「○という漢字には『たからもの』という意味があるんです。
○は私たちにとってたからものなので、この漢字がぴったりだと思いました」
2年生の教室でやさしそうな表情でお父さんが話しています。
その前に座った○くんは、首からメダルをかけて、話を聞きながらくすぐったそうな顔をしています。
自分をいとおしく思う気持ちにふれるとうれしくて、みんなの前だと少しはずかしくて、でもやっぱりうれしいから、くすぐったくなっちゃうんだよね。
この日、2年生の教室では「おたんじょう会」が開かれていました。
その月に誕生日をむかえる子を、みんなでお祝いするのです。
おたんじょう会にはおうちの人も招きます。
おうちの人から、生まれたときのことや、今までどんなふうに育ってきたか、そのような話を聞きます。
そうして、誰もが誰かにとって、心から大切なひとりなんだということを、心にしみこませていくのです。
司会は2年生が務めます。
それに後半のお楽しみ会だってみんなでやることを考えます。
相手がいまここにいてくれることの喜びをこめて、「おめでとう!」気持ちを言葉にのせて送ります。
これから1年間にわたっておたんじょう会は続いていきます。







