10月末のある日の昼下がり、学校をのんびりと歩いてみました。
1年生はすっかり慣れた手つきでおそうじをすすめていました。
その隣の2年生の教室では「兄」という漢字の言葉集めに、そのまた隣ではアルファベットを書くことに挑戦をしていました。
3年生はお出かけの準備。これから谷保のほうへはけ散歩です。国立にはいろいろな風景があるんだよ。
4年生は素敵な色に染まった羊の毛を巻いて、体育館ではブリッジのその下をボールが行き来していました。
体育館から上がった音楽室では5年生が宇宙戦艦でイスカンダルへ旅立ち、もう一方のクラスでは漢字の振り返りに寡黙に取り組んでいました。
6年生はどちらのクラスも教室での学習。
歴史の歌舞伎の話から「私は桐朋の横浜流星です」というハンサムな先生の発言が飛び出し、隣のクラスでは辻村深月さんがドラえもんの映画の脚本を書いていたことに驚きの声がもれました。
特別でないいつもの1日の、そのひとときひとときがちょっぴり特別なのです。










