「みなさんは、がんという病気について、どんなイメージを持っていますか」
今日の6年生の生活の授業には特別な講師の方が来てくれました。
松井基浩先生という方です。
松井先生は学校の近くの病院に勤める小児医です。
今日は子どもたちにがんについて教えにきてくれました。
がんのイメージ。
子どもたちの口から出てくるのは、やはりとても重くつらいイメージでした。
子どもたちだけでありません。授業を見ていた私もまた、同じイメージを抱いていました。
松井先生はそんな子どもたちにがんという病気の説明をしていきます。
そしてがんの治療方法の説明もありました。
今では多くの薬、たとえばここ5年だけでも100種類もの薬が開発されているのです。
「がんは治る病気になってきています」
そう先生は言いました。そして
「だからこそ、がんといっしょに生活している人たちが増えています」
そう教えてくれました。
授業の後半は松井先生自身の経験を話されました。
実は先生は高校1年生のときにがんにり患されたのです。
「なんで自分だけが」
そんなふうに自分にふりかかった状況をうらんだこと。
そこからともに闘病する、特に自分より幼い子どもたちの姿に勇気をもらったこと。
闘病を通じて医師を志すようになったこと。
前向きな話だけではありません。
治療のかいあって、退院したものの、長く学校から離れていたことで、うまく友だちの輪になじむことができなくなっていたこと。
松井先生は誠実に切実に語ってくれました。
それがどれだけ心にせまってきたことでしょうか。
がんという病気のことだけでなく、がんにかかった人とともに暮らすことや、その心を考える大切な機会になりました。
松井先生、ありがとうございました。
