桐朋だより

最後の宿泊行事 6年生 修学旅行 後半

3日目の朝はきりりと晴れた朝になりました。

体操のために外に出ると

「寒い!」の声。

そう。このすずしさを感じてほしかった。

それでもホテルを出るころになると太陽の光が降り注ぎ、あたたかになりました。

 

まずはいわさきちひろさんの作品が飾られた「ちひろ美術館」へ。

ちひろさんの生涯をたどりながら、そのやわらかであたたかな作品を味わいました。

そして子どもたちをひきつけたのは、美術館の広いお庭にある「トットちゃん広場」。

ここにはちひろさんが表紙を描いた「窓際のトットちゃん」で書かれたトモエ学園の、あの電車の校舎が再現されているのです。

ここに来るまでに子どもたちはトットちゃんの映画を見てきました。それだけにトモエ学園に触れられたことにうれしさを感じた子が大勢いたようです。

 

午後はアルプスあづみの公園へ。

山々に囲まれた気持ちの良い公園でみんなで遊びます。

先生鬼ごっこでは、白チームは見事先生チームの勝ちでした。えっへん。

ふわふわドームでは山よりも高くとぶ子どもたち。

 

最後の夜はお楽しみ会。

じゃんけんで汗をかいたのは初めてかもしれません。

大盛り上がりのじゃんけん大会でした。

 

修学旅行最終日は松本城を見学し、スケッチもしました。

その壁面の黒い姿からカラス城という異名もある松本城。

そのおほりに白鳥が一羽。

なんとも美しいながめでした。

近くにある近代学校の祖である旧開智小学校も見学しました。

 

3泊4日、たっぷり楽しみ、帰りのバスは疲れからか、とてもしっとりとしていました。

ひょっとしたら最後の宿泊行事が終わっていくさびしさもあったのかもしれません。

君たちと最後の宿泊行事をともにできて、私はとても感慨深く、うれしかったです。