「うおおおおおおお」
実習室から勇ましい声が聞こえてきます。
「洗濯機には負けないぞ」
ええ?どういうことでしょうか。洗濯機が戦う対象だなんて。
この日の3年生は生活の授業で洗濯をしていました。
右足と左足、それぞれ白いくつしたを、手洗いと洗濯機で洗って、その結果を比べようとしていたのです。
実習室の深い流しで、片手に洗濯板、片手に靴下を持って、顔を真っ赤にしてくつしたを手洗いをする3年生の姿がありました。
片方のくつしたのために、子どもたちは10分をこえる時間と、十分すぎる情熱をかたむけました。
その結果…
「うわあ、白い!洗濯機よりずっと白い!」
見事なまでにかがやく白いくつしたが生まれました。
でも…
「なんだかのびちゃった気がする」
「そうだよね、あれだけ力を入れたらね」
「それにくつした1つでこんなに時間をかけちゃね」
手洗いのよさと洗濯機のよさ、それぞれを見つけることができたようです。
シルバーウィークにはうわばき洗いの宿題も出るようです。
この文章をみんなが目にするころには、きっと足元にぴっかぴかのうわばきがはかれていることでしょう。







