桐朋だより

しびれる格好良さ 運動会① 演技種目

19日(日)に第67回運動会が開かれました。

天気があやぶまれましたが「強火のトマト」と「ホワイトドライ」が雨雲が広がることをふせいでくれたのか、無事に全演技、競技を行うことができました。

(途中で雨に降られたのは、きっとマスコットがみんなの応援に夢中だったからでしょう)

 

トマト VS ドラゴン 運動会マスコット

 

今年も1・2年生、3・4年生、5・6年生の2学年ずつで民舞を踊りました。

 

演技のトップバッターは3・4年生の花笠おどり。

「ヤッショーマカショ!」

の声も高らかに、グラウンドいっぱいに花を舞わせました。

片足を伸ばし、片膝を曲げて背中に花笠を回すところが、腰がぐっと落ちていて、それでいて背筋は伸びていて、とっても凛々しかったです。

 

次は1・2年生の八木節おどり。

リボンのついたバチをカカカッと鳴らして、小さな体が大きく見えるほど1・2年生は躍動しました。

その元気が観客席にいた上級生にも広がったようです。

思わず体を動かす上級生が目立ちました。

みんな笑顔でしたね。

 

そして演技の最後は5・6年生のTOHOソーラン。

このTOHOソーランは、重厚な正調ソーランと軽快なよさこいソーランの2種類を踊ります。

圧巻だったのはよさこいソーランの前奏部分。

足を大きく開き、両手を合わせるように高く上げ、そのさらに上を見るような子どもたちのその姿。

直前まで踊っていた正調ソーランの熱気をまとったその体から、伝統の桐朋印のはっぴを抜け、やる気の湯気が立ち上がっているように見えました。

その姿の神々しいこと。

言葉を失い、思わず息を吞みました。

最後の三角形の隊形での決めポーズ、しびれる格好良さでした。

 

運動会に向け、それぞれ2学年ごとに教え合うことから始まった演技種目。

 

誰かを思う気持ち 1・2年生 八木節伝授

重なる笑顔 3・4年生 花笠おどり伝授

憧れて 憧れられて 5・6年生 ソーラン伝授

 

「もう踊れないことがさびしい。」

上の学年の子たちからはそんな声も聞こえてきました。

努力して積み上げたからこそ、出てくるそんなつぶやきだね。