桐朋だより

みんなといっしょに 6年生 修学旅行②

常念岳に見守られ、ぴりりとする涼しさのなか、体操から3日目が始まりました。

今日はまず、安曇野ちひろ美術館に向かいます。

その名の通り、いわさきちひろさんの絵がたくさん飾られています。

みんなも小さなころに、きっと読み聞かせてもらったんじゃないかな。

どこかで見た絵だな、小さい頃の記憶がよみがえったかもしれません。

展示された絵に添えられた文章は読んだでしょうか。

ちひろさんの半生、作品に込められた思いは、今だからこそみんなに感じてほしいのです。

 

そしてちひろさんといえば「窓ぎわのトットちゃん」の挿絵でも有名です。

ちひろ美術館のお庭は、トットちゃん広場と名付けられ、トットちゃんが学んだトモエ学園、その電車の校舎が再現されているのです。

安曇野の風景のなかに溶け込むあずき色の電車を見ながら、小林宗作先生に少しでも近づきたいと、改めて思いまいした。

 

午後はアルプスあづみの公園に出かけます。

大きな原っぱで、学年みんなでドッヂビー。どちらもファインプレーが飛び出して、盛り上がります。

それからドロケイ。

澄み渡る青空のした、大きな歓声をあげて駆け回りました。

そのあとは自由行動。

「それでは自由行動の時間とします」

そう先生が言ったとたん、一目散にどこかへ向かっていく一団が。

目的地は公園の売店。そこで売っているソフトクリームでした。

秋の信州とは思えないほど暑い1日でした。

みんなで食べるソフトクリームは、きっと特別な味だったことでしょう。

 

お宿では土地のものをたくさん使ったごちそうが並びました。

火で温められた蓋をとると、きのこと栗の釜めしがあらわれました。

秋の風味を口いっぱいにほおばりました。

 

修学旅行最後の夜は宿泊委員が考えたお楽しみ会。

伝言ゲームにじゃんけん。

特別ではない遊びが、みんなでいっしょにいると特別になることが不思議です。

笑顔があふれるって、こういうことなんですね。

 

最終日、疲れていたのでしょう。

起床時間になっても起きてこないみんなを起しにいくと、まだあどけない寝顔が並んでいました。

学校だとお姉さんであり、お兄さんの6年生。

いつもがんばってくれているんだね。

松本城と旧開智学校、ふたつの国宝を見学し、修学旅行は終わりました。

 

最後の夜、お風呂で隣になったある子が、こんな言葉をもらしていました。

「まだみんなといっしょにいたいよ」

 

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