一人ひとりが羊の毛と向き合って
本館1階の廊下に、独特のにおいが立ちこめます。
何の匂いだろうと思っていると、実験・実習室からにぎやかな声も聞こえてきました。
4年生が、羊の毛を洗っている真っ最中でした。
4年生の生活科では、毎年「羊の毛から」という学習を行っています。本来であれば宿泊行事で羊の毛刈りをし、それを持ち帰ったところから始まる活動ですが、残念ながら今年度は宿泊行事に行くことができませんでした。そこで、毎年お世話になっている牧場に連絡をし、2頭の羊の毛を送っていただきました。
刈った毛そのままですから、汚れもついていれば、においもします。まずは、その毛を洗うところからです。羊の毛を洗った水の色はというと・・・。子どもたちの反応がとても大きかったことがその答えです。
見違える色になった羊の毛を乾燥させ、その後は繊維をそろえるカーディングという作業を行います。そして、糸を紡いでいく作業へと移っていきます。
自分たちが洗った羊の毛がどのようになっていくのか。一つ一つの作業を丁寧に行いながら、学んでいます。