桐朋だより

大寒のなかの春

昨日は二十四節気(にじゅうしせっき)という昔からの季節のあらわし方で「大寒(だいかん)」と呼ばれる日でした。

文字を見るだけで身がここえそうですが、その名の通り、1年で最も寒い時期と言われています。

昨日はその通りに、朝から北風がふく寒い日となりました。

 

寒さにたえながら、正門のところでみんなに朝のあいさつをしていました。

すると、正門まであと少しのところで立ち止まって何かを話している3人組を見つけました。

「おおい、何してるの?」

頭をつき合わせて、壁のほうを向いて何かを相談しているようにも見えます。

次の瞬間、3人の顔が一斉に上に向きました。

その視線の先にはひらひらととぶちょうちょの姿がありました。

冬になんとめずらしい。

とんでいくちょうちょを見送って、3人は笑顔で正門に向かってきました。

 

みんなの登校の様子を見守り、教員室に戻るために正門の階段を上ると、右手にあるしだれ梅が花を咲かせ始めている様子が目に入りました。

きびしい寒さのなかでけなげに小さくあわい桃色の花をつけていました。

その美しさにしばし目を奪われました。

 

「大寒」の寒さのなかでも、次の季節の芽吹きを見つけることができ、心がほんのりしました。