火と土器がふれあう瞬間に何がおきるか
朝からたっぷりの日差しがふりそそぐ中、5年生の「野焼き」が行われました。
この日に向けて、5年生は2学期のはじめから、準備を進めてきました。
土器のデザインを考え、粘土をつくり、自分が思い描いた土器を形にしていきます。
そして、形になった土器をしばらく乾燥させ、いよいよ最後の仕上げとなる野焼きの日を迎えるのです。
野焼きをする上で欠かすことができないのは、「火」です。この火をどのように用意するかというと、ひもぎり法という方法で、5年生自身が火をおこします。事前に、生活科の授業で方法を学んだ後は、あとはひたすら練習にはげみます。
練習の成果もあり、今年も火起こしに成功しました。その後はクラスごとの火床で、自分たちの土器を少しずつ火に近づけていきます。
「火と土器がふれあう瞬間に何がおきるか。」
野焼き当日の朝、片岡校長先生から5年生に向けて語られた言葉です。
土器を温めながら、火の中心に近づけていき、最後は高温で一気に焼き上げます。
5年生一人ひとりが火や土器を見つめ、じっくりと過ごす一日となりました。(11/17)