートナーとなる6年生と一緒に過ごせることで、喜びいっぱいです。

読み聞かせの後は、2年生からもお礼の気持ちを込めて、英語の歌に合わせたダンスを披露。

 

いつもとは違った活動を通して、交流を深める機会になりました。(10/26)

 

矢川・谷保遠足

3・4年生の秋の遠足として、学校を出発点として矢川・谷保方面に出かけてきました。

 

3年生は、社会科の学習として国立について学んできたことを、自分の目でたしかめる機会となりました。「はけ上」と「はけ下」の様子をくらべたり、国立の農業の様子についても理解を深めたりすることができました。

4年生は、雨で一度延期となってしまいましたが、10月下旬に雲一つない青空のもとで出かけることができました。ママ下湧水に足をつけても気持ちのよい一日で、水の中にいる生きものをじっくりと観察する人たちもいました。

 

中学年のみんなにとって、今年初めての遠足。学校のまわりの様子を改めて知ることができ、国立の自然ともたっぷりふれあえる一日となりました。

(3年生・・・10/15 4年生・・・10/29)

今私たちにできること

今年度成立したクラブの一つに、「からだ元気クラブ」があります。

今この瞬間も全力を尽くしてくださっている医療従事者のみなさんに、少しでも役に立つものをつくりたい。自分たちのからだのことを知ることで、健康に過ごせるようにしたい。そういった思いから立ち上げられたクラブです。

 

前期活動の最後に防護服をつくり、学校の近くにあるお二人のお医者さんに寄贈させていただきました。

 

これから寒い季節がやってきます。私たち一人ひとりが元気に過ごせるように、こまめな手洗いを心がけることはもちろん、早寝早起きなどの基本的な生活習慣についても、あらためて考えるひとときとなりました。

みんなで体を動かそう

入試期間が終わり、今日から学校生活が再開しました。

 

桐朋学園小学校では、今日から「後期」となります。時間割が入れ替わったり、高学年では所属するクラブ活動が変わったり、子どもたちの生活もこれまでと少し変化します。

 

時程も変更し、8時20分登校となりました。久々の朝早い登校となり、グラウンドで体操をした後は、ランニングです。朝一番で体を動かし、これからもみんなで元気に過ごしていければと思います。

 

安全・安心なくらしのために

安全・安心なくらしのために、欠かせないこととは何だろう。

 

4年生社会科の授業での一コマです。子どもたちからの意見の中で、消防署で働く人たちのことが取り上げられました。

そこで、実際に現場で働いている人の声を聞くために、先日学校の近くにある消防署に見学に行ってきました。

 

消防士の方からは、火災や救急の出場件数、消防車に積んでいる設備についての説明に加え、消防士を目指したきっかけについて、直接お話を聞くことができました。

 

日頃から訓練を何度も行い、現場へ出場する際には1分以内に出られるようにしていることも、教えていただきました。実際に、50秒以内に防火服に着替える消防士の方を目の前で見て、安全・安心なくらしができるように働いてくださっている人たちの存在の大きさを、4年生一人ひとりが感じる1日となりました。

 

立川消防署国立出張所の皆様、クラスごとでの見学を受け入れていただき、ありがとうございました。

2学期 通学地域別グループの集まり

本校では、子どもたちが住んでいる地域ごとにグループを編成しています。

 

学期ごとに地域別グループでの集まりがあり、先日2学期の集まりを行いました。「大学通りや通学路で気を付けること」、「電車やバスの中、駅で気を付けること」について話し合いをし、最寄り駅や通学路の変化についても情報交換を行いました。

 

話し合いの場では、これまでの経験をもとに高学年の子どもたちが積極的に発言をし、話し合いをリードする様子が見られました。多くの人たちが利用する電車やバス、通学路においてお互いが気持ちよく過ごせるように、これからも地域別グループの集まりの場で、子どもたちとともに考えていきたいと思います。

 

グループでの集まりの後は、4年生以下による集団下校です。列の先頭と最後尾に4年生が並び、下級生を見守る姿が頼もしく感じられました。

待ちに待ったスケッチ遠足

上級生たちが校外に出かける中、1、2年生にもようやく遠足の日がやってきました。

数日前まで心配していたお天気も、当日になってみると朝から青空が広がる一日に。たっぷりの日差しの下、学校を出発することができました。

 

行き先は、多摩動物公園。まずは、園内をゆったりと散策し、その後は学年ごとにスケッチブックを片手にお目当ての動物のところへ。動物たちをじっくりと見る子どもたちの眼差しが、とても素敵でした。

 

1年生にとっては、小学校生活初めての遠足。

2年生にとっても久々の遠足で、思い出に残る一日になりました。(10月20日)

実りの秋

6月26日の「桐朋だより」で紹介した、5年生の田んぼ。

7月は雨の日が続き、稲の生長にも影響が出るのではないかと心配しましたが、10月6日に無事に稲刈りの日を迎えることができました。

夏休み期間中も含めて、稲の生長を見守ってきた5年生。収穫の日は、記憶に残る一日となったことでしょう。

 

生活科の授業で、脱穀やもみすり等、手作業での活動がこの後も続いていきます。

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