「社会課題を知る・向かい合う」というテーマで学習に取り組んでいる6年生。
前回の授業に引き続き、実際に社会課題に向かい合っている方のお話をうかがいました。
(前回の授業 https://tohogakuen-e.ed.jp/2025/09/24/post-34344/)
今回は株式会社ピハナコンサルティングのCEOである岡本幸樹さんに来てもらいました。
岡本さんは日本各地の伝統工芸品の魅力をひとつずつ捉えなおし、その正しい価値を日本だけでなく世界に向けて伝える仕事をされています。
「伝統工芸品は日本の自然と職人の技の掛け算によって生み出されるんだよ」
岡本さんはやわらかな笑顔を浮かべながら子どもたちに話しかけます。
いくつもの事業を手掛けているなかで、この日は陶磁器にまつわる事業について特に説明してくださいました。
1000年以上の古い歴史を持つ日本六古窯をはじめ、岡本さんは日本全国の窯元を実際に回りました。
そして、それぞれの窯元へあえて同じサイズの器を作るよう依頼します。
同じ形だからこそ違いが浮かび上がってくるという発想に子どもたちから驚きのためいきがもれました。
実際にその器が並べられ、さらには手にとったとき、ためいきは歓声にかわりました。
「きれい」そんな声が聞こえてきました。
子どもたちの感想には、話を通して学んだことが書かれていましたが、岡本さんの行動や姿勢に惹きつけられた子も多くいたことをうれしく思います。
人と出会い学ぶことをこれからも大切にしていきたいと思います。
岡本さん、ありがとうございました。




