桐朋だより

研究のバトン 6年生 卒業生の話

この日の生活の時間に、卒業生の岡良輔さんが来てくれました。

岡さんは物理学の研究者です。

今日は6年生に研究者という仕事のこと、研究の内容について教えてくれました。

 

岡さんは、物理学とは知的好奇心を基として、自然を作り変え、社会を豊かにする学問だと考えているそうです。

そして、物理学の中でも、物性物理学を専門にしているそうです。そこでは元素を組み合わせて新しい特徴を持った物質を生み出すことに日夜取り組んでいるそうです。

それは岡さんにとって、まるで自然の中で「謎解き」や「宝探し」をしているようなものだと教えてくれました。

 

岡さんの研究は室温で「超伝導」の特徴を持つ金属を作り出すことです。

1911年に超低温で水銀が超伝導の特徴を帯びることが発見されたことから始まり、今の岡さんの研究であるニッケルと基板を組み合わせゆがみを与えるという長い研究の道のりが説明されました。

それはまるで壮大な研究のバトンリレーのように感じました。

 

研究とは「自分で正解を作り出すこと」、そして「未来の社会を作ること」、岡さんは力強く話されました。

ぐっとひきこまれていた人が何人もいましたね。

ひょっとしたら6年生のなかに、いつか研究のバトンを受け取る人がいるのかもしれない。そんなふうに思いました。

 

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