常念岳に見守られ、ぴりりとする涼しさのなか、体操から3日目が始まりました。
今日はまず、安曇野ちひろ美術館に向かいます。
その名の通り、いわさきちひろさんの絵がたくさん飾られています。
みんなも小さなころに、きっと読み聞かせてもらったんじゃないかな。
どこかで見た絵だな、小さい頃の記憶がよみがえったかもしれません。
展示された絵に添えられた文章は読んだでしょうか。
ちひろさんの半生、作品に込められた思いは、今だからこそみんなに感じてほしいのです。
そしてちひろさんといえば「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵でも有名です。
ちひろ美術館のお庭は、トットちゃん広場と名付けられ、トットちゃんが学んだトモエ学園、その電車の校舎が再現されているのです。
安曇野の風景のなかに溶け込むあずき色の電車を見ながら、小林宗作先生に少しでも近づきたいと、改めて思いまいした。
午後はアルプスあづみの公園に出かけます。
大きな原っぱで、学年みんなでドッヂビー。どちらもファインプレーが飛び出して、盛り上がります。
それからドロケイ。
澄み渡る青空のした、大きな歓声をあげて駆け回りました。
そのあとは自由行動。
「それでは自由行動の時間とします」
そう先生が言ったとたん、一目散にどこかへ向かっていく一団が。
目的地は公園の売店。そこで売っているソフトクリームでした。
秋の信州とは思えないほど暑い1日でした。
みんなで食べるソフトクリームは、きっと特別な味だったことでしょう。
お宿では土地のものをたくさん使ったごちそうが並びました。
火で温められた蓋をとると、きのこと栗の釜めしがあらわれました。
秋の風味を口いっぱいにほおばりました。
修学旅行最後の夜は宿泊委員が考えたお楽しみ会。
伝言ゲームにじゃんけん。
特別ではない遊びが、みんなでいっしょにいると特別になることが不思議です。
笑顔があふれるって、こういうことなんですね。
最終日、疲れていたのでしょう。
起床時間になっても起きてこないみんなを起しにいくと、まだあどけない寝顔が並んでいました。
学校だとお姉さんであり、お兄さんの6年生。
いつもがんばってくれているんだね。
松本城と旧開智学校、ふたつの国宝を見学し、修学旅行は終わりました。
最後の夜、お風呂で隣になったある子が、こんな言葉をもらしていました。
「まだみんなといっしょにいたいよ」


























