桐朋だより

便利さと幸せと 5・6年生 ネットリテラシー教室

5・6年生はKDDIの方からSNSやインターネットとの付き合い方の講習を受けました。

講習では文字だけに限定されるコミュニケーションであるSNSの難しさが具体的な例として挙げられました。

「ともだちじゃない」

この文章からあなたはどんなことを思い浮かべるでしょう。

「あなたは私の大切なともだちだよ」

そう思って打ち込んだ言葉が

「あなたなんて私の友だちではない」

そんなふうにまったく逆の意味で伝わってしまうことがあるのが、文字でのコミュニケーションです。

そこには対面では感じられるはずの表情や雰囲気がまったく抜け落ちてしまうのです。

また、ネット依存についても例が挙げられました。

少し大げさにも思える例示に悲鳴があがりましたが、でもなかには決して他人事だと思えなかった人もいたはずです。

 

SNSやネット、それらは便利で、もう私たちの生活から無くすことはできないのでしょう。

でも、便利さが必ずしも人を幸せにするとは限りません。

便利に思えるものが、私たちを、ともに幸せに暮らす日々から遠ざけてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

新しい便利なものとの付き合い方を私たちは考えていく必要があります。

「私たち」にはみんなはもちろん、大人である「私」もふくまれるのだと自覚したいと思います。

今日は希望される保護者の方にも、子どもたちと同様の講習を受けていただきました。

ともに便利さと幸せがまじりあった社会を作っていきましょう。