桐朋学園小学校

桐朋だより

日常の1コマ

昨日、運動会のリハーサルを行いました。

中高グラウンドで、走るときの距離を実感したり、演技の際の自分の立ち位置を確認したりする一日となりました。運動会を目前に控え、競技や演技への意気込みも日に日に高まっていることでしょう。

 

写真は、今日の授業の一コマです。運動会の練習をしている学年もあれば、他教科の学習に集中して取り組む様子も見られました。暑さの厳しい日々が過ぎ、何をするにも気持ちの良い日々になってきました。明日からは、10月。今年も残すところあと3ヶ月です。この場でまた、子どもたちの日常の1コマをご紹介したいと思います。

運動会に向けて③

「大なわ2020」

今年、桐朋学園小学校運動会初の種目として行われます。

各学年1・2組の合同チームで、跳べる回数を競います。

低学年は「なみ」跳び、中学年は「8の字」跳び、高学年は「ひょうたん」跳びに挑戦します。

 

今日の午後、体育館をのぞいてみると、6年生がちょうど大縄の練習をしている最中でした。ひょうたん跳びは、なわの両側から一度に2人が跳びます。二人の息を合わせるのはもちろん、回し手にも技術が必要とされます。

練習をすればするほど、楽しくなっていく部分もあることでしょう。10月4日の運動会に向けて、練習も残すところあと1週間です。

運動会に向けて②

4連休明け初日は、全校練習から始まりました。

本来ならばグラウンドに全学年が集まり、応援や体操の練習をする予定でしたが、

残念ながら今日は雨の一日。

三密を避けるために、テレビ放送で、応援団の人たちだけがカメラの前に集まる形で、練習を行いました。

エール交換の意味や応援をすることの大切さを共有する、貴重な時間になったと思います。

今週3日間はすっきりしない天気が続きますが、子どもたちも私たち教員も工夫をしながら、

運動会に向けての準備を進めていきます。

運動会の練習が始まっています

プログラムは、昨年と同様というわけにはいきませんが、それでも運動会に向けて、できることを一歩ずつ進めています。

3年生と4年生の合同演技となる「花笠おどり」。昨年の積み重ねがある4年生から3年生へ、踊り方を伝える授業がありました。2年目となる4年生は、伝えられることは全て伝えようと全力投球をしていました。3年生は初めての花笠おどりに張り切る気持ちに加え、4年生からの思いも重なって、熱心に練習に取り組む様子が見られました。

来週は、いよいよ運動会のリハーサルです。

「夢を語る先輩」

はやぶさ2で、星のかけらを採集するにはどうすればよいのか。

600人のチームで挑戦するプロジェクト。そのマネージャーである津田雄一さんが、

オンラインで、本校の4、5、6年生にお話をしてくださいました。津田さんは、桐朋高校の卒業生でもいらっしゃいます。

 

津田さんのお話の中で、プロジェクトを進めていくためには、「挑戦の心・あきらめない心を奨励する空気」が大切だという言葉が印象に残りました。

最後に、子どもたちからの質問にも丁寧に答えてくださり、宇宙への興味がより深まるきっかけになったと思います。

 

今年の12月、そのはやぶさ2で採集した小惑星「リュウグウ」のかけらが地球にやってきます。津田さんのお話を聞いたことで、その日を今まで以上に待ち遠しく感じている人もいることでしょう。どんな発見があるか、今後の研究からも目が離せません。

 

津田雄一さん、ありがとうございました。

命のあたたかさ

本館玄関前にある飼育小屋。
1年生も、グラウンドに行くときには、その飼育小屋の前を必ず通ります。
動物たちのことが気になっていた1年生も、いたことでしょう。

先週の木曜日、飼育動物の世話を担当している4年生が、1年生とペアになり、動物たちとふれ合う時間をとりました。1年生にとって、チャボを初めて抱く瞬間は、緊張する場面でもあります。隣に付き添う4年生は、最初からチャボを抱かせるのではなく、まずは自分が抱いてみて、ふれてみるように声をかけるところから始めます。1年生のペースに合わせて少しずつチャボとの距離を縮めていき、安心して抱けるように見守ります。最初は戸惑いを見せる1年生も、命のあたたかさを肌で感じて安心するのか、チャボを抱いてしばらくすると笑顔が見え始めます。動物たちとふれ合う中で、4年生と1年生の距離も縮まっていくひとときでした。

パートナーと一緒だからこそ

2学期が始まって、2週目。

ある教室の様子はというと、1年生と5年生が隣どうしで学習をしていました。

 

頼れる存在が隣にいることで、安心して学べる1年生。

先輩として、張り切って学ぶ5年生。

どちらの学年の子どもたちも、学ぶその姿勢は真剣そのものです。

 

学校という場だからこそできることが、まさにここにあります。

58期卒業制作「思い出の道」

桐朋学園小学校では、毎年6年生が「卒業制作」を作っています。卒業制作は学校のさまざまな場所に飾られ、私たちの生活の中に彩りを与えてくれています。

 

昨年度の6年生(58期)も、2020年1月の3学期から、卒業制作に取り組んでいました。新型コロナウイルスの影響により学校が休校となり、作品の完成まであと少しのところで、卒業となってしまいました。ですが、この夏、58期の卒業生たちが学校に集まり、作品の続きに取り組み、無事に完成を迎えることができました。

 

作品のタイトルは「思い出の道」です。今年国立に戻ってきた「赤い屋根の駅舎」と、「大学通りの夜景」をテーマにした作品です。

6年生の卒業制作委員会を中心に、2019年の1学期から、話し合いを重ねて進めてきました。まず初めに、6年生全員に場所についてのアンケートを行い、作品を飾る場所が「5・6年生教室へ向かう階段の壁」に決まりました。

そして、2学期に入り、どのようなテーマや素材で作品を作っていくのか、委員会で話し合いを深めていきました。その後6年生全員に「どのように作品を作っていくのか」アンケートを行った結果、58期の卒業制作は「半立体で、ドット絵の様になっているもの」が良いのではないかと、意見がまとまっていきました。「半立体」で「ドット絵」になっているもの作るために、卒業制作委員で試作を重ね、「つまようじ」を使った作品にすることが決まりました。そして、作品のテーマについても、国立に戻ってきた「赤い屋根の国立駅」、そして「大学通りのある風景」にしてはどうかと、委員会での話し合いをもとに、まとまっていきました。

3学期に入り、各クラスチームごとに分かれて、卒業制作に取り組みました。完成図をもとに、たくさんの色のついたつまようじを作ることから始まりました。多いときには、一チームで2000本近いつまようじに色をつけることもありました。その色のついたつまようじを、1本1本丁寧にさしながら、絵を作っていきました。

 

この作品では、7万本~10万本近いつまようじが使われています。「思い出の道」の前を通るたびに、一つ一つ粘り強く、作品をていねいに作る58期の姿を思い出すことになるでしょう。

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