あれから80回目の8月6日8時15分がやってきました。
広島に原爆が落とされた日時です。
6月のある日、6年生は戦争体験を伝承した語り部の活動をしている教員の語りを聞きました。
当時15歳の平田忠道さんという、たしかにあの日の広島にいたひとりの人の気持ちをじっくりと考えました。
想像では追いつけない悲惨さに、それでもなんとか想像してみること。
自分ではない誰かの気持ちや置かれた状況を想像すること。
平和を想像すること。
それが平和を作ることにつながるのだという信念を持って、私も語りました。
80回目の8月6日をむかえても、世界に平和はおとずれていません。
ひとりの大人として、この世界を子どもたちに見せていることがくやしく、情けなく、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私も私にできることを、やり続けていきたいと思います。